熱球

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評判

熱球の評価:

4.62/5点 レビュー 29件。 C ランク

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平均点4.62pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 41〜60 3/4ページ
No.22
(4pt)

ひとは「帰ってくる」と優しくなるのでしょうか。

主人公は38歳。会社を辞めて山口の実家に帰った半年あまりの暮らしで語られる,青春の思い出,厳しい現実,そして未来への決断。重松作品王道の設定。

印象に残ったのはこのセリフ。
「ひとは『帰ってくる』と優しくなるのでしょうか。」

米国留学中の奥さんが山口に来て,久しぶりに主人公に会った印象を表現したメールの一節ですが,これに限らず。この文面のひとつひとつが効いています。自分は故郷に,母校に帰るとどうなるかな,と想像せずにいられません。

もうひとつ,年取ると言えば,実家の父親に関する表現に切なさを感じます。言動の端々に老いが現れ,考え方も相容れなくなるけど,それでも自分にとって大きな存在を占めるもの。主人公と年齢が近い自分自身も同じ感情を最近持っただけに,じんわりと来るものがありました。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.21
(4pt)

ひとは「帰ってくる」と優しくなるのでしょうか。

主人公は38歳。会社を辞めて山口の実家に帰った半年あまりの暮らしで語られる,青春の思い出,厳しい現実,そして未来への決断。重松作品王道の設定。

印象に残ったのはこのセリフ。
「ひとは『帰ってくる』と優しくなるのでしょうか。」

米国留学中の奥さんが山口に来て,久しぶりに主人公に会った印象を表現したメールの一節ですが,これに限らず。この文面のひとつひとつが効いています。自分は故郷に,母校に帰るとどうなるかな,と想像せずにいられません。

もうひとつ,年取ると言えば,実家の父親に関する表現に切なさを感じます。言動の端々に老いが現れ,考え方も相容れなくなるけど,それでも自分にとって大きな存在を占めるもの。主人公と年齢が近い自分自身も同じ感情を最近持っただけに,じんわりと来るものがありました。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.20
(5pt)

共感

高校時代に運動部の経験がある30−40代の読者であれば、ヨージに自分の姿を重ねてしまうのではないか。高校時代は、たとえスピードが無くても直球勝負だった。仲間とも一つのことを目指すことが出来た。高校を卒業して20年も経つと、仲間にはそれぞれ違う暮らしがあり、背負っているものも違う。大人になっても負けることはある。いや、ほとんど負けているのかもしれない。それでも帰る「ふるさと」がある人は幸せだ。仲間は「よく頑張った」と言ってくれるだろう。人生の中間地点で出会って良かった本である。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.19
(5pt)

共感

高校時代に運動部の経験がある30−40代の読者であれば、ヨージに自分の姿を重ねてしまうのではないか。高校時代は、たとえスピードが無くても直球勝負だった。仲間とも一つのことを目指すことが出来た。高校を卒業して20年も経つと、仲間にはそれぞれ違う暮らしがあり、背負っているものも違う。大人になっても負けることはある。いや、ほとんど負けているのかもしれない。それでも帰る「ふるさと」がある人は幸せだ。仲間は「よく頑張った」と言ってくれるだろう。人生の中間地点で出会って良かった本である。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.18
(4pt)

心にチクリ

誰しもがこの本のどこかのシーンに共感をいだくそんな作品だと思う。
高校生時代の自分と向き合うということ、故郷を考えること、年老いた親との関係、子どもとの関係、家族の今後などなど自分の心がチクリとさせられる部分が多かった。
重松作品らしい良い本だと思う。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.17
(4pt)

心にチクリ

誰しもがこの本のどこかのシーンに共感をいだくそんな作品だと思う。
高校生時代の自分と向き合うということ、故郷を考えること、年老いた親との関係、子どもとの関係、家族の今後などなど自分の心がチクリとさせられる部分が多かった。
重松作品らしい良い本だと思う。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.16
(4pt)

切なさが残る作品です

甲子園に憧れ夢まで後一歩である事件により夢を経たれてしまった僕。20年後に娘を連れて故郷に戻り様々な局面に出くわし自分と家族のあり方を見つめ直すお話でした。★久々に読んだ重松作品は、やっぱりジンワリと切なさ&熱いものがたくさん詰まっています。★生きていたら誰でも直面する問題、夫婦のあり方、子供との信頼関係、そして親の老後。それらが300弱のページにぎっしりと詰まっていて考えされることがたくんさありました。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.15
(4pt)

切なさが残る作品です

甲子園に憧れ夢まで後一歩である事件により夢を経たれてしまった僕。20年後に娘を連れて故郷に戻り様々な局面に出くわし自分と家族のあり方を見つめ直すお話でした。★久々に読んだ重松作品は、やっぱりジンワリと切なさ&熱いものがたくさん詰まっています。★生きていたら誰でも直面する問題、夫婦のあり方、子供との信頼関係、そして親の老後。それらが300弱のページにぎっしりと詰まっていて考えされることがたくんさありました。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.14
(5pt)

人生にコールドゲームはないのだから。

淡く切ない高校球児だった仲間と、故郷で再会をする主人公。
高校を卒業してから20年。主人公を取り巻く環境、そして、仲間たちとの20年と言う時の流れ。
あの頃とは、何もかも変わっているようでいて、しかし彼らの高校球児だったころの共通の想い。それは【熱球】
その熱い思い出は色あせることなく、今も彼らの胸に生きている。
話の設定は、高校球児だったころの自分と、故郷、そして重松作品の特徴である家族の絆。
前向きにそして、仲間と家族。そして遠い日の素晴らしい思い出とともに、大人になっている
主人公が、原点に立ち戻り、成長をしていく姿は、素晴らしいの一言です。
感動しました!
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.13
(5pt)

人生にコールドゲームはないのだから。

淡く切ない高校球児だった仲間と、故郷で再会をする主人公。
高校を卒業してから20年。主人公を取り巻く環境、そして、仲間たちとの20年と言う時の流れ。
あの頃とは、何もかも変わっているようでいて、しかし彼らの高校球児だったころの共通の想い。それは【熱球】
その熱い思い出は色あせることなく、今も彼らの胸に生きている。
話の設定は、高校球児だったころの自分と、故郷、そして重松作品の特徴である家族の絆。
前向きにそして、仲間と家族。そして遠い日の素晴らしい思い出とともに、大人になっている
主人公が、原点に立ち戻り、成長をしていく姿は、素晴らしいの一言です。
感動しました!
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.12
(4pt)

野球好きの方には読みやすいヒューマンドラマ系小説

元高校球児(エース)を主人公とし、妻や娘との距離感、老いて一人暮らしする父、高校時代の友人たちとの再会などを描いたヒューマンドラマ系。
野球部での出来事を中心に描いているので、私のような野球好きの読者にはとても読みやすい内容になっている。
重松氏の小説らしく人間関係の複雑さ(暗さ)もちりばめられているが、それらの事実を受け止めながらもしっかりと残りの人生に向けて歩んでいこうとする主人公に好感を持て、うまくまとめられている。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.11
(4pt)

野球好きの方には読みやすいヒューマンドラマ系小説

元高校球児(エース)を主人公とし、妻や娘との距離感、老いて一人暮らしする父、高校時代の友人たちとの再会などを描いたヒューマンドラマ系。
野球部での出来事を中心に描いているので、私のような野球好きの読者にはとても読みやすい内容になっている。
重松氏の小説らしく人間関係の複雑さ(暗さ)もちりばめられているが、それらの事実を受け止めながらもしっかりと残りの人生に向けて歩んでいこうとする主人公に好感を持て、うまくまとめられている。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.10
(4pt)

穏やかな感動。

この主人公は、ほぼ私と同じ年。子供も同年代。

はじめは、野球好きな自分の息子に何かいい小説はないかな?と思って、選んだ。息子が面白かったと言うので、私も読んでみた。

田舎の公立の普通科の高校で野球少年だった主人公、その年はとても強く後もう一歩で甲子園、というところで

ある事件がその夢を打ち砕く。

故郷を捨てて東京に就職しエリートの妻とかわいい娘と暮らしていた彼が仕事を辞めて故郷へ帰った。一人暮らししていた父、同居を望んでいたのに他界してしまった母。

世話好き、おせっかいな親戚一同…

娘はアメリカに留学する妻について行かず父とともに来て、田舎の小学校に転校するが、なじめないばかりかいじめの対象に…

都会と田舎の、考え方・生活の違い。これが私には、大きな共感だった。

いつまでも昔のことを忘れなくて、他人のことをあれこれ詮索して、

地元で就職・家を継いで親と一緒に住んで面倒を見るのが当たり前。

ここに描かれてる主人公の故郷は、今私が住んでるところとまったく同じ。

気持ちよりも見かけ、世間体、義理の付き合い、見栄の張り合い。

でも一番大切なものって??

主人公は最後にちゃんと見つけた。

最後はとても納得の行く終わり方で、穏やかな感動。
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4198921687
No.9
(4pt)

穏やかな感動。

この主人公は、ほぼ私と同じ年。子供も同年代。

はじめは、野球好きな自分の息子に何かいい小説はないかな?と思って、選んだ。息子が面白かったと言うので、私も読んでみた。

田舎の公立の普通科の高校で野球少年だった主人公、その年はとても強く後もう一歩で甲子園、というところで

ある事件がその夢を打ち砕く。

故郷を捨てて東京に就職しエリートの妻とかわいい娘と暮らしていた彼が仕事を辞めて故郷へ帰った。一人暮らししていた父、同居を望んでいたのに他界してしまった母。

世話好き、おせっかいな親戚一同…

娘はアメリカに留学する妻について行かず父とともに来て、田舎の小学校に転校するが、なじめないばかりかいじめの対象に…

都会と田舎の、考え方・生活の違い。これが私には、大きな共感だった。

いつまでも昔のことを忘れなくて、他人のことをあれこれ詮索して、

地元で就職・家を継いで親と一緒に住んで面倒を見るのが当たり前。

ここに描かれてる主人公の故郷は、今私が住んでるところとまったく同じ。

気持ちよりも見かけ、世間体、義理の付き合い、見栄の張り合い。

でも一番大切なものって??

主人公は最後にちゃんと見つけた。

最後はとても納得の行く終わり方で、穏やかな感動。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.8
(5pt)

中年社会人向け青春小説!

理屈じゃない、ただがむしゃらに。そんな想いで打ち込む高校野球から20年。物事の損得や周りの目ばかり気にして「昔はよかった」とつぶやく元高校球児がどれだけいるだろうか。
「熱球」はそんな人たちの背中をポーンとたたいて「よし、行け!」と励ましてくれるような作品だ。
~「どうだ!」誰でもない誰かに言ってやりたかった。~
そんな静かに鳥肌が立つような想いを仕事でも味わってみたい。やってやるぞと思えた。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.7
(5pt)

中年社会人向け青春小説!

理屈じゃない、ただがむしゃらに。そんな想いで打ち込む高校野球から20年。物事の損得や周りの目ばかり気にして「昔はよかった」とつぶやく元高校球児がどれだけいるだろうか。
「熱球」はそんな人たちの背中をポーンとたたいて「よし、行け!」と励ましてくれるような作品だ。
~「どうだ!」誰でもない誰かに言ってやりたかった。~
そんな静かに鳥肌が立つような想いを仕事でも味わってみたい。やってやるぞと思えた。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.6
(4pt)

長編もいい重松清

重松清は僕と同世代の作家だ。家族人情ものを書かせたら随一。ほんと泣ける。でも山本周五郎的人情ものではなくて、そこは現代の作家。現代の残酷さも描きだした上で、「それでも、なお」という形での家族の情愛を描く。
重松清は割と短編を得意とする。本当に短編上手だと思う。ところがこの「熱球」は332ページの長編。これがまたいい。昔と今、合理主義と精神主義、田舎と都会、人情味と噂話好き、勝ちと負け、父(ヨージ)と娘(美奈子)、父と息子(ヨージ)、ヨージ(夫)と和美(妻)、嫁(和美)と姑(ヨージの母)、正雄叔父(ヨージの母の弟)と和美、父と和美、恭子(野球部マネージャー)とオサム(野球部員)、恭子とヨージ、恭子と甲太(恭子の息子)、甲太と美奈子、ヨージと甲太、ザワ爺とOB会、OB会と現代っ子部員総会、雪の日の練習と楽しい高校野球、昔の周防と製造業が海外へ逃げていった今の周防・・・。そういった二項対立の重畳的連鎖とずれの手法で、人間の性(さが)と情とを非常に丁寧に描いている。これは長編ならではできることだと思う。
ただ丁寧に描いている分、胸にストレートで入ってこず、いつもの短編の時のようには泣けなかった。重松清を読めばすがすがしい涙を流せると期待している部分はあるのだけれど。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.5
(4pt)

長編もいい重松清

重松清は僕と同世代の作家だ。家族人情ものを書かせたら随一。ほんと泣ける。でも山本周五郎的人情ものではなくて、そこは現代の作家。現代の残酷さも描きだした上で、「それでも、なお」という形での家族の情愛を描く。
重松清は割と短編を得意とする。本当に短編上手だと思う。ところがこの「熱球」は332ページの長編。これがまたいい。昔と今、合理主義と精神主義、田舎と都会、人情味と噂話好き、勝ちと負け、父(ヨージ)と娘(美奈子)、父と息子(ヨージ)、ヨージ(夫)と和美(妻)、嫁(和美)と姑(ヨージの母)、正雄叔父(ヨージの母の弟)と和美、父と和美、恭子(野球部マネージャー)とオサム(野球部員)、恭子とヨージ、恭子と甲太(恭子の息子)、甲太と美奈子、ヨージと甲太、ザワ爺とOB会、OB会と現代っ子部員総会、雪の日の練習と楽しい高校野球、昔の周防と製造業が海外へ逃げていった今の周防・・・。そういった二項対立の重畳的連鎖とずれの手法で、人間の性(さが)と情とを非常に丁寧に描いている。これは長編ならではできることだと思う。
ただ丁寧に描いている分、胸にストレートで入ってこず、いつもの短編の時のようには泣けなかった。重松清を読めばすがすがしい涙を流せると期待している部分はあるのだけれど。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215
No.4
(5pt)

高校野球の真髄

仕事に行き詰まり、親の要望もあり郷里に帰った男。娘は新しい学校でいじめにあい、妻はアメリカに短期留学。故郷には忘れたはずの「高校野球」があった。
「逃げても良いんだよ」その言葉がとてつもなく優しく聞こえる。それでも男は一つの決断をせざるを得ない。小学生の娘が小賢しくて可愛い。
昔は毎年1回戦敗退するような野球部でも、「伝統」があり、実に頑張っていたなと思う。まだサッカーは人に認知されず、野球だけが大きな夢に向って開いていた。負けつづけた野球部をずっと戦後からネット裏で応援しつづけていた「ザワ爺」のために読まれた弔辞が、涙をさそう。「ザワ爺」の中に高校野球の真髄があった。
熱球 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (徳間文庫)より
4198921687
No.3
(5pt)

高校野球の真髄

仕事に行き詰まり、親の要望もあり郷里に帰った男。娘は新しい学校でいじめにあい、妻はアメリカに短期留学。故郷には忘れたはずの「高校野球」があった。
「逃げても良いんだよ」その言葉がとてつもなく優しく聞こえる。それでも男は一つの決断をせざるを得ない。小学生の娘が小賢しくて可愛い。
昔は毎年1回戦敗退するような野球部でも、「伝統」があり、実に頑張っていたなと思う。まだサッカーは人に認知されず、野球だけが大きな夢に向って開いていた。負けつづけた野球部をずっと戦後からネット裏で応援しつづけていた「ザワ爺」のために読まれた弔辞が、涙をさそう。「ザワ爺」の中に高校野球の真髄があった。
熱球 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 熱球 (新潮文庫)より
4101349215