きりこについて

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

きりこについての評価:

4.11/5点 レビュー 55件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(3pt)

方言は無条件で読ませ力ありです

面白かったです。
関西弁は方言の中でいちばん耳になじむ言葉ですね。
するすると読み進んでいけました。

きりこの顔について、あんまり想像がてきず。
ぶすである、ということだけを認めなくてはなんない強制!
はじめは、独裁きりこが鼻につくストーリーでしたが、
じょじょになりを潜めて、予知夢がみられるあたりは、
なんだか神様みたいな神聖な雰囲気が感じられました。

ラスト、語り手が実は猫ラムセス二世というのは、少しほんの少しがっかりでした。
意外性は特にないな、というのが感想です。
きりこが予知夢で見ていたとか、きりこ自身が知っていたというのなら、
よかったかなーと思いました。
きりこについて (角川文庫) Amazon書評・レビュー: きりこについて (角川文庫)より
4043944810
No.1
(3pt)

基準とは何か?

現代版・吾輩は猫である(?)、この作品は自称IQ740の猫・ラムセス2世によって語られます。
西さんが、猫をつかって作品を書いて面白くないわけがない!と楽しみにしていました。
猫が語る猫の賢さや、猫たち同士の会話など、も〜猫好きにはたまりませんw。

このお話のもう一つのテーマは『ぶす』
きりこは、両親から溺愛されて育った。
両親は「きりこは、ほんまに可愛いな〜」と言って育てたので、本人は世界で一番可愛いと思っていた。
だからこその傍若無人ぶりが凄い。
女王として君臨し、彼女のペースで遊びを作り、皆がその世界で動いていた様が凄い。
全てのルールがきりこであった。
しかし小5のとき、そのきりこの華やかな世界が終わりを告げた。
大好きなこうたくんに、あんなぶす!と言われ、皆も、きりこがぶすなことに目覚めた。
きりこは失恋と同時に全てを失った。

何が基準で、どんなことがきっかけで優位性が決まったり、崩れたりするのかってことが、とても興味深く描かれていた。

後半は、ひきこもりになったきりこが、予知夢をみてちせちゃんを助け出ることになる。
きりこの引きこもりや、強姦などなど、この間読んだ『うつくしい人』とテーマがかぶる部分もある後半でした。
『うつくしい人』よりも、楽しく読め、前向きな気持ちになれるこの本のほうが、私は好きかな。
きりこについて (角川文庫) Amazon書評・レビュー: きりこについて (角川文庫)より
4043944810