重力ピエロ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

重力ピエロの評価:

3.65/5点 レビュー 441件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全381件 301〜320 16/20ページ
No.81
(4pt)

初・井坂幸太郎。

ずっと気になっていて、ようやく手を出した伊坂幸太郎作品。
この「重力ピエロ」が初めての伊坂作品になりました。
話は読みやすく、さらっと読める感じ。
ただ、周りから「伊坂幸太郎はイイ!!」と散々言われて読んだため
多少期待過多だったのか、やや拍子抜け。
文章がさらりとしているからかもしれない。
カッコイイ、現代的な小説だな、という印象を受けた。
私はさほど食指を動かされなかったのが残念である。
ラストはすんなり読めたのだが、もう一つどんでん返しがあるかな?!と
期待していたら特に大事件は起こらなかったのでやや不満。
途中居酒屋で出てきた美女も何かの伏線かと思いきやその後出てこず。
ん〜〜〜〜〜…でもクロマニョン人とかの話は面白かったし、小ネタも好き。
まーまー好きかなぁ?
もう何冊か、彼の作品を読んでみないと好き嫌いは分からないかもしれない。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.80
(4pt)

家族を題材にしている。

伊坂幸太郎の小説は
一言で要約できないところがいいところだ。
筆者もそういうカテゴリに分類されることを嫌っているのではないだろうか。
それは置いといて。
内容は、兄弟、家族、性犯罪、こころの話。
相変わらず、言葉の言い回しが面白い。
新鮮だ。
伊坂幸太郎の小説は、伊坂幸太郎の考えを理解したい人が読むべきなのかも。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.79
(5pt)

最後の父のせりふが効いた

最後のほうの父のせりふが効きました。文体自体は軽く設定は重苦しいのでともすると物語自体がとても悲愴なものになりがちですが、それを感じさせない口調で語っているので、最後はさわやかな感動を味わうことができました。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.78
(5pt)

大収穫

本作品で、初めてこの作者の本を読んだのだが、久しぶりに驚いた。私が今までに出会ったことのない鮮烈な文章と発想。一文一文に、作者の才能のきらめきを感じた。
仙台市内で起きる連続放火と、そこに残された見事なグラフィティアートと英語の文字。
その謎を、泉水、春の兄弟と、その父親が追う。
事件の「謎」自体は、正直、たいしたことはない。しかし、この三人家族の「特異な血の繋がり」をこえる「家族愛」がメインテーマである。とにかく、三人家族のそれぞれが、(ありきたりな表現だが)かっこいい。特に、死期の迫った中、事件のすべてが明らかになったときに父親が口にする台詞。まさに、「この一文を読むために私たちはこの小説を読む」、という感じである(作者もわざわざ、ここだけ前後を一行あけている)。本作品と同様2003年を代表するミステリー、「終戦のローレライ」や「クライマーズ・ハイ」のような「力業で押し寄せてくる感動」というより、ボディーブローを打たれながら最後にズドンとハードパンチをうけるような、「静かな感動」が押し寄せてくる。
本作品は、「犯人探し」「謎解き」を楽しむミステリーとして括ることはできない新感覚の小説であり、一文一文を堪能する傑作である。
この作者と出会えたこと、2003年の私の読書における大収穫であった。
2004年度版 このミスで3位。
2003文春ミステリーベスト10で4位。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.77
(4pt)

うらやましい兄弟愛

この作品で描かれている、主役は二人の兄弟。
不幸な出生を経て生まれた弟を、実の兄弟のように愛す兄、そして家族
挿入記述された家族の歴史により、二人の生い立ちや家族のエピソ−ドが書き込まれ、最強の兄弟に自然と引き込まれてしまう。
暖かい家族に包まれながらも、一風変わった人格を形成した弟”春”や、夏子さん等魅了あふれたキャラクタ−が物語りに深みを増す。
ミステリ−としては、本文中ごろで、ネタが分かってしまうが、魅力あふれる文章が最後まで飽きることなく読ませてしまう。
最終章はなんか、心温まるエピソ−ドでこの兄弟がうらやましく思えた
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.76
(5pt)

春が二階から落ちてきた。

初めて伊坂幸太郎の本を読んだのだが、お見事でした。
これは、ミステリー?いやミステリーのようでいてそうではない。
あ、こんな作家がいた。ポール・オースター。似ているわけではないけれど、同じ匂いを感じます。
「スタイリッシュ」、「かっこいい文体」といった言われ方にはちょと引いていたけれど、ハナつくわけでもなく気障でもなく、自然でスマートで、そのさじ加減が絶妙。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.75
(5pt)

未知・悲壮・繋がり

優しく穏やかな父、今は亡き美しくちょっと変わった母、半分しか血が繋がっていない兄弟、泉水と春。これは、つらい遺伝子の繋がりを飛び越えたある家族の物語であり、グラフィティアートと放火の繋がりを追うサスペンスでもあります。題材は結構重いけれど、軽妙な会話と絶妙な伏線がなかなか効いていて、読んでいて重苦しい感じはしませんでした。本の後ろ表紙に「未知の感動」って書いてあったけど、本当にその通りでした。とても哀しいけれど、とてもあたたかい。今まで感じたことのない、未知の感動を味わいました。家族って、親子って、兄弟って、最強。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.74
(5pt)

シンプル

在り来たり、と言ってしまえば其れまでなのですが、シンプルで読みやすいです。
でも、決して単調な訳ではないですよ。
文章も非常に推敲されている気がするし、読んで得した気分に成ります。
伊坂 幸太郎の本を読むのは初めてだったのですが、其れでも十分楽しめました。
是非、他の作品も読んでみたいと思わせる一冊です。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.73
(4pt)

重力は。

本屋で、タイトルに惹かれて手に取りました。
そして、一気に読み終えました。
遺伝子などの専門的な話も、登場人物が会話の中で詳しく説明しているため、
それほど困ることなく読み進めることができました。
この作品の魅力。
その1つは、登場人物がとても魅力的だということ。
とくに、主人公の両親と探偵には、惚れ惚れします。
そして、言葉の魅力が絶大で。
はっ、とさせられる言葉がたくさん溢れています。
話自体も、意外性はとくになかったものの、面白かったと思います。
でも、最後には、これで良かったのか?と、
登場人物だけでなく、読者も考えたくなるのではないでしょうか。
重力。
でもそれは、消えたり消したりできるものではなくて、
忘れさせることはできる、そういうことなんじゃないかな。
それが私の中での、正解のない答えです。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.72
(4pt)

かっこいい家族。

主人公家族+某探偵がかっこいい!
伊坂氏の本はこれが2冊目。1冊目の評価が自分の中で定まらなかった(わりによく売れていた)ので、なかなか次の2冊目に手が出なかった。文章が上手い人なので、次の本で作家として好きか嫌いかが分かれるだろうとわかっていた。つまり、1冊目は好きではなかったのですね。
この本は、本を読み慣れていない人にとっては読みづらい部分があると思われます。回想シーンがランダムに、時には無意味に挿入されるので。でも人の思考を文章にすればそんなものでしょう。散漫で、そのくせ一つこだわっていることはいつまでもずーっと尾を引き続ける。
それらの中に、伏線やはっと思わせる内容が散りばめられていることが、伊坂氏の巧さではないかと思います。まとまりがない回想であっても、そこを綴る言葉そのものはとても単純で明快。
簡単に読み終えてしまうけれど、記憶の片隅に残しておいて欲しい本だと思います。少なくとも、つまらない、の一言で終わらせるべきではない。
…映像化して欲しいようなして欲しくないような。するのは簡単だけど、多分ラストは変えられちゃうだろうなと。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.71
(5pt)

最悪のつながり、でも、最強の家族

 たくさんの比喩で少し途中疲れちゃいますけど、それでもとてもいい作品でした。
なによりも、この家族が、お父さんが、いい人で、、、。遺伝子がどうのこうのっていう説明がたくさん出てきますけど、最後には、もうどうでもいいやって思いました。私はこの本を読んだ後にちょうど学校で遺伝子についてやったので、予習になりました。(どうでもよくてすみません)
 この本はお母さんが生きてる頃の回想が面白いですね。最後のお父さんの台詞にはぐっときます。難しい説明が多いですが、最後まで読んでみて下さい。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.70
(5pt)

よかった!

とにかくよかった!
他の方も書いているように、突然の不幸に見舞われながらもたくましく自分たちの人生を生きていくという、ごく普通のありふれた人々に対する賛歌。
人物描写も丁寧で細かく、あっという間に読みました。
ひとつの家族の物語だけどスケールが大きくて、これはぜひ映画で見てみたい。
日本映画好きな私には珍しく、これはぜひ、深遠な表現を得意とするハリウッド映画で見てみたい!と思いました。
自分の弟や両親にも読んでもらって語り合ってみたい小説。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.69
(5pt)

ハンデ

人間の種類が数えられるほどしかいないのであれば、生きる意味自体が変わってくる。
血液型、正座、そしてDNA。僕達が生きている世界は、
そんな小さな型にはまっているものなんかではない。
でも自信はない。証明は出来ない。
唯一証明できるとすれば、死に際に結果として証明するほかはない。
偏見と差別に満ちた世の中を強く渡り歩いていくのは非常に困難なことだ。
最初からハンデをおっている場合はなおさら。
だからといって捨ててはならないのが人生。
心のハンデは容易に克服できる。
高い意識と強い意思があれば自分の人生くらいは変えられる。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.68
(4pt)

途中で投げ出さないで欲しい本

きちんと読む人には難しい。
細部まで読まなくても楽しめるけど
細部まで読んだ方がたぶんもっと楽しめる。
“本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ”
という言葉が心に残った。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.67
(5pt)

違う表情を見た気分

陽気なギャングのような面白さは無い。
ラッシュライフのようなスタイリッシュさも無い。
でも、ピエロは題材が重いだけに、仕方ないことだと思う。
伊坂氏は、他の作品とは違った描き方を試しているような気がした。
それも成功だろう。違った表情を垣間見たような気分にさせてくれた。
死神の精度を先に読んでいただけに、序盤からすんなり犯人が解ってしまったが、それでも惹き込まれるほどの魅力には感服だ。
確かに最初はややこしい。DNAの説明なんて流し読みしたくなる。だが、そこを読んでからこそ、「伏線」としての役割を果たすことになるのでは無いか?
独特の伏線の張り方、そして他作品のキャラクターの出演など、伊坂氏の遊び心が沢山詰まっていたのは確かであり、ファンとして十分楽しめたはずだ。
もはや、「スピンオフ作品」「クロスオーバー作品」と言っても過言ではない。
今後も、伊坂氏の冒険を応援したい。そして他の作品にも期待したい。
そして私的だが、今後も伊坂作品に「フェルマーの最終定理」が盛り込まれるのかも気になるところだ。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.66
(4pt)

面白かったが

 この物語は面白い。が、自分の中で何かがぐらぐら揺れる。人間と性、わかりやすく言えばセックス。世の中の人はセックスについてどう折り合いをつけているんだろう。自分がもし、となりのおっさんの種でつくられたコだとしたら、そしてそのおっさんが業深い悪人だとしたら、怖い。血縁とはなによりも優先すべきものとの認識があるが、この物語はそんなあたりまえの認識をぐらぐら揺さぶる。レイプはしょうがないという人が世の中には結構いるが、そうゆう方は自分の母親なり父親がレイプされる危険を考えてほしいと考える。バブル景気のころアジア諸国で無責任に種をばら撒いた人たち。ツケを払う時期がきましたよ。とゆう物語でした。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.65
(5pt)

赤の他人が父親面するんじゃねえよ

 放火現場に残された謎のグラフィティアート.完璧で仲は良いが時折奇異な行動をとる弟.末期癌に侵された父.今は亡き魅力的だった母.ミステリアスな女性.売春行を斡旋している傲慢な男.独自の哲学を持つ探偵・・・
 主人公の周りに個性的な登場人物を散りばめミステリー小説の形式をとってはいるが,物語の本質は別の所にある.犯人は誰か,またその目的は何かといったことは付随的なものに過ぎない.この本は家族について書かれたものだ.感情が理屈を超えたとき,日常は穏やかさを取り戻し,物語は閉じられる.
 優しい物語だった.
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.64
(5pt)

楽しめる小説

物語の展開としてはミステリー風に仕上がっている。火事の現場とグラフィティアートの関連。そこに遺伝子を絡めて物語が展開して、上手に家族というテーマを描いている。
文章もとても丁寧な印象を受ける。難解でわかり難い言い回しは少なく、面白いちょっとしゃれた比喩などがみられ味わいとしてもとても楽しめる一冊だと感じた。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.63
(5pt)

冒頭の一文が圧巻!

『春が二階から落ちてきた。』
冒頭の一説を読んだだけで、鳥肌が立ってしまった。
伊坂小説にはこのような一言で読者をひきつける一文が多いと思うが、
この一文は個人的にはベストだと思っている。
内容は、
ある兄弟が連続放火事件を追い事件の謎を解き明かすと言う、
若干推理小説やミステリ的な要素が多いように思えるが、
個人的にはどちらかと言うと純文学に近いようなストーリーだと思う。
落書きの清掃業である弟や、遺伝子診断会社の会社員である兄。
設定や会話に機知を感じさせるものが多く、
読んでいて心地よいと共に何故かにやりとさせられるのは、
会話のそこここに人間を深く見つめた洞察が感じられるからかも。
冒頭の一文から最後の473pまで。一気に読み終えてしまった。
そして最後もまたこう括られる
『春が二階から落ちてきた。』
この一文が気になった人だけでも是非読んで貰いたいと思う。
重力ピエロ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 重力ピエロ (新潮文庫)より
4101250235
No.62
(5pt)

重層的作品

春と泉水。異父兄弟の二人と、父母、春のストーカー夏子。町で起きる連続放火事件の謎解きが主軸といえば主軸だが、テーマは重層的で重い。しかし軽妙なユーモアでくるまれているので印象は明るい。くりかえされるいろんなフレーズがテーマとも絡まり伏線ともなる。実によくできた作品。ラストでの父の言葉がすべてを救う。これもゼッタイお薦めの一編であります。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019