錦繍

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評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全318件 141〜160 8/16ページ
No.178
(5pt)

数年ごとに読みたくなる本。

大学時代の友人に宮本輝ファンがいて、その人が一押ししていた作品を読んだら、好きになった作品です。
何年かごとに読みたくなるので、
以前は文庫本を持っていましたが、
電子書籍にしてみました。

自分の年齢も重なっていくにつれ、
印象に残る部分が変わっていったりします。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.177
(5pt)

人の心の奥深さ

2019年9月2日
おそらく3回目か4回目ですが、やっぱり良い本だと思いました。
もしかしたら読めば読むほど良い本なのかもしれません。
又は歳をとると、でしょうか。

2015年9月14日
錦繍 という文字が良く似合う物語です。
人間は時々、本心とは違ったことを言ったり、行動をしてしまったりします。
それが大切な人の前であればあるほど。
手紙というものは、時間をかけられるので、その影響が少なくなります。
手紙って良いですね。
読書の秋にぴったりの本ではないでしょうか。
宮本輝さん、すごいなって思います。
モーツァルトのレコードしかかけない喫茶店にも惹かれます。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.176
(5pt)

人の心の奥深さ

2019年9月2日
おそらく3回目か4回目ですが、やっぱり良い本だと思いました。
もしかしたら読めば読むほど良い本なのかもしれません。
又は歳をとると、でしょうか。

2015年9月14日
錦繍 という文字が良く似合う物語です。
人間は時々、本心とは違ったことを言ったり、行動をしてしまったりします。
それが大切な人の前であればあるほど。
手紙というものは、時間をかけられるので、その影響が少なくなります。
手紙って良いですね。
読書の秋にぴったりの本ではないでしょうか。
宮本輝さん、すごいなって思います。
モーツァルトのレコードしかかけない喫茶店にも惹かれます。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.175
(4pt)

束の間の休息日

宮本先生の文章は、手紙という形式を使いながらも亜紀と靖明の心の不満足感と安定を求めたい気持ちを良く描けていると思います。ストーリーも、蔵王で再会する、というところはやや強引ですが、悲惨な事件を挟んで興味深い展開をし、少しひねりもあるので最後まで読ませてくれます。

ただ、私はこの2人のキャラクターにはどうしても共感を覚えられませんでした。靖明は、由加子さんがなぜあのような事件を起こさないといけなかったのか、手紙を読む限り全く分かっていませんし反省もできていません。この人は自分が何のために生きているのか、何がしたいのか自分というものを全く持っていないように見受けられます。必死で頑張る令子さんがありながら、こんな長い手紙を未練たらたら亜紀に書いている。一体なにを考えているんでしょうか。これでは令子さんとの関係も短時間のうちに、きっとうまくいかなくなるでしょう。

もっとひどいのが、亜紀です。この人はお父様の影響から全く出ることができない、子供のまま。結婚して家族を作ったのに、その責任感とか持てないでいます。靖明や勝沼さんに浮気される理由が自分にあることが全く理解できていませんね。お子様が可哀想です。そのうち、100%信じて頼っているお父様が高齢になった時、どうなるんでしょうか。会社は他の人の手に渡り、障害を持つお子様を亜紀一人で育てられるとは到底思えません。私には、このように二人の破局の直前の小春日和を描いた作品、と読めました。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.174
(4pt)

束の間の休息日

宮本先生の文章は、手紙という形式を使いながらも亜紀と靖明の心の不満足感と安定を求めたい気持ちを良く描けていると思います。ストーリーも、蔵王で再会する、というところはやや強引ですが、悲惨な事件を挟んで興味深い展開をし、少しひねりもあるので最後まで読ませてくれます。

ただ、私はこの2人のキャラクターにはどうしても共感を覚えられませんでした。靖明は、由加子さんがなぜあのような事件を起こさないといけなかったのか、手紙を読む限り全く分かっていませんし反省もできていません。この人は自分が何のために生きているのか、何がしたいのか自分というものを全く持っていないように見受けられます。必死で頑張る令子さんがありながら、こんな長い手紙を未練たらたら亜紀に書いている。一体なにを考えているんでしょうか。これでは令子さんとの関係も短時間のうちに、きっとうまくいかなくなるでしょう。

もっとひどいのが、亜紀です。この人はお父様の影響から全く出ることができない、子供のまま。結婚して家族を作ったのに、その責任感とか持てないでいます。靖明や勝沼さんに浮気される理由が自分にあることが全く理解できていませんね。お子様が可哀想です。そのうち、100%信じて頼っているお父様が高齢になった時、どうなるんでしょうか。会社は他の人の手に渡り、障害を持つお子様を亜紀一人で育てられるとは到底思えません。私には、このように二人の破局の直前の小春日和を描いた作品、と読めました。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.173
(5pt)

壮大な宇宙観

この本で描かれる壮大な宇宙観は、生きる勇気を与えてくれる。前脚の折れた競走馬、ガンは自分自身なんや、女の声は大事や、生きていること、死んでいることは同じ。ええ男やった有馬、懐かしい字で手紙をよこす有馬。名言が詰まっている。お父さんであり会社のオーナー社長でもある父親の厳しさと優しさ。憎めない関西弁。二人の出会いは、阪神間にある大学の陽光降り注ぐ明るい大学のキャンパス。学生だった無邪気な2人は初夏の眩しい日差しの中、芝生の上で談笑する。神戸出身の宮本先生は、2人の出会いの場面は、関西学院をイメージして創作したのではないかと私は勝手に思っている。明るい大学生活と、その後の様々な困難。今の自分と重ねてみる。芦屋の高級、東大阪の雑多感、裏日本と呼ばれる寂しい舞鶴。今も昔も変わらない。街の息吹をそのまま切り取っている。数年前に鹿賀丈史、余貴美子で舞台化されたこの作品。見たいと思いながら見れずじまいだった。また機会があれば見てみたい。数ページごと、読む人に人生への示唆を与えてくれる素晴らしい作品。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.172
(5pt)

壮大な宇宙観

この本で描かれる壮大な宇宙観は、生きる勇気を与えてくれる。前脚の折れた競走馬、ガンは自分自身なんや、女の声は大事や、生きていること、死んでいることは同じ。ええ男やった有馬、懐かしい字で手紙をよこす有馬。名言が詰まっている。お父さんであり会社のオーナー社長でもある父親の厳しさと優しさ。憎めない関西弁。二人の出会いは、阪神間にある大学の陽光降り注ぐ明るい大学のキャンパス。学生だった無邪気な2人は初夏の眩しい日差しの中、芝生の上で談笑する。神戸出身の宮本先生は、2人の出会いの場面は、関西学院をイメージして創作したのではないかと私は勝手に思っている。明るい大学生活と、その後の様々な困難。今の自分と重ねてみる。芦屋の高級、東大阪の雑多感、裏日本と呼ばれる寂しい舞鶴。今も昔も変わらない。街の息吹をそのまま切り取っている。数年前に鹿賀丈史、余貴美子で舞台化されたこの作品。見たいと思いながら見れずじまいだった。また機会があれば見てみたい。数ページごと、読む人に人生への示唆を与えてくれる素晴らしい作品。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.171
(5pt)

往復書簡形式の面白い恋愛小説で最高の名作でした!

ネタバレになるのであまり書きませんが

十年ぶりにケイブルカーの中で偶然に再会した元の夫婦

それをきっかけに書簡形式で交流が再開される

二人の関係が関係だけに、なんと儚いことか

そのやり取りが書簡によって行われてゆく

だから当然二人の会話は無いのです

誰でも、あの時もし何だったら今はこうだったなんて事は今でも皆が思った事は有るでしょう

そんな処を上手く物語にしてしまうあたりに宮本氏の凄さが有ります

私は宮本輝氏の作品大好きですが

またまた楽しい本書を読ませて頂き有難う御座いました
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.170
(5pt)

往復書簡形式の面白い恋愛小説で最高の名作でした!

ネタバレになるのであまり書きませんが

十年ぶりにケイブルカーの中で偶然に再会した元の夫婦

それをきっかけに書簡形式で交流が再開される

二人の関係が関係だけに、なんと儚いことか

そのやり取りが書簡によって行われてゆく

だから当然二人の会話は無いのです

誰でも、あの時もし何だったら今はこうだったなんて事は今でも皆が思った事は有るでしょう

そんな処を上手く物語にしてしまうあたりに宮本氏の凄さが有ります

私は宮本輝氏の作品大好きですが

またまた楽しい本書を読ませて頂き有難う御座いました
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.169
(4pt)

手紙だからこそ

過去への執着を解き放ち、兎に角、自分の足で前を目指そうというメッセージを感じた。

過去の続きではなく今日の続きである未来に、腹をくくって立ち向かえるか。

そこが人生の分かれ道の気がする。

冒頭、主人公が息子と蔵王に旅行にいくいきさつが述べられる。

私はその場面に感化され、数日後、娘との二人旅に出かけた。

忘れられない本となった。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.168
(4pt)

手紙だからこそ

過去への執着を解き放ち、兎に角、自分の足で前を目指そうというメッセージを感じた。

過去の続きではなく今日の続きである未来に、腹をくくって立ち向かえるか。

そこが人生の分かれ道の気がする。

冒頭、主人公が息子と蔵王に旅行にいくいきさつが述べられる。

私はその場面に感化され、数日後、娘との二人旅に出かけた。

忘れられない本となった。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.167
(5pt)

錦繍を久しぶりに読みましたが、全く色あせない感動が。

錦繍を久しぶりに読みました。人生は辛く、そして悲しい。思わぬところから人生の転落は始まる。全てを失い打ちひしがれ、諦め、どん底に落ちてこそ、幸せや生きていることの喜びを鮮やかに感じることが出来る。全編を通して主人公たちの葛藤に心を合わせ、暗くなってしまう場面が多いが、次第にどんなに辛くとも前を向いて、雨風を耐え忍びながら進んでいこという希望が自分の中に芽生えてくる不思議な小説。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.166
(5pt)

錦繍を久しぶりに読みましたが、全く色あせない感動が。

錦繍を久しぶりに読みました。人生は辛く、そして悲しい。思わぬところから人生の転落は始まる。全てを失い打ちひしがれ、諦め、どん底に落ちてこそ、幸せや生きていることの喜びを鮮やかに感じることが出来る。全編を通して主人公たちの葛藤に心を合わせ、暗くなってしまう場面が多いが、次第にどんなに辛くとも前を向いて、雨風を耐え忍びながら進んでいこという希望が自分の中に芽生えてくる不思議な小説。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.165
(4pt)

不条理な世界の希望

離婚した元夫婦が偶然観光地で出会い、その後書簡を交換する関係になり、2人が会わなかった時間の様々な絶望や喪失を吐露しながら、やがて、自らを取り戻していく小説。

物語の全体を包むこの世の不条理。人は人と関わることで死に至ることもあれば、人と関わることで生を得ることもある。それには理屈などなく、単なる偶然でしかないと言わんばかりの世界観が背景となり、物語を浮かび上がらせる。

「生きていることと死んでいることは同じようなことかもしれない」と言う繰り返される台詞があるが、一方で、2人が蘇生していく結末はやはり、人と関わることによって希望を見いだしたいとういうことなのか。

全文が書簡でのみ構成されており、作家としては表現がかなり制限されたと思うが、見事に文学を形成している。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.164
(4pt)

不条理な世界の希望

離婚した元夫婦が偶然観光地で出会い、その後書簡を交換する関係になり、2人が会わなかった時間の様々な絶望や喪失を吐露しながら、やがて、自らを取り戻していく小説。

物語の全体を包むこの世の不条理。人は人と関わることで死に至ることもあれば、人と関わることで生を得ることもある。それには理屈などなく、単なる偶然でしかないと言わんばかりの世界観が背景となり、物語を浮かび上がらせる。

「生きていることと死んでいることは同じようなことかもしれない」と言う繰り返される台詞があるが、一方で、2人が蘇生していく結末はやはり、人と関わることによって希望を見いだしたいとういうことなのか。

全文が書簡でのみ構成されており、作家としては表現がかなり制限されたと思うが、見事に文学を形成している。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.163
(5pt)

昔に読んで改めて

ずっと昔に読んで、特によかった本です。そのうち誰かに貸したか手元になくなりましたので、改めて買いました。読後感がとても良いです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.162
(5pt)

昔に読んで改めて

ずっと昔に読んで、特によかった本です。そのうち誰かに貸したか手元になくなりましたので、改めて買いました。読後感がとても良いです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.161
(4pt)

「女はお化けですさかい」

著者は、兵庫県神戸市生まれ、追手門学院大学文学部卒の宮本輝。
(S60.5.25 - H1.7.15 13刷)

「前略 蔵王のダリア園から…」運命的な出会いから、手紙のやり取りをするようになった離婚した二人が、書簡を往復しながらそれぞれの過去を織りなす。

全てが手紙形式の文体をとる、言ってしまえばありきたりなものだが、その表現が繊細で、映像ではなく、文章だからこそ想起させる鮮やかな世界が広がる。

途中まで鬱蒼とした話が展開されるが、靖明が令子に出会ってからというもの、話に光明が差したようにユーモラスなキラキラしたものが微かに見え隠れする。

手紙はお互い約1年に亘って14通展開されるが、終わり方は何とも切ないままも、お互いが将来に向かって“生命”を感じる温かいものが感じられた。

───私が笑っていると、タクシーの運転手が、「何かええことおましたんか」と訊いてきました。「女に騙されたんや」。私は言いました。「見事に騙された」。すると運転手は、「女はお化けですさかい」と答えてバックミラー越しに私を見つめてにやっと笑いました。(p.178)
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.160
(4pt)

「女はお化けですさかい」

著者は、兵庫県神戸市生まれ、追手門学院大学文学部卒の宮本輝。
(S60.5.25 - H1.7.15 13刷)

「前略 蔵王のダリア園から…」運命的な出会いから、手紙のやり取りをするようになった離婚した二人が、書簡を往復しながらそれぞれの過去を織りなす。

全てが手紙形式の文体をとる、言ってしまえばありきたりなものだが、その表現が繊細で、映像ではなく、文章だからこそ想起させる鮮やかな世界が広がる。

途中まで鬱蒼とした話が展開されるが、靖明が令子に出会ってからというもの、話に光明が差したようにユーモラスなキラキラしたものが微かに見え隠れする。

手紙はお互い約1年に亘って14通展開されるが、終わり方は何とも切ないままも、お互いが将来に向かって“生命”を感じる温かいものが感じられた。

───私が笑っていると、タクシーの運転手が、「何かええことおましたんか」と訊いてきました。「女に騙されたんや」。私は言いました。「見事に騙された」。すると運転手は、「女はお化けですさかい」と答えてバックミラー越しに私を見つめてにやっと笑いました。(p.178)
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.159
(5pt)

手紙

普段乱れているであろう日本語を使っている私には、綺麗な言葉で書き綴られている
文章(この本でいうならば手紙)に入り込みました。
静かなやり取りの中にもお互いに自分の過去を整理できていない混乱、そして人生の
折り返しの歳に差し掛かり若い時には考えてもいなかった現状を生きて行く決意。
同じような年代の私は夜中にポロリと涙が出てしまいました。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X