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ビール職人の醸造と推理



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【この小説が収録されている参考書籍】
ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)

ビール職人の醸造と推理の評価: 3.33/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(2pt)

ビールが呑みたくなります

実家が醸造業だし、親類にも地元ビールで成功している家があるので興味があって買いました。ビールに関する記述の部分は面白かったし、ビールが呑みたくなること請け合いです。ただ、ミステリとしてはあまりにも正直に手がかりを書いてくれているので、犯人が登場したとたん、「あ、この人が犯人。動機はこれこれ」とわかっちゃうので物足りなかったですね。というか、どうしてこいつが犯人だってわからないの~?とイライラしました。まあ、ミステリとして読まなければいいのか・・・
ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)より
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No.5:
(3pt)

筋金入りのクラフトビール好きでなく、ビギナーに飲んでみようかと思わせるには十分か

タイトルも表紙も明らかにコージーミステリのそれで、普段なら手に取らないのですが、ここ1年ブリュワリーパブに通い詰めている身としては、読んでおこうと思い購入。

ミステリとしては意外性に乏しく、本格ミステリに必要なレッドへリングなどもないので、女性主人公の生活中心の軽い読み物と言ったところです。妙にエキセントリックな人物など、シリーズキャラクターを想定しているであろうことが明らかなので、そもそもが単体でのミステリとしての読み応えを期待する作品ではないのかもしれません。
そのほかの主人公の周囲の人々は基本的に善意でありながら特徴があり、これもシリーズキャラクターとしては好感が持てると思います。

で、ビールについて。
作者は当然クラフトビール好きなのでしょうが、おそらくはオクトーバーフェストなどに参加し、様々な種類を飲み歩くのが好きなのかなと推察します。なぜなら、醸造家である主人公の一人称の語りの中に、ビールの味の変化--タップをつないですぐと底の方の違いと、昨日と今日でも微妙ながら歴然と風味が変わるという楽しみ--についての言及が全くないので。
常連として特定のパブに出入りするなら、これが一番の楽しみなのですがね...

ただビールを使った菓子や料理は美味しそうで、クラフトビールに興味のなかった人に試してみようかと思わせるには十分だと思います。
ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)より
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No.4:
(2pt)

気軽に読めますが

気軽に読みたくて選びました。犯人捜し、夫婦・家族の話、ビールと料理の話が盛りだくさん。盛りだくさん過ぎてお腹いっぱいになって膨らみすぎて内容が入ってきませんでした。主人公が頑張っているのに応援できませんでした。
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No.3:
(3pt)

クラフトビールをお手元に

ミステリーとしては、限られた善良な人々だけの決められた平和な狭い地域での事件なので作者の大トリックや読者の錯誤などはないのでむしろ安心して読み進められます。しかも、途中でのネタバレともいえる記述もありました。

でも作者のビールに対する思い入れが一流です。「残り4分の1のビールほど我慢ならないものはない。ビールはきんきんに冷やし、炭酸が抜けていないものが一番だ。」「濾過していないビールほどひどいものはないから。」「ビールに固形物が残るのは好きではなかった。」「しっかり醸造されたビールから不快な香りが漂うことはまずなかった。」などなど日ごろからのクラフト・ビールに対する偏見(?)を見事に拭い去ってくれました。読むと絶対に冷え冷えのビールが飲みたくなるのとアメリカ・レブンワースのオクトバー・フェストに行ってみたくなります。
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No.2:
(5pt)

軽く読めてリゾート地の爽やかな雰囲気が楽しめる

地味な子持ち女性が主人公。豊かな自然につつまれ、ビール作りと料理作りに励む。ほとんど一日中働いていて、子供と仕事を持っている幸せが描かれている。
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No.1:
(5pt)

ヒロインがしっかり者なので安心して読める

ビール職人の女性スローンが活躍する、ビールミステリーの第一作。
舞台はアメリカのシアトル近郊で、ビールが有名な、ドイツ色の強い観光地レブンワース(実在するそうです)。
天涯孤独で苦労してきたスローンは、ドイツから移住してきた夫婦に気に入られ、その息子でハンサムなマックと結婚し、義理の両親と共にビール醸造やパブの経営で成功をおさめていました。
が、夫の浮気を発見してしまってから一大決心をし、夫やその家族から離れ、新たに町にやってきたビール職人のもとで一から醸造所と店の経営に関わるようになります。

ミステリーというより、スローンが安定していた生活や成功を捨てて、新たに仕事を始め、それを軌道に乗せていくまでの過程が面白く、ミステリーだったことを忘れてしまうほど。
早くから自立していたこともあって、スローンの手際の良さや、様々な才能に感心したり、
義理の両親を本当の親のように慕う様子にホロリとしたり、ホームドラマのようです。
ビール作りのウンチクについても描かれますが、私はむしろ彼女が考案する様々な料理やお菓子に惹かれました。

結婚した相手の家業を手伝ううちにその道のプロになっていること、夫は女性にもて、その浮気が原因で分かれたこと、こうした設定はクレオ・コイルのコーヒーミステリーシリーズに似ています。
こちらのヒロインの方が冷静でしっかりしているけれど、男性陣はやや頼りない感じ。
他の人物や町の人達は基本的にいい人ばかり。

全て平和に収まったかと思ったら、次作につながるような気になる終わり方が…
長く続いて欲しい話です。
ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ビール職人の醸造と推理 (創元推理文庫)より
4488117074

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