錦繍

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評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全318件 21〜40 2/16ページ
No.298
(5pt)

愛の抑制的なひとつの在り方を表現した傑作

なんというか、切ない読後感である。人生なんて思うようにいかないことばかりだし、愛と幸福が必ずしも両立するとは限らないよな。。そんなことを感じた作品。

かつて、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが 『人間の土地』 の中で「愛とは、お互いに見つめあうことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」と書いていたのを思い出す。離婚した元夫婦が交わす書簡には人生の哀しみが溢れているが、同時に深い愛も感じられる。離婚して10年が経ち、それぞれに全く別の人生を歩んでいたとしても、見つめる先にあるものがお互いの幸福であるならば、そこには深い愛が存在するはずである。その愛の表象として、本作ではモーツァルトの交響曲第39番が鳴り響く。

『錦繍』は、愛の抑制的なひとつの在り方を表現した素晴らしい傑作だと思う。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.297
(4pt)

感動

全て手紙で綴られた小説、男女のその時の思い、愛情を書簡で表現して、中々素晴らしい。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.296
(4pt)

感動

全て手紙で綴られた小説、男女のその時の思い、愛情を書簡で表現して、中々素晴らしい。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.295
(5pt)

なつかしい一冊

新聞の今週の本棚というページになつかしい+一冊を俳優の南沢奈央さんが選んでいました。紅葉に染まる蔵王での元夫婦の十年越しの再会。14通の往復書簡。辛いお話でしたが、最後には力をもらえたような気がした一冊です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.294
(5pt)

なつかしい一冊

新聞の今週の本棚というページになつかしい+一冊を俳優の南沢奈央さんが選んでいました。紅葉に染まる蔵王での元夫婦の十年越しの再会。14通の往復書簡。辛いお話でしたが、最後には力をもらえたような気がした一冊です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.293
(5pt)

素晴らしく、また、読み直します

言葉が美しく、主人公は、社長令嬢に生まれ、結婚式もさぞ立派なお式をあげたのでしょうね
でも本人の知らざるところで状況が一変して、また次の結婚も….お父さん助けてください
そこが私はこの物語で、一番好きですしお父様もそうなさるでしょう
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.292
(5pt)

素晴らしく、また、読み直します

言葉が美しく、主人公は、社長令嬢に生まれ、結婚式もさぞ立派なお式をあげたのでしょうね
でも本人の知らざるところで状況が一変して、また次の結婚も….お父さん助けてください
そこが私はこの物語で、一番好きですしお父様もそうなさるでしょう
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.291
(5pt)

映し鏡たる「手紙」は、過去、現在、そして未来をも描き出す

恋愛結婚のこの後始末小説は「手紙」形式を採り、[夢破れて青山あり、心虚(うつ)ろにして後悔深し]を地で往く離婚した元夫婦の男女二人を主人公とする。住まいのある阪神香櫨園と大阪市内は電車で一時間圏内なのに、二人の心理的距離感は相当なもの。だから「手紙」が活躍する。

十年一昔、年月を隔て陸奥(みちのく)の地で偶然再会した男は落魄苦悩を滲ませ、再婚した女は脚の不自由な子供を連れる。三十路半ばに至った男女は挨拶のあとは無言。「思いがけぬ再会が、私に例の少女じみた空想癖を呼び醒まし」た騒(さざ)めきから、女は手紙の筆を執る。無粋なスマホや電子メールが無いこの時代が懐かしい。

予期せぬ返信で、離婚を招いた無理心中事件で死んだ女が、十四歳の頃に転入先の舞鶴の中学校で知り合った初恋相手だったと元夫から告げられる。懺悔を迫る手紙の遣り取りを拒む元夫に、心の澱(おり)を愚痴や嫉妬と一緒にぶち撒ける元妻は「手紙」攻撃を止めない。未練なのか、強迫観念ゆえか。

「モーツァルト」喫茶店の火災焼失、鼠を弄び尻尾を残して喰い千切った猫、男の同棲相手が語る祖母の奇形の左手、気立ての良さが取り柄の無口な同棲女が預金を叩(はた)いても男に勧める新商売(美容院向けPR誌)の提案、主人公たちの行方にすべて繋がろうとは…。

同棲女は不平をこぼす男を眺めて破顔一笑、「うちはあんたを一年間飼(こ)うて来たんや」と冗談めかした口振り。「やっぱり、あんたはたいしたもんやわ」と男の成果に大いに感心し、「そやけど、月末の配達は、あんたがしてくれるんやろ?」とちゃっかり追い撃ちを掛ける。俄然、面白うなってきた。救いは関西弁とともに来ぬ、か。

「手紙」は書き手の過去、現在、そして未来をも描き出す映し鏡のようなもの。艶やかな着物も、一本一本が細い撚糸の交錯で生まれる。目には見えない赤い糸や運命の糸が組み合わさり、こんがらがったりして、人生はより複雑に彩(いろど)られる。

実りの秋に読み耽るべき本作で作者は、不幸の連鎖と決別し再生への意欲に目覚めた男女の未来を読者に仄めかしつつ、手紙の往還を昇華された愛情交歓のうちに見事に締め括った。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.290
(5pt)

映し鏡たる「手紙」は、過去、現在、そして未来をも描き出す

恋愛結婚のこの後始末小説は「手紙」形式を採り、[夢破れて青山あり、心虚(うつ)ろにして後悔深し]を地で往く離婚した元夫婦の男女二人を主人公とする。住まいのある阪神香櫨園と大阪市内は電車で一時間圏内なのに、二人の心理的距離感は相当なもの。だから「手紙」が活躍する。

十年一昔、年月を隔て陸奥(みちのく)の地で偶然再会した男は落魄苦悩を滲ませ、再婚した女は脚の不自由な子供を連れる。三十路半ばに至った男女は挨拶のあとは無言。「思いがけぬ再会が、私に例の少女じみた空想癖を呼び醒まし」た騒(さざ)めきから、女は手紙の筆を執る。無粋なスマホや電子メールが無いこの時代が懐かしい。

予期せぬ返信で、離婚を招いた無理心中事件で死んだ女が、十四歳の頃に転入先の舞鶴の中学校で知り合った初恋相手だったと元夫から告げられる。懺悔を迫る手紙の遣り取りを拒む元夫に、心の澱(おり)を愚痴や嫉妬と一緒にぶち撒ける元妻は「手紙」攻撃を止めない。未練なのか、強迫観念ゆえか。

「モーツァルト」喫茶店の火災焼失、鼠を弄び尻尾を残して喰い千切った猫、男の同棲相手が語る祖母の奇形の左手、気立ての良さが取り柄の無口な同棲女が預金を叩(はた)いても男に勧める新商売(美容院向けPR誌)の提案、主人公たちの行方にすべて繋がろうとは…。

同棲女は不平をこぼす男を眺めて破顔一笑、「うちはあんたを一年間飼(こ)うて来たんや」と冗談めかした口振り。「やっぱり、あんたはたいしたもんやわ」と男の成果に大いに感心し、「そやけど、月末の配達は、あんたがしてくれるんやろ?」とちゃっかり追い撃ちを掛ける。俄然、面白うなってきた。救いは関西弁とともに来ぬ、か。

「手紙」は書き手の過去、現在、そして未来をも描き出す映し鏡のようなもの。艶やかな着物も、一本一本が細い撚糸の交錯で生まれる。目には見えない赤い糸や運命の糸が組み合わさり、こんがらがったりして、人生はより複雑に彩(いろど)られる。

実りの秋に読み耽るべき本作で作者は、不幸の連鎖と決別し再生への意欲に目覚めた男女の未来を読者に仄めかしつつ、手紙の往還を昇華された愛情交歓のうちに見事に締め括った。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.289
(5pt)

人は何を持って幸せを謳うのだろう

希望ある結びであるにも関わらず、とても哀しくなりました。
限られた時間を生きる我々は現在・未来・過去それぞれに於いて、どのくらいの尺度を見つめながら生きれば幸せを掬い上げ愛でる事ができるのでしょう。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.288
(5pt)

人は何を持って幸せを謳うのだろう

希望ある結びであるにも関わらず、とても哀しくなりました。
限られた時間を生きる我々は現在・未来・過去それぞれに於いて、どのくらいの尺度を見つめながら生きれば幸せを掬い上げ愛でる事ができるのでしょう。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.287
(4pt)

面白い

手紙の交換という手法での小説です。この手法の小説は他にはなく面白いと思います。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.286
(4pt)

面白い

手紙の交換という手法での小説です。この手法の小説は他にはなく面白いと思います。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.285
(5pt)

定期的に再読 泣けます!

昭和60年から再読に再読を重ねているお気に入りの1冊です。
主人公の父が言う「懐かしい字やった。有馬はどうしているんや」。ここで号泣です。
モーツァルトのジュピターも聴きたくなります。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.284
(5pt)

定期的に再読 泣けます!

昭和60年から再読に再読を重ねているお気に入りの1冊です。
主人公の父が言う「懐かしい字やった。有馬はどうしているんや」。ここで号泣です。
モーツァルトのジュピターも聴きたくなります。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.283
(5pt)

令和の今の時代に読むとまたいい!

昭和生まれのみならず、Z世代の方もぜひ読んでみて!
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.282
(5pt)

令和の今の時代に読むとまたいい!

昭和生まれのみならず、Z世代の方もぜひ読んでみて!
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.281
(5pt)

素晴らしいと思います

今の小説にはない素晴らしさがある。文学的で難解でなく、日本的
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.280
(5pt)

素晴らしいと思います

今の小説にはない素晴らしさがある。文学的で難解でなく、日本的
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.279
(5pt)

秀逸

手紙のやり取りを一つの作品に仕上げた発想と文力に感嘆。他の作品も読みたくなる事必至。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024