おろしや国酔夢譚

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評判

おろしや国酔夢譚の評価:

4.60/5点 レビュー 43件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.60pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全295件 181〜200 10/15ページ
No.115
(3pt)

十分です

過去に読んだ本でもう一度読みたいと探しましたが本屋にも図書館にもなく残念な思いでいました。
その本が1円で手に入り大変満足です。
状態はイマイチですが十分でした。
ありがとうございました。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.114
(3pt)

十分です

過去に読んだ本でもう一度読みたいと探しましたが本屋にも図書館にもなく残念な思いでいました。
その本が1円で手に入り大変満足です。
状態はイマイチですが十分でした。
ありがとうございました。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
B009DECMHI
No.113
(3pt)

十分です

過去に読んだ本でもう一度読みたいと探しましたが本屋にも図書館にもなく残念な思いでいました。
その本が1円で手に入り大変満足です。
状態はイマイチですが十分でした。
ありがとうございました。
新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167902087
No.112
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.111
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.110
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (徳間文庫)より
419599358X
No.109
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
416312960X
No.108
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.107
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
B009DECMHI
No.106
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167902087
No.105
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.104
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.103
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (徳間文庫)より
419599358X
No.102
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
416312960X
No.101
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.100
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
B009DECMHI
No.99
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
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4167902087
No.98
(3pt)

鎖国時代に思いを馳せる

前半、史実を書き綴っている部分が割と長いせいか
頭がこんがらがってしまい、なかなかページが進みませんでした。
中盤以降、主人公の光大夫の心情や仲間たちとの心のつながり等が
多く描かれる様になってからは、感情移入もできて
どんどん引き込まれて行きました。

鎖国の時代に海外を見てしまった人が、
どんな扱いを受けたのかをしり、驚きと共に
現代に生きる私達は、溢れる情報を無駄にしているんだなぁ…と反省してしまいます。

時の流れを感じられる1冊でした。
前半からもう少し読みやすくしてくれたら…の思いで
★3つです
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.97
(3pt)

鎖国時代に思いを馳せる

前半、史実を書き綴っている部分が割と長いせいか
頭がこんがらがってしまい、なかなかページが進みませんでした。
中盤以降、主人公の光大夫の心情や仲間たちとの心のつながり等が
多く描かれる様になってからは、感情移入もできて
どんどん引き込まれて行きました。

鎖国の時代に海外を見てしまった人が、
どんな扱いを受けたのかをしり、驚きと共に
現代に生きる私達は、溢れる情報を無駄にしているんだなぁ…と反省してしまいます。

時の流れを感じられる1冊でした。
前半からもう少し読みやすくしてくれたら…の思いで
★3つです
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.96
(3pt)

鎖国時代に思いを馳せる

前半、史実を書き綴っている部分が割と長いせいか
頭がこんがらがってしまい、なかなかページが進みませんでした。
中盤以降、主人公の光大夫の心情や仲間たちとの心のつながり等が
多く描かれる様になってからは、感情移入もできて
どんどん引き込まれて行きました。

鎖国の時代に海外を見てしまった人が、
どんな扱いを受けたのかをしり、驚きと共に
現代に生きる私達は、溢れる情報を無駄にしているんだなぁ…と反省してしまいます。

時の流れを感じられる1冊でした。
前半からもう少し読みやすくしてくれたら…の思いで
★3つです
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