錦繍

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評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全318件 181〜200 10/16ページ
No.138
(5pt)

不動のベストワンです!

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」。
 この最初の一行から惹きつけられ、あまり再読することのない私が何度も読み返した本で、初めて手に取った20代後半から不動のベストワンです。
 亜紀と有馬靖明の書簡の往復により構成されている長編小説で、二人と、二人を取り巻く人々の人生、心の中に抱いているものが見事に炙り出されていています。
 加山又造の装画を見るたびに、この本を読んだ翌年、仙台での研修を終え、急に思い立ち、一人、山寺へ向かう仙山線の車窓から見た何色もの紅と黄色の葉が織りなす美しい錦絵に目を奪われたことが、懐かしく思い出されます。
 親木は、やがて燃え尽き、葉を落としますが、決して無駄死にではない。枯れた葉は肥やしとなり、春に芽吹く手助けをする。
 うまく表現できませんが、この本を読むたびに「人生は、絶望と希望が交錯している」。そんなことを思います。
 「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」という言葉が繰り返し出てきますが、この作品のテーマは、この一文に込められているのかもしれません。
 秋の訪れが待ち遠しい残暑が続きます。
 「錦繍」。そして、美しい日本語で綴られるこの小説で、燃える秋を想像してくださいませ。
                                                       草々
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.137
(5pt)

心に染る

宮本輝の作品は好きで、文庫化したものは、すべて読破した中でも特にこの作品はよい、あまり再読はしないほうだが。コレは再々読した。生涯読書ベスト3に入る作品だ---、大好きなこの作品を再々再読、読むたびに、読後感が違う、のは、この作品の素晴らしさを表している。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.136
(5pt)

心に染る

宮本輝の作品は好きで、文庫化したものは、すべて読破した中でも特にこの作品はよい、あまり再読はしないほうだが。コレは再々読した。生涯読書ベスト3に入る作品だ---、大好きなこの作品を再々再読、読むたびに、読後感が違う、のは、この作品の素晴らしさを表している。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.135
(5pt)

幸せな世界

約30年前に著された本であるが、この本の中の世界は自由で幸せな世界だと感じた。
たぶん、現在に当てはめても通用すると思う。
多種多様な、簡潔な単語を駆使して情景を体感させてくれるというのは凄い。
何か、思いっきり軌道をずれてしまったかの様な現代社会を忘れるのには、いい本だ。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.134
(5pt)

幸せな世界

約30年前に著された本であるが、この本の中の世界は自由で幸せな世界だと感じた。
たぶん、現在に当てはめても通用すると思う。
多種多様な、簡潔な単語を駆使して情景を体感させてくれるというのは凄い。
何か、思いっきり軌道をずれてしまったかの様な現代社会を忘れるのには、いい本だ。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.133
(4pt)

読後感がよい

宮本輝の小説は青が散るに続き二冊目ですが、男と女の切ない恋愛関係の描写や雰囲気に引き込まれます

個人的には好きな作品です
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.132
(4pt)

読後感がよい

宮本輝の小説は青が散るに続き二冊目ですが、男と女の切ない恋愛関係の描写や雰囲気に引き込まれます

個人的には好きな作品です
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.131
(5pt)

久々に小説を読んで泣いた

「生命」に響く物語です。辛く悲しいけど、暖かい心に触れる。
絶望的なのに、希望の光が見える。
久々に小説で泣いた。しかも何回も。
読んだあと、「生きる」力を湧かせてくれる。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.130
(5pt)

久々に小説を読んで泣いた

「生命」に響く物語です。辛く悲しいけど、暖かい心に触れる。
絶望的なのに、希望の光が見える。
久々に小説で泣いた。しかも何回も。
読んだあと、「生きる」力を湧かせてくれる。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.129
(5pt)

生き抜く強さ

元夫婦による手紙形式で綴られるお話

手紙のみで進行されているからこそ、読み取れる相手の心情や思慮

それが、寂寥感だけが漂うのではなく、暖かくて優しくて心がこもっている

生きる意味を再確認したい時に、読みたくなる一冊
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.128
(5pt)

生き抜く強さ

元夫婦による手紙形式で綴られるお話

手紙のみで進行されているからこそ、読み取れる相手の心情や思慮

それが、寂寥感だけが漂うのではなく、暖かくて優しくて心がこもっている

生きる意味を再確認したい時に、読みたくなる一冊
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.127
(5pt)

関西のお金持ちはなんか余裕がある

おそらく有馬と勝沼亜紀は相手の手紙を繰り返し読み直したでしょうし、自分の手紙を書くときは何回も下書きを重ねたに違いありません。
どうしようもない過去を振り返り、決して幸せとはいえない現況を伝えながらそれでも素直に心情を吐露する姿勢だけは貫きました。
そうして、2人はただの手紙のやり取りだけで確実に新たな一歩を踏み出したのです。
 令子みたいな人に出会えればそれだけで幸せです。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.126
(5pt)

関西のお金持ちはなんか余裕がある

おそらく有馬と勝沼亜紀は相手の手紙を繰り返し読み直したでしょうし、自分の手紙を書くときは何回も下書きを重ねたに違いありません。
どうしようもない過去を振り返り、決して幸せとはいえない現況を伝えながらそれでも素直に心情を吐露する姿勢だけは貫きました。
そうして、2人はただの手紙のやり取りだけで確実に新たな一歩を踏み出したのです。
 令子みたいな人に出会えればそれだけで幸せです。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.125
(5pt)

美しい日本語による美しい小説

本当にここまで美しい文章で、ここまで鮮やかに人間の感情を鮮やかに描き出す小説はないと思います。
例えば川端の文章や鴎外の文章はそれはそれで美しいのですが、現代の感覚に適しているかと問われれば疑問に感じます。
その点本作は現代の感覚においても「美しい」文章と言う評価を下されるべき、秀作中の秀作と言えます。

なぜ由加子は靖明に頬寄せたのか、そして靖明と心中を図ったのか
なぜ勝沼は浮気をしたのか
なぜ亜紀は勝沼に愛情を感じつつも、別れを決意したのか。。。

そういったひとつひとつの「なぜ」を追いかけても意味はありません。
そこにある瑞々しい感情、ともどもなくあふれ出る思い、それらがまさしく「綾」のように
幾重にも折り重なって生まれる「からくり」が本作の主題です。
不幸に直面した時、人間はいつも理由を求めてしまいます。
なぜ、こんな子どもが生まれるのか、なぜ、あの人は去っていくのか。
理由もない、業などもない。
ただそこにある生命の綾に思いをはせる、味わい深い一冊です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.124
(5pt)

美しい日本語による美しい小説

本当にここまで美しい文章で、ここまで鮮やかに人間の感情を鮮やかに描き出す小説はないと思います。
例えば川端の文章や鴎外の文章はそれはそれで美しいのですが、現代の感覚に適しているかと問われれば疑問に感じます。
その点本作は現代の感覚においても「美しい」文章と言う評価を下されるべき、秀作中の秀作と言えます。

なぜ由加子は靖明に頬寄せたのか、そして靖明と心中を図ったのか
なぜ勝沼は浮気をしたのか
なぜ亜紀は勝沼に愛情を感じつつも、別れを決意したのか。。。

そういったひとつひとつの「なぜ」を追いかけても意味はありません。
そこにある瑞々しい感情、ともどもなくあふれ出る思い、それらがまさしく「綾」のように
幾重にも折り重なって生まれる「からくり」が本作の主題です。
不幸に直面した時、人間はいつも理由を求めてしまいます。
なぜ、こんな子どもが生まれるのか、なぜ、あの人は去っていくのか。
理由もない、業などもない。
ただそこにある生命の綾に思いをはせる、味わい深い一冊です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.123
(5pt)

力をもらった。

恋愛小説における座右の銘となるだろう。
恋愛において辛いことは数多くあり、乗り越えるられないと思うことは多いだろう。
二人は手紙のやりとりを通じて、過去を消化し未来へと進んでいく。中盤の「生と死」というキーワードから未来への希望が見えはじめる。
人生は最終的には個人的なものでしかありえない。そのことを知るのは「生と死」について何かを理解したときである。
私が最近悩んでいる恋愛において、辛いとしか思えなかったが、何か前向きな希望が見えはじめた力のある作品だった。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.122
(5pt)

力をもらった。

恋愛小説における座右の銘となるだろう。
恋愛において辛いことは数多くあり、乗り越えるられないと思うことは多いだろう。
二人は手紙のやりとりを通じて、過去を消化し未来へと進んでいく。中盤の「生と死」というキーワードから未来への希望が見えはじめる。
人生は最終的には個人的なものでしかありえない。そのことを知るのは「生と死」について何かを理解したときである。
私が最近悩んでいる恋愛において、辛いとしか思えなかったが、何か前向きな希望が見えはじめた力のある作品だった。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.121
(4pt)

手紙によって書き記される『真実』

『男運が悪い』という言葉があるが、この物語の亜紀こそ、
まさにその通りではないだろうか。

最初の夫はよその女と心中未遂事件を起こし、
現在の夫も長年浮気を続け、子供までもうけている。
いくら両方とも自分の意思で決めた結婚とはいえ、これではあんまりだ。

それでも亜紀と元夫の靖明との手紙からは、
二人の当時の懊悩が苦しいほどに伝わってくる。
手紙というものは、たとえそれがどんなに稚拙な文章であっても、
その人の素直な感情や、その人自身が確実に表れるものである。

そして亜紀が最後に父に伝えた決断は、まさに今後、もう未来にも過去にも
縛られずに生きていくという彼女の意思の表れである。

彼女の父が言った「人間は変わっていく」という言葉そのものに。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.120
(4pt)

手紙によって書き記される『真実』

『男運が悪い』という言葉があるが、この物語の亜紀こそ、
まさにその通りではないだろうか。

最初の夫はよその女と心中未遂事件を起こし、
現在の夫も長年浮気を続け、子供までもうけている。
いくら両方とも自分の意思で決めた結婚とはいえ、これではあんまりだ。

それでも亜紀と元夫の靖明との手紙からは、
二人の当時の懊悩が苦しいほどに伝わってくる。
手紙というものは、たとえそれがどんなに稚拙な文章であっても、
その人の素直な感情や、その人自身が確実に表れるものである。

そして亜紀が最後に父に伝えた決断は、まさに今後、もう未来にも過去にも
縛られずに生きていくという彼女の意思の表れである。

彼女の父が言った「人間は変わっていく」という言葉そのものに。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.119
(5pt)

過去・現在・未来

素晴らしい本だと思いました。
離婚した男と女の手紙のやりとり。過去に縛られる男、
離婚するときにいえなかったこと、恨みやつらさを
お互いの手紙で綴りながら、前向きに生きていくことに目覚めた二人。たとえ一緒にいなくても、手紙は途絶えようとも
永遠につながっている、こんな愛もあるんだなと私は信じます。

一番印象に残ったのは、令子が亜紀からの手紙を読みつく
何でもない一言
「私、この人嫌いになれへん」
この言葉に泣かされました。
同じような経験が過去にあったからでしょうか。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X