十角館の殺人

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評判

十角館の殺人の評価:

3.75/5点 レビュー 763件。 S ランク

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平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,460件 941〜960 48/73ページ
No.520
(4pt)

この本で綾辻作品にはまりました。

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで、フェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれたクリスティーの「アクロイド殺人事件」をはじめて読んだ時のような大きな衝撃を受けました。たぶん、ほぼ全員がこの本のトリックを知ったとき、「えっ!」と絶句し、本を思わず落としそうになり、急いで前のページを何回も見直すことになると思います。トリックそのものは「そんなのアリ~?」って感じなので万人受けはしないかもしれませんが、きちんと文中に伏線が張られていますし、私は読者にもフェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?ただ、デビュー作ということもあってか?物語そのものは、コ〇ンとか金田一少年に、ノリが似てるかな・・・
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.519
(4pt)

この本で綾辻作品にはまりました。

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで、フェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれたクリスティーの「アクロイド殺人事件」をはじめて読んだ時のような大きな衝撃を受けました。たぶん、ほぼ全員がこの本のトリックを知ったとき、「えっ!」と絶句し、本を思わず落としそうになり、急いで前のページを何回も見直すことになると思います。トリックそのものは「そんなのアリ~?」って感じなので万人受けはしないかもしれませんが、きちんと文中に伏線が張られていますし、私は読者にもフェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?ただ、デビュー作ということもあってか?物語そのものは、コ〇ンとか金田一少年に、ノリが似てるかな・・・
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.518
(5pt)

フェアかアンフェアか?

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで(ちなみに綾辻作品ははじめてです)トリックのフェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれた「アクロイド殺し」のトリックをはじめて読んだ時のような衝撃を受けました。このトリックを知った時の衝撃の大きさこそがミステリーの醍醐味だと思いますので、ミステリーに物語の設定の現実性や深い動機付けを求めるのはあまり意味がないと思います。それを求めてしまうとドイルやクリスティーの作品すら成り立たなくなります。そういう意味ではこの作品は素晴らしいと思いますし、トリックを知った人は、たぶん全員が本を落としそうな衝撃を受け、前のページを繰り返し見たくなります。ネタバレするので詳しくは書きませんが、この作品を映像化するのは無理です(笑)あと、綾辻さんの書く文章も独特の神秘的な雰囲気が出てて、読みやすくていいですね。真相改訂版になって表紙もカッコいいし、自信をもっておすすめできる作品です。次は評判の高い「時計館の殺人」に行きたいところですが、順番通りに読んだほうがいいらしいので悩みます・・・あと、ここのレビューで思いっきりネタバレしてるものがあるのですが、正直ここに書くべきではありませんし、初見の人は絶対に見ないようにしましょう。

私は断然フェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.517
(5pt)

フェアかアンフェアか?

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで(ちなみに綾辻作品ははじめてです)トリックのフェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれた「アクロイド殺し」のトリックをはじめて読んだ時のような衝撃を受けました。このトリックを知った時の衝撃の大きさこそがミステリーの醍醐味だと思いますので、ミステリーに物語の設定の現実性や深い動機付けを求めるのはあまり意味がないと思います。それを求めてしまうとドイルやクリスティーの作品すら成り立たなくなります。そういう意味ではこの作品は素晴らしいと思いますし、トリックを知った人は、たぶん全員が本を落としそうな衝撃を受け、前のページを繰り返し見たくなります。ネタバレするので詳しくは書きませんが、この作品を映像化するのは無理です(笑)あと、綾辻さんの書く文章も独特の神秘的な雰囲気が出てて、読みやすくていいですね。真相改訂版になって表紙もカッコいいし、自信をもっておすすめできる作品です。次は評判の高い「時計館の殺人」に行きたいところですが、順番通りに読んだほうがいいらしいので悩みます・・・あと、ここのレビューで思いっきりネタバレしてるものがあるのですが、正直ここに書くべきではありませんし、初見の人は絶対に見ないようにしましょう。

私は断然フェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.516
(5pt)

フェアかアンフェアか?

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで(ちなみに綾辻作品ははじめてです)トリックのフェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれた「アクロイド殺し」のトリックをはじめて読んだ時のような衝撃を受けました。このトリックを知った時の衝撃の大きさこそがミステリーの醍醐味だと思いますので、ミステリーに物語の設定の現実性や深い動機付けを求めるのはあまり意味がないと思います。それを求めてしまうとドイルやクリスティーの作品すら成り立たなくなります。そういう意味ではこの作品は素晴らしいと思いますし、トリックを知った人は、たぶん全員が本を落としそうな衝撃を受け、前のページを繰り返し見たくなります。ネタバレするので詳しくは書きませんが、この作品を映像化するのは無理です(笑)あと、綾辻さんの書く文章も独特の神秘的な雰囲気が出てて、読みやすくていいですね。真相改訂版になって表紙もカッコいいし、自信をもっておすすめできる作品です。次は評判の高い「時計館の殺人」に行きたいところですが、順番通りに読んだほうがいいらしいので悩みます・・・あと、ここのレビューで思いっきりネタバレしてるものがあるのですが、正直ここに書くべきではありませんし、初見の人は絶対に見ないようにしましょう。

私は断然フェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.515
(5pt)

フェアかアンフェアか?

私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで(ちなみに綾辻作品ははじめてです)トリックのフェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれた「アクロイド殺し」のトリックをはじめて読んだ時のような衝撃を受けました。このトリックを知った時の衝撃の大きさこそがミステリーの醍醐味だと思いますので、ミステリーに物語の設定の現実性や深い動機付けを求めるのはあまり意味がないと思います。それを求めてしまうとドイルやクリスティーの作品すら成り立たなくなります。そういう意味ではこの作品は素晴らしいと思いますし、トリックを知った人は、たぶん全員が本を落としそうな衝撃を受け、前のページを繰り返し見たくなります。ネタバレするので詳しくは書きませんが、この作品を映像化するのは無理です(笑)あと、綾辻さんの書く文章も独特の神秘的な雰囲気が出てて、読みやすくていいですね。真相改訂版になって表紙もカッコいいし、自信をもっておすすめできる作品です。次は評判の高い「時計館の殺人」に行きたいところですが、順番通りに読んだほうがいいらしいので悩みます・・・あと、ここのレビューで思いっきりネタバレしてるものがあるのですが、正直ここに書くべきではありませんし、初見の人は絶対に見ないようにしましょう。

私は断然フェアな作品だと思いますが、どうでしょうか?
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.514
(5pt)

意外な犯人

孤島でおこる連続殺人。
犯人のヴァンダィンこと守須恭一は彼女を見殺しにされた復讐の為にミステリー研究会のメンバーを次々に殺害していく。
またこの本の仕掛けとは【犯人の守須恭一】が本土と島を行き来している本土では守須恭一、島ではヴァンと呼ばれている。
それを読者には分からないよう工夫されている供述は圧巻
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.513
(5pt)

意外な犯人

孤島でおこる連続殺人。
犯人のヴァンダィンこと守須恭一は彼女を見殺しにされた復讐の為にミステリー研究会のメンバーを次々に殺害していく。
またこの本の仕掛けとは【犯人の守須恭一】が本土と島を行き来している本土では守須恭一、島ではヴァンと呼ばれている。
それを読者には分からないよう工夫されている供述は圧巻
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.512
(5pt)

意外な犯人

孤島でおこる連続殺人。
犯人のヴァンダィンこと守須恭一は彼女を見殺しにされた復讐の為にミステリー研究会のメンバーを次々に殺害していく。
またこの本の仕掛けとは【犯人の守須恭一】が本土と島を行き来している本土では守須恭一、島ではヴァンと呼ばれている。
それを読者には分からないよう工夫されている供述は圧巻
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.511
(5pt)
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意外な犯人

孤島でおこる連続殺人。
犯人のヴァンダィンこと守須恭一は彼女を見殺しにされた復讐の為にミステリー研究会のメンバーを次々に殺害していく。
またこの本の仕掛けとは【犯人の守須恭一】が本土と島を行き来している本土では守須恭一、島ではヴァンと呼ばれている。
それを読者には分からないよう工夫されている供述は圧巻
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.510
(5pt)

ミステリ作品でオススメを聞かれたらこの作品を

推薦したいです。
随分昔の作品ですが
今更読んで、小説ならではの魅力に衝撃を受けました。
 渾名で呼び合う等、普通はないでしょという設定ではありますが
島でのパートと、島以外のメンバーでの推理パートが交錯して先が気になり
最後の3人になっても私は犯人を推理できませんでした。
そこで、あの1行!
 他の方も書いているように動機が陳腐だったりしますが
結局ほぼ完全犯罪となり、自首したと思われるのも犯人の良心によるもの…といった余韻のあるラストも
良かったです。部屋を暗くして読むと怖い小説でもありました。
行間や想像力を使う小説ならではの魅力があり
ミステリー作品として珠玉の名作と感じました。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.509
(5pt)

ミステリ作品でオススメを聞かれたらこの作品を

推薦したいです。
随分昔の作品ですが
今更読んで、小説ならではの魅力に衝撃を受けました。
 渾名で呼び合う等、普通はないでしょという設定ではありますが
島でのパートと、島以外のメンバーでの推理パートが交錯して先が気になり
最後の3人になっても私は犯人を推理できませんでした。
そこで、あの1行!
 他の方も書いているように動機が陳腐だったりしますが
結局ほぼ完全犯罪となり、自首したと思われるのも犯人の良心によるもの…といった余韻のあるラストも
良かったです。部屋を暗くして読むと怖い小説でもありました。
行間や想像力を使う小説ならではの魅力があり
ミステリー作品として珠玉の名作と感じました。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.508
(5pt)

ミステリ作品でオススメを聞かれたらこの作品を

推薦したいです。
随分昔の作品ですが
今更読んで、小説ならではの魅力に衝撃を受けました。
 渾名で呼び合う等、普通はないでしょという設定ではありますが
島でのパートと、島以外のメンバーでの推理パートが交錯して先が気になり
最後の3人になっても私は犯人を推理できませんでした。
そこで、あの1行!
 他の方も書いているように動機が陳腐だったりしますが
結局ほぼ完全犯罪となり、自首したと思われるのも犯人の良心によるもの…といった余韻のあるラストも
良かったです。部屋を暗くして読むと怖い小説でもありました。
行間や想像力を使う小説ならではの魅力があり
ミステリー作品として珠玉の名作と感じました。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.507
(5pt)

ミステリ作品でオススメを聞かれたらこの作品を

推薦したいです。
随分昔の作品ですが
今更読んで、小説ならではの魅力に衝撃を受けました。
 渾名で呼び合う等、普通はないでしょという設定ではありますが
島でのパートと、島以外のメンバーでの推理パートが交錯して先が気になり
最後の3人になっても私は犯人を推理できませんでした。
そこで、あの1行!
 他の方も書いているように動機が陳腐だったりしますが
結局ほぼ完全犯罪となり、自首したと思われるのも犯人の良心によるもの…といった余韻のあるラストも
良かったです。部屋を暗くして読むと怖い小説でもありました。
行間や想像力を使う小説ならではの魅力があり
ミステリー作品として珠玉の名作と感じました。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.506
(4pt)

フェアか?

僕は推理小説を余り読んだことのないが、このトリックはフェアではないと感じた。
確かに、あの一行を読んで「どういうこと!?」と驚いたし、その発想はすごいと思う。
けれど結局、そのトリックは、実は犯人だけが持っている道具(手段)があるから可能なトリックだったのであって、それらの道具が示されてなかったのはアンフェアではないだろうか。
さらに言うなら、この話の構成なら別に漁師の息子が犯人でも構わないだろう。船を運転できて、日中は本土か隠し通路にいたと。動機付けなら、例えば実は千織と漁師の息子は港で出会って恋仲だったでもいい。それで彼女から隠し通路の存在を聞いていたとか、本館の焼け跡からマスターキーを拾っていた、でもおかしくはない。やや強引ではあるが、どのみち犯人が明かされてから犯人だけが持つ特別な道具と犯行の動機(犯人と千織の関係)が唐突に明かされているわけだから、推理の上で差異はない。
とにかく、例の一行はすごいが、トリック面で不満が残った。
さらに、新本格の祖と言われ、館や密室も出てくるのに、それがトリックに関係ないのも如何なものかなと思う。こちらはそういったものを期待していたのだが。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.505
(5pt)

確かに稚拙な小説です、しかし

皆様の批判は、確かに正しいと思います。いわゆる、人物が描けていない、動機が弱い、トリックがちょっと…等々。昔から言われていることです。しかし、そうした欠点を補って余りある、かけがえのない喜びを、私は味わうことができました。すなわち、「見事に騙されて、最後に驚愕することが出来る」、というものです。
これが味わいたくてミステリを読んでいる私は、たまにこういう作品に出会えると、舞い上がってしまいます。この「十角館」は、初めて読んだ綾辻作品で、読んだのは何年か前ですが、素晴らしく驚愕することが出来ました。そう、「あの一行」にです。「あの一行」で、この作品の欠点はすべて吹き飛びました。
もう何と言うか、こんな素晴らしいトリックで騙してくれて有難うございました、感涙に咽んでおります、としか言いようがありません。驚けなかった方々には申し訳ないのですが、こういうものは楽しんだ者勝ちです(失礼)。綾辻さんのミステリの特徴として、騙されれば騙されるほど嬉しい、という何かがあるように思います。
レビュアーの皆様の言う通り、出来るだけ事前情報なしに、先入観を持たずに、「どれどれ」みたいな軽い気持ちでこの本を手に取ることをお勧めします。それと、ご注意申し上げたいのは、綾辻作品というのは、リアリズムよりもファンタジー色のほうが濃い、ということです。人によって好き嫌いの別れる作風だと思います。感想は十人十色だと思いますが、うまくはまって最後に驚くことが出来れば、これほどの喜びはないと思います。
ちなみに私は、これ以降綾辻さんのファンになり、色々と読みましたが、それぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。「館」シリーズは、ちょっと純粋推理から離れてしまうものもありますが、すべてに共通するおどろおどろしい雰囲気を楽しめます。「館シリーズ」ではありませんが、「霧越邸殺人事件」が本格としては出色だと思うので、未読の方は試してみてはいかがでしょうか。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.504
(4pt)

フェアか?

僕は推理小説を余り読んだことのないが、このトリックはフェアではないと感じた。
確かに、あの一行を読んで「どういうこと!?」と驚いたし、その発想はすごいと思う。
けれど結局、そのトリックは、実は犯人だけが持っている道具(手段)があるから可能なトリックだったのであって、それらの道具が示されてなかったのはアンフェアではないだろうか。
さらに言うなら、この話の構成なら別に漁師の息子が犯人でも構わないだろう。船を運転できて、日中は本土か隠し通路にいたと。動機付けなら、例えば実は千織と漁師の息子は港で出会って恋仲だったでもいい。それで彼女から隠し通路の存在を聞いていたとか、本館の焼け跡からマスターキーを拾っていた、でもおかしくはない。やや強引ではあるが、どのみち犯人が明かされてから犯人だけが持つ特別な道具と犯行の動機(犯人と千織の関係)が唐突に明かされているわけだから、推理の上で差異はない。
とにかく、例の一行はすごいが、トリック面で不満が残った。
さらに、新本格の祖と言われ、館や密室も出てくるのに、それがトリックに関係ないのも如何なものかなと思う。こちらはそういったものを期待していたのだが。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.503
(5pt)

確かに稚拙な小説です、しかし

皆様の批判は、確かに正しいと思います。いわゆる、人物が描けていない、動機が弱い、トリックがちょっと…等々。昔から言われていることです。しかし、そうした欠点を補って余りある、かけがえのない喜びを、私は味わうことができました。すなわち、「見事に騙されて、最後に驚愕することが出来る」、というものです。
これが味わいたくてミステリを読んでいる私は、たまにこういう作品に出会えると、舞い上がってしまいます。この「十角館」は、初めて読んだ綾辻作品で、読んだのは何年か前ですが、素晴らしく驚愕することが出来ました。そう、「あの一行」にです。「あの一行」で、この作品の欠点はすべて吹き飛びました。
もう何と言うか、こんな素晴らしいトリックで騙してくれて有難うございました、感涙に咽んでおります、としか言いようがありません。驚けなかった方々には申し訳ないのですが、こういうものは楽しんだ者勝ちです(失礼)。綾辻さんのミステリの特徴として、騙されれば騙されるほど嬉しい、という何かがあるように思います。
レビュアーの皆様の言う通り、出来るだけ事前情報なしに、先入観を持たずに、「どれどれ」みたいな軽い気持ちでこの本を手に取ることをお勧めします。それと、ご注意申し上げたいのは、綾辻作品というのは、リアリズムよりもファンタジー色のほうが濃い、ということです。人によって好き嫌いの別れる作風だと思います。感想は十人十色だと思いますが、うまくはまって最後に驚くことが出来れば、これほどの喜びはないと思います。
ちなみに私は、これ以降綾辻さんのファンになり、色々と読みましたが、それぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。「館」シリーズは、ちょっと純粋推理から離れてしまうものもありますが、すべてに共通するおどろおどろしい雰囲気を楽しめます。「館シリーズ」ではありませんが、「霧越邸殺人事件」が本格としては出色だと思うので、未読の方は試してみてはいかがでしょうか。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.502
(4pt)

フェアか?

僕は推理小説を余り読んだことのないが、このトリックはフェアではないと感じた。
確かに、あの一行を読んで「どういうこと!?」と驚いたし、その発想はすごいと思う。
けれど結局、そのトリックは、実は犯人だけが持っている道具(手段)があるから可能なトリックだったのであって、それらの道具が示されてなかったのはアンフェアではないだろうか。
さらに言うなら、この話の構成なら別に漁師の息子が犯人でも構わないだろう。船を運転できて、日中は本土か隠し通路にいたと。動機付けなら、例えば実は千織と漁師の息子は港で出会って恋仲だったでもいい。それで彼女から隠し通路の存在を聞いていたとか、本館の焼け跡からマスターキーを拾っていた、でもおかしくはない。やや強引ではあるが、どのみち犯人が明かされてから犯人だけが持つ特別な道具と犯行の動機(犯人と千織の関係)が唐突に明かされているわけだから、推理の上で差異はない。
とにかく、例の一行はすごいが、トリック面で不満が残った。
さらに、新本格の祖と言われ、館や密室も出てくるのに、それがトリックに関係ないのも如何なものかなと思う。こちらはそういったものを期待していたのだが。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.501
(5pt)

確かに稚拙な小説です、しかし

皆様の批判は、確かに正しいと思います。いわゆる、人物が描けていない、動機が弱い、トリックがちょっと…等々。昔から言われていることです。しかし、そうした欠点を補って余りある、かけがえのない喜びを、私は味わうことができました。すなわち、「見事に騙されて、最後に驚愕することが出来る」、というものです。
これが味わいたくてミステリを読んでいる私は、たまにこういう作品に出会えると、舞い上がってしまいます。この「十角館」は、初めて読んだ綾辻作品で、読んだのは何年か前ですが、素晴らしく驚愕することが出来ました。そう、「あの一行」にです。「あの一行」で、この作品の欠点はすべて吹き飛びました。
もう何と言うか、こんな素晴らしいトリックで騙してくれて有難うございました、感涙に咽んでおります、としか言いようがありません。驚けなかった方々には申し訳ないのですが、こういうものは楽しんだ者勝ちです(失礼)。綾辻さんのミステリの特徴として、騙されれば騙されるほど嬉しい、という何かがあるように思います。
レビュアーの皆様の言う通り、出来るだけ事前情報なしに、先入観を持たずに、「どれどれ」みたいな軽い気持ちでこの本を手に取ることをお勧めします。それと、ご注意申し上げたいのは、綾辻作品というのは、リアリズムよりもファンタジー色のほうが濃い、ということです。人によって好き嫌いの別れる作風だと思います。感想は十人十色だと思いますが、うまくはまって最後に驚くことが出来れば、これほどの喜びはないと思います。
ちなみに私は、これ以降綾辻さんのファンになり、色々と読みましたが、それぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。「館」シリーズは、ちょっと純粋推理から離れてしまうものもありますが、すべてに共通するおどろおどろしい雰囲気を楽しめます。「館シリーズ」ではありませんが、「霧越邸殺人事件」が本格としては出色だと思うので、未読の方は試してみてはいかがでしょうか。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794