錦繍

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評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全318件 221〜240 12/16ページ
No.98
(5pt)

こんな本を書く小説家になりたい。

近年の作品では珍しく書簡体の作品である。
ある出来事をきっかけに離婚した二人は手紙のやり取りをする。当時は語れなかった気持ちを手紙にたくしお互いの思いを伝える。決してきれいな話ではないがそのどろどろした愛憎劇に何故か気持ちのいいものを感じた。それは生きる二人を描いているからであろうか。

宮本輝の作品では最も好きな作品です。こういった作品を創り上げるところに作家としての力量を感じます。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.97
(5pt)

5年に一度くらい読み返したい本

大学の授業の題材でした。命についてがテーマで選ばれた本だったと記憶しています。
主人公の男は、事業に失敗して女のアパートにもぐりこんでいるような負け組の典型みたいだし、ヒロインはワガママな会社令嬢、この二人のかつての結婚生活の破綻について、じっくり描かれていますが、はっきりいってつまらなそうな夫婦の物語なのにどうしてこんなに引き込まれるんだろうと不思議に思います。
大きな会社の令嬢と恋愛結婚し、社長の後継者として生きてきた男が、婚外恋愛の果てに無理心中未遂に巻き込まれ、すべてを失う。また妻のほうも一度目の結婚に破れたあと、再婚するも、生まれてきた子が知的障害を負っており、夫の心は自分にはない。
そんな物語なのに、読後感はさわやかで、後味よく終わります。
いろんなことがあるけれど、それでも生きていこうと思える本です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.96
(5pt)

5年に一度くらい読み返したい本

大学の授業の題材でした。命についてがテーマで選ばれた本だったと記憶しています。
主人公の男は、事業に失敗して女のアパートにもぐりこんでいるような負け組の典型みたいだし、ヒロインはワガママな会社令嬢、この二人のかつての結婚生活の破綻について、じっくり描かれていますが、はっきりいってつまらなそうな夫婦の物語なのにどうしてこんなに引き込まれるんだろうと不思議に思います。
大きな会社の令嬢と恋愛結婚し、社長の後継者として生きてきた男が、婚外恋愛の果てに無理心中未遂に巻き込まれ、すべてを失う。また妻のほうも一度目の結婚に破れたあと、再婚するも、生まれてきた子が知的障害を負っており、夫の心は自分にはない。
そんな物語なのに、読後感はさわやかで、後味よく終わります。
いろんなことがあるけれど、それでも生きていこうと思える本です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.95
(5pt)

感服しました

宮本輝氏の本は何冊も読んでいますが、この本も また素晴らしい本でした。
作家としての力量の素晴らしさに感服しました。

人間というのは 過去のことをあやふやにしたままでは
先に進めないものだと再確認しました。

男と女とは何か
夫婦とは何か
人間のつながりとは何か
人生とは何か
生きるとはどういうことなのか
いろんなことを考えさせられ 教えられます。

30代 40代以降の大人の人に是非読んでいただきたい内容です。
自分の人生になぞらえながら 非常に共感できる本でした。

過去を受け止め それを力に変えて 
明日を明るく力強く生きていく気力をくれる本です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.94
(5pt)

感服しました

宮本輝氏の本は何冊も読んでいますが、この本も また素晴らしい本でした。
作家としての力量の素晴らしさに感服しました。

人間というのは 過去のことをあやふやにしたままでは
先に進めないものだと再確認しました。

男と女とは何か
夫婦とは何か
人間のつながりとは何か
人生とは何か
生きるとはどういうことなのか
いろんなことを考えさせられ 教えられます。

30代 40代以降の大人の人に是非読んでいただきたい内容です。
自分の人生になぞらえながら 非常に共感できる本でした。

過去を受け止め それを力に変えて 
明日を明るく力強く生きていく気力をくれる本です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.93
(5pt)

たとえ形が変わっても

二十歳の時に初めて読みました。
初めは元旦那へ、別れる時には言えなかった恨みつらみ、聞けなかったことをつらつらと書き列ねる。
しかし、やがて泥水が澄んでいくかの如く、ただ、かって確かに愛したのだという名残りと、相手の幸せを願う気持ちだけを残し、文通を終える。
たとえ夫婦ではなくなったとしても、この二人の間には何と美しいものが残ったのだろうと、心打たれたものです。
14〜5年振りに再読しましたが、やはり二人の美しい結び付きに胸を打たれました。現実に顔付き合わせているより、よほど相手のことを思い合っている二度と会うことのない二人。
また、今現在起こっていることはすべて過去の行いの結果、と受け止めていく…、背負うものが増えてきた年代には、一字一句噛み締めるような気持ちで読みました。
また、40代になったら読み返してみようと思います。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.92
(5pt)

たとえ形が変わっても

二十歳の時に初めて読みました。
初めは元旦那へ、別れる時には言えなかった恨みつらみ、聞けなかったことをつらつらと書き列ねる。
しかし、やがて泥水が澄んでいくかの如く、ただ、かって確かに愛したのだという名残りと、相手の幸せを願う気持ちだけを残し、文通を終える。
たとえ夫婦ではなくなったとしても、この二人の間には何と美しいものが残ったのだろうと、心打たれたものです。
14〜5年振りに再読しましたが、やはり二人の美しい結び付きに胸を打たれました。現実に顔付き合わせているより、よほど相手のことを思い合っている二度と会うことのない二人。
また、今現在起こっていることはすべて過去の行いの結果、と受け止めていく…、背負うものが増えてきた年代には、一字一句噛み締めるような気持ちで読みました。
また、40代になったら読み返してみようと思います。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.91
(5pt)

何度読んでも色褪せない

蔵王のゴンドラ・リフトの中で偶然に再会した男女が
手紙という媒体を使い、お互いの過去を書き連ねてゆくという内容。

今ではメールや携帯が人の繋りを担っているので
往復書簡はちと古いかも知れない。

しかしストーリーテーラーである宮本輝の筆力で
読む人を物語に引きずり込む。

今回のテーマは、人の業、因果。
重い内容ですが
読了感としてはラストは爽やか。

是非手にとって見てください。

この作品は私が高校二年の時に読みました。
読書の楽しさを教えてくれ、
ある意味で人生を変えた。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.90
(5pt)

何度読んでも色褪せない

蔵王のゴンドラ・リフトの中で偶然に再会した男女が
手紙という媒体を使い、お互いの過去を書き連ねてゆくという内容。

今ではメールや携帯が人の繋りを担っているので
往復書簡はちと古いかも知れない。

しかしストーリーテーラーである宮本輝の筆力で
読む人を物語に引きずり込む。

今回のテーマは、人の業、因果。
重い内容ですが
読了感としてはラストは爽やか。

是非手にとって見てください。

この作品は私が高校二年の時に読みました。
読書の楽しさを教えてくれ、
ある意味で人生を変えた。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.89
(5pt)

前向きに生きる

手紙のやり取りに終始した物語の進行の中で、自分の人生と照らし合わせて考えました。『人生というのは何と切ないものだろう・・・』と思いつつ、それでも懸命に生きる事の素晴らしさを教えてくれる良書だと思います。

それと・・・一緒にいられなくても、綿々と続く愛もあるということも教えてもらった気がします。

読んでよかったです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.88
(5pt)

前向きに生きる

手紙のやり取りに終始した物語の進行の中で、自分の人生と照らし合わせて考えました。『人生というのは何と切ないものだろう・・・』と思いつつ、それでも懸命に生きる事の素晴らしさを教えてくれる良書だと思います。

それと・・・一緒にいられなくても、綿々と続く愛もあるということも教えてもらった気がします。

読んでよかったです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.87
(4pt)

今なら理解できる

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」。若さゆえ、別れた二人が必死で生きた後、10年後に再会する。今になって理解できる、美しい小説でした・・・。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.86
(4pt)

今なら理解できる

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」。若さゆえ、別れた二人が必死で生きた後、10年後に再会する。今になって理解できる、美しい小説でした・・・。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.85
(5pt)

切ないけど最後には前向きになれる

宮本輝の作品は大好きだ。なぜか売れている人気作家にありがちな意味のない不快な性描写もなく、もっと深い精神的な部分での人の絆を淡々と描写していて快い。いつも内容が深く、良い書を読んだ心地よい余韻にひたることができる。
またこの書では、自分達夫婦が離婚にいたった原因である元夫の行動や心理の細部までは把握していない元妻が、次の結婚で障害持った子供を産み、そして元夫に手紙で自分のことを語りながら、知らずにいた事を問い掛ける。
何度もの往復書簡を通して全てを明らかにした上で、二人は新たな人生に向かって本当の意味で顔をあげ、歩き始めるのである。
書簡形式の小説は苦手であったが、するりと話の内容に入り込めた。
まだまだ読みたい作家である。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.84
(5pt)

切ないけど最後には前向きになれる

宮本輝の作品は大好きだ。なぜか売れている人気作家にありがちな意味のない不快な性描写もなく、もっと深い精神的な部分での人の絆を淡々と描写していて快い。いつも内容が深く、良い書を読んだ心地よい余韻にひたることができる。
またこの書では、自分達夫婦が離婚にいたった原因である元夫の行動や心理の細部までは把握していない元妻が、次の結婚で障害持った子供を産み、そして元夫に手紙で自分のことを語りながら、知らずにいた事を問い掛ける。
何度もの往復書簡を通して全てを明らかにした上で、二人は新たな人生に向かって本当の意味で顔をあげ、歩き始めるのである。
書簡形式の小説は苦手であったが、するりと話の内容に入り込めた。
まだまだ読みたい作家である。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.83
(4pt)

失恋のバイブル

「失恋のバイブル」と勧められて読みました。

前半は、二人のナルシストぶりに辟易する。独りよがりで、押し付けがましい。他人の手紙を読むのは、こんなにもうっとうしい気分になるものかと驚く。が、後半が良い。二度と会わない人と人が手紙を通じ、こんな風につながることもできるのかと思う。未練や見栄を超え、かつての大切な人に美しい手紙が書けるような気がします。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.82
(4pt)

失恋のバイブル

「失恋のバイブル」と勧められて読みました。

前半は、二人のナルシストぶりに辟易する。独りよがりで、押し付けがましい。他人の手紙を読むのは、こんなにもうっとうしい気分になるものかと驚く。が、後半が良い。二度と会わない人と人が手紙を通じ、こんな風につながることもできるのかと思う。未練や見栄を超え、かつての大切な人に美しい手紙が書けるような気がします。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.81
(4pt)

往復書簡

かつて夫婦だった男女の邂逅からはじまる書簡。
ドラマもすべて書簡のなか。お互いの「喪失」と悔恨、そして日常を獲得し「再生」にいたるまですべて書簡のなかで語られます。実際こんな長い手紙を書くものなのかといわれても書簡形式の小説には惹かれてしまいます。
日々生活している人間が自らのことを語ることなどないに等しいのですが、独白とはまたちがう手紙というフィルターを一枚隔てることによって、却ってか生きている人間の姿を感じることができます。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.80
(4pt)

往復書簡

かつて夫婦だった男女の邂逅からはじまる書簡。
ドラマもすべて書簡のなか。お互いの「喪失」と悔恨、そして日常を獲得し「再生」にいたるまですべて書簡のなかで語られます。実際こんな長い手紙を書くものなのかといわれても書簡形式の小説には惹かれてしまいます。
日々生活している人間が自らのことを語ることなどないに等しいのですが、独白とはまたちがう手紙というフィルターを一枚隔てることによって、却ってか生きている人間の姿を感じることができます。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.79
(5pt)

菖蒲

会社の女の子と好きな本の話をした。その子の「人の死ぬ本が好き。それに男女のロマンが入ればなお良し」というコメントを聞いて初めに思ったのが本書である。

 まず 何といっても美しい話である。筋は男女のどろどろした話である点は 凡百の風俗小説さながらであるが すっくと立った菖蒲のような気品の良さがある。そうして行間からもれてくるかすかな香りは実に香しく まことに気品に満ちた小説である。この品の良さでどろどろした話も綺麗に浄化され 読者をして陶然とさせるものがある。思えば宮本輝の作品は「幻の光」「泥の河」でもそうだったが 普通の人の普通の話を 煌かせて語る話術には 既に定評のある作家だったのだ。

 錦繍という言葉自体が既に美しい。日本語は綺麗だとつくづく思った。そんな徳が本書に満ち満ちている。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X