■スポンサードリンク


ノックは無用



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ノックは無用 (小学館文庫)

ノックは無用の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

サスペンスとして盛り上がりに欠ける

ジョーンズ夫妻が、滞在中のホテルのエレベータ係から紹介されたベビーシッターのネル。彼女は、夫妻が外出すると、クローゼットを漁ったり、いたずら電話をかけたりと異常な行動をするようになる。ホテルに宿泊していたジェドは偶然から、ネルのもとを訪れるのだが、ジョーンズ夫妻の娘バニーへの虐待を目にし、抜き差しならない状況に陥ったと悟るのだった ・・・

一人の人物の行動によって、周囲が巻き込まれていくスタイルは『毒薬の小壜』を思い出した。筋立ては面白いのだが、ネルのキレっぷりがいまいちなので、サスペンスとしては盛り上がりに欠けてしまう。まぁ、1950年の作品なので、あまりどぎついのはダメなんだろうけれど、現代風なら相当、緊張感のある話になったのかも。本作品を通じての人々の善意は、『毒薬の小壜』ほどではないにしろ、感じられる。利己主義的かつ現実主義的なジェドの気持ちの動きの変化で、この点が際立って見える。結末は、あれれ。しめの一言がきまらない。

確か前に読んだことがあったはずなのだが、どの場面も憶えておらず、まったく印象に残っていなかった。

マリリン・モンロー主演『ノックは無用』(1952年)の原作。映画の方は未見。
ノックは無用 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ノックは無用 (小学館文庫)より
4094025618

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!