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ブレイン・ドラッグ
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ブレイン・ドラッグの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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未だ若さの残る30代前半の作家志望の男性が新式ドラッグにより能力を高めて、本を書き上げ、さらに高収入をめざして投資家になり、数ヵ国語を習得し その言葉で美女たちと楽しみ、元カノも取戻し、とめどなく夢に見た普通の成功をどんどん手に入れてゆく様。**最近初めて映画で見て本を読んでみたくなり、 SF新人作家賞までもらっているのでオリジナルの英語版を取り寄せ中。スピード感が面白い。非常にアメリカ式幸せ、成功、愛、の象徴と文化的バックグランド を理解するのにもてっとり早い内容。キーとして主人公の義理の兄(弟)が「この薬はすでにあたものいいやつにはより効果が高い」というセリフが笑えた。つまり、 馬鹿な奴には同じ運が来ても効果なしというところが、非常にアメリカ式発想。のしあがってくのに殺人が必須なのはアメリカ映画だからか、現実的なのかは 一瞬考えてしまう。日本でも得体のしれない死体の多い現実。お金を持ち出すと、高級レストランやプライベートジェットや美女たちがどんどん出てくるのも ワンパターンで笑える。しかしこのすべての冒険を経て得るのは、愛のある元カノと大統領になりたい自分というのがメッセージであり、賞をもらう所以ではないかと 思う。狂気の中、可愛らしい男の子の夢を追いかけるという落ちが受け入れられるのであれば是非お勧め。洗練度を追及するかたには、箸休め的娯楽本。 | ||||
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脳力を高めためいと考える背景には会社への不信感、人間関係の問題点、失業者の増加、雇用不安など、そして家族のため稼ぎたい等の人間心理が背景となり自分の脳に投資する。資格取得で数年先の不測な事態に備えたいとするのが最善の準備だろう。この本は意欲を高めるやり方がドラッグに依存し間違っていることをのぞけば会社員が希望する項目がそろっている。人類が研究開発している能力開発がドラッグみたいな薬だろう。現実は自己啓発本を読んでも薬より速く意欲が消えていく。再現に時間が必要。意欲を続かせるため、ドラッグみたいな速効性のあるものは何だろうと考えさせられた。瞑想、ボランティア、社会貢献、資格学校等、ドラッグ以外でシナプスの働きを向上させる物は以上だろう。何か他はないかと考えさせらる内容だ。やはり継続するための薬は誰かのため!という感情だろう。報復のときに出る忘れない感情だろう! | ||||
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内容的には薬物によって能力が上がり、一定期間を経て落ちていくという「アルジャーノンに花束を」と同じだと思いました。 脳を活性化して頭をよくする薬、そんなものあるわけないよ、でもあっらたいいのに。もし自分がその薬を手にしたらどうするだろうとエディに投影してしまいます。 スピード感があり、一気に読めます。しかし、せっかく最初の設定で出版関係の仕事をしていたのだから作家として大成(映画化、大ヒット)するという方向に持っていかず、なぜ物語をねじれさせ株の投資にのめりこませる必要があったのか不明です。 それなら銀行員でもやっていたほうが自然です。 | ||||
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椎名誠のエッセイで、この本が面白いとのことだったので購入。 あれよ、あれよと読み進めることができます。 続きが気になり一日で読破。 ラストはうーんという感じだったけど、充分読む価値あり!! | ||||
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しがない中年男である主人公が、完璧な人間になれる錠剤で 成功してみたいとう妄想にかられる 発端からラストまで一気に読んだ 著者自身もこの錠剤を服用してるのかと思うほど、 新人とは信じられない確固たる文体。 全体からドル札が匂ってきそうなリアリティー デイトレードに企業買収は、成功報酬が莫大なアメリカで夢のような成功だし 成功と共にランクアップする住居も、いかに成功していってるかが 広さ、調度品、衣服からも伺える ゆえに、後半からの副作用や巻き込まれて行く組織に 妥協案や解決策を必死に模索しながらも精神的に揺さぶられてゆく様を 主人公の一人称で書いたことで見事な悪夢に仕上がっている 手中にした幻のような成功の数週間 主人公の転落は阻止できるのか、ラストまで眼が逸らせない一級品 | ||||
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頭の良くなる薬MDT-48を飲んだ男の栄光と破滅、と言ってしまえばそれまでだが、大変良くできたアイデア満載のストーリーで、最後まで一気に読んでしまった。 こういう薬を手にすると何をしようと思うかで品性が出るものだ。目前の仕事を片付けるのはいいとして、金・豪華マンション等々えげつなく欲望をかなえようとする過程で強烈な副作用に苦しむのが面白い。おまけにロシアン・マフィア系の闇金融業者まで登場する。普通、義理の兄から渡されたといっても、わけのわからない薬を飲まないものだが、過去に主人公のエディ・スピノーラがコカインを常用していた事から、飲んでも無理はないと思わせるなど状況設定にも著者の苦心のあとがうかがえる。過去にこの薬を飲んだ人間に次々と電話をかけていくと、ほとんど死亡したか廃人になっている事を知った時の主人公の恐怖は読者に良く伝わってきた。翻訳は雑駁なところもあるが、原作のスピード感はよく写している。 | ||||
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