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八州廻り桑山十兵衛
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八州廻り桑山十兵衛の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 平和なお江戸も一歩出れば広がる関東大魔境。 長ドスを差した無宿浪人達が割拠する殺人強盗、賭博に出入り何でもありの無法地帯だ そんな関東八州を旅から旅への桑山十兵衛 一癖も二癖もある親分やごろつき連中を用い 時に叱られ時に騙され難事件や困りごとを解決していく… 現代でいうFBI捜査官のような役目の十兵衛だが、時代劇のヒーローには珍しい、なんとも等身大の人間的魅力がある。 権限を持ちながら威張らず、勤勉で実直、思いやりがあって簡潔な男であり、いざとなれば単身で危険を厭わない勇気がある男である。 そしていまいち報われない男でもある。 剣は強いが無双ではなく、頭も切れるが全知ではない。いつも上手くいくばかりではないのだ。 それでも大抵の損や怒りを飲み込み、次の事件へと向かう。 辛くても悲しくても腹が立っても、前へと進む。そこがいじらしい。 故に人間的に身近な好意を覚えずにいられないのである。 出張と単身赴任ばかりのサラリーマンのような哀愁がちょっとある。 そんな十兵衛の旅に付き合う第一巻。巻末の寺田氏による温かな解説を含めての一冊だと思う。 | ||||
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| 普通の時代小説は、なんか虚構の世界であるということがはっきりしていて、 江戸時代なら、江戸時代の「世の中」、社会の様子が、真実に照らして正確に 描かれているわけではない。読者も、それを承知で読んでいる。 ところが、佐藤雅美先生のこの作品、 このシリーズでは、そうではない。 江戸時代の様子がよく分かる。 ほう、そうだったのか、という具合に、分かるのだ。 まるで法学部の「日本法制史」の講義を聴くようなくだりさえある。 | ||||
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| 連作短編8篇です。 佐藤雅美さんの文章が自然で読みやすいです。 出だしの「拐かされた女」からぐいっと引き込まれます。 主人公の桑山十兵衛がお役目の八州周りの廻村を終え、江戸に戻ってくるところから話が始まります。 1回の廻村の期間が、四、五十日で、江戸に戻ってきて一休みしては、また廻村に出て行って無宿者などの悪人を捕まえに出かけていきます。 この八州周りのお役目がためになかなか会えない娘と、亡き妻についての話が、全編を通じていい感じに絡まってきます。 クライマックスは、ちょっと「え!」とびっくりしてしまいました。 クライマックスの好き好きは人によって完全に分かれるところだと思います。 びっくりしたい人は解説は読まないほうがいいです。ネタばれの筋が書いてあるので。 | ||||
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| 八州廻りという関八州の警官のような仕事をする桑山十兵衛が主人公。 下級武士という悲哀がありながらも、関東をかけめぐる主人公の事件解決の姿は面白い。 読んでそんなしです、時間があっというまに過ぎますよ。 | ||||
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