楽園

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評判

楽園の評価:

3.76/5点 レビュー 232件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 141〜160 8/9ページ
No.40
(5pt)

職人仕事

さすが宮部みゆきの仕事という他ありません。導入部はややスローな
ものの、次々とギアチェンジしていって気がついたら小説の世界に引き
こまれています。

「模倣犯」から9年後の前畑滋子はトラウマを引きずり、ライターとして
はリハビリ中という風情なのですが、不思議な能力を持っていたという
亡き少年の母からの依頼に次第に持ち前の突進力を取り戻していきます。
その過程にまたもからんでくる「網川浩一」の影…。次第に浮かび上がる
新たな事件の謎…。

少年の母や周辺人物の造型も「いるんだよね、こういう人」と親しみすら
湧いて来るのも宮部作品ならでは。
上下巻の長さを全く感じない、一気読み必至作品です。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.39
(5pt)

模倣犯を読んでから!

しまった!模倣犯を読んでからにすればよかった!
すでに遅い。読み出したら一気に止まらず最後まで読んでしまった。作品では随所に模倣犯事件についてリンクするので、これから読もうとする方は先入観を持ってしまうかもしれません。ぜひ先に模倣犯を読んでみて下さい。
内容は沢山のレビューが載っているので省きますが、個人的には超能力も、いわゆる山荘事件の謎も解かず、軽いノリの夫婦関係の記述も気になりませんでした。この作品は宮部みゆきの品格を表す極上の作品だと思います。登場人物の個性を丁寧に描き、最後に救いを与える宮部みゆきに好感を持ってしまいました。
最近、リアルな事件をもとに加害者も被害者の人権も無視しまくる激しくモラルの低下したジャーナリストや作家の本に出会ってしまい、「お前ら、こういう作品を書けよ」と心の中で思いました。「楽園」本当に深く余韻の残る作品です。ぜひ一読を!
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.38
(4pt)

唯一の不満

上巻に引き続き、前畑滋子の真実への追求が続きます。幸運な偶然が
重なりすぎる気もするのですが、やがてひとつの悲惨な推論に辿り着
き、読者も憤然とさせられるのです。そしてまたもやマスコミの前で
暴かれる真実。宮部ファンなら「あの場面」が嫌でも思い出されるに
違いありません。
これほど、既に亡くなっている登場人物が存在感を持つ小説を読んだ事
がありません。少年・等の特殊能力を持つが故の苦しみ、少女・茜の自ら
持て余す程の哀しみが小説の後半からひしひしと迫ってきます。そして
彼らのような「困り者」をかかえた家族の痛みもまた…。前畑と茜の母
の対決シーンがこの小説の最大の山場だったように思います。
唯一、残念だったのは「山荘の絵」の謎がそのままになってしまった事。
前畑滋子が震撼し、結果としてライター魂を取り戻すきっかけになった
エピソードだったので、なんらかの説明が欲しかったです。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.37
(5pt)

底無し沼

時を忘れて、引き込まれてしまった。
事件、超能力、それを調べる女性ライターという筋書き。
次々に、想像もしていなかった方向に物語りは展開し、一刻も早く、先を読みたくなる。
内容は非常に重いものであるにも関わらず、著者の文体は、比較的軽妙だ。
そのため、すいすいと先へ先へと、読み進みやすい。
物語主導で作品が進んでゆき、心理描写は細緻だが、内容があまり寸断される事はない。
文中のいたる所で、登場人物の性格や気質などを、定型化しながら分析している。
これは、著者の作品では、割合よく見掛ける事だ。
下巻では、想像もしなかった展開に驚いた。
ただ、あるところまでは、少しばかり、平板な印象も受けた。
読み進むにしたがって、この作品は、全体として、何を描こうとしているのだろう?
という疑問が、脳裏をよぎる。
その答えは、下巻の最終章「楽園」にある。
このまとめ方は、見事と言う他ない。
著者の才覚に、思わず身震いした。
一度読み始めると、容易には抜け出す事が出来ない。
つまり、この作品は、底なし沼だ。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.36
(5pt)

職人仕事

さすが宮部みゆきの仕事という他ありません。導入部はややスローな
ものの、次々とギアチェンジしていって気がついたら小説の世界に引き
こまれています。
「模倣犯」から9年後の前畑滋子はトラウマを引きずり、ライターとして
はリハビリ中という風情なのですが、不思議な能力を持っていたという
亡き少年の母からの依頼に次第に持ち前の突進力を取り戻していきます。
その過程にまたもからんでくる「網川浩一」の影…。次第に浮かび上がる
新たな事件の謎…。
少年の母や周辺人物の造型も「いるんだよね、こういう人」と親しみすら
湧いて来るのも宮部作品ならでは。
上下巻の長さを全く感じない、一気読み必至作品です。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.35
(5pt)

「帯」の文言で迷うなかれ

本の帯に「透視」という言葉があったので「クロスファイアー」系かと敬遠していましたが、
実際は「火車」「理由」「模倣犯」系の話でぐいぐい引き込まれました。

ただし、これは個人の好みですが、それらに比べると
事件の結末やラストシーンは安直すぎる気もしました。

「模倣犯」で前畑滋子の視点でストーリーが展開していく部分が好きだった人には
文句なく楽しめると思います。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.34
(5pt)

「模倣犯」から9年、「楽園」という題名の意味はやはり最後にわかる

「模倣犯」から9年後。「あの事件」の呪縛から逃れようとしている、
フリーライター前畑滋子を描くスピンオフ作品。

いつもタイトルが秀逸な宮部作品だが、「模倣犯」と同じく
「楽園」というタイトルの奥深い意味は最後にわかる。
ここで書くとネタばれになるが、
その部分の宮部氏の文章は、呼んでいて鳥肌がたつほどの迫力だ。
こうした宮部節は作品の随所にいつもある。
人間に対する鋭い洞察力、対象をその瞬間だけ遠くに突き放した結果得る
残酷なほどの人間の持つ現実の姿。
編集者は本の帯に書くキャッチコピーに困らないだろうなといつも思う。

宮部氏の作品の例にもれず、冒頭の数行を読んだだけで虜になってしまった。
とうとう深夜までかかって上下巻読了。

ストーリー展開と人物描写のうまさもさることながら、
陰惨な事件の中でも作者の暖かな目線が読んでいてホッとする。

先日お話した、ひとり息子を亡くした53歳の女性が、
愚直すぎるほどの人生の中で掴み取ったものを最後に昇華させる展開は本当に見事。
人間の持つ、はかりしれない可能性、強さやかしこさは、学歴ではなく、
どう人生を生きてきたかで決まるのだと痛感する。

そして、最後に本当に爽やかなエピソードが残されている。
これはこの作品に、奥行きを与えていると思う。

「模倣犯」を呼んだ人も、読んでいない人も、「楽園」は楽しめると思う。
しかしこの本を読んだら「模倣犯」を読まずにはいられなくなることは確か。

お奨めです。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.33
(5pt)

「帯」の文言で迷うなかれ

本の帯に「透視」という言葉があったので「クロスファイアー」系かと敬遠していましたが、
実際は「火車」「理由」「模倣犯」系の話でぐいぐい引き込まれました。
ただし、これは個人の好みですが、それらに比べると
事件の結末やラストシーンは安直すぎる気もしました。
「模倣犯」で前畑滋子の視点でストーリーが展開していく部分が好きだった人には
文句なく楽しめると思います。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.32
(5pt)

「模倣犯」から9年、「楽園」という題名の意味はやはり最後にわかる

「模倣犯」から9年後。「あの事件」の呪縛から逃れようとしている、
フリーライター前畑滋子を描くスピンオフ作品。
いつもタイトルが秀逸な宮部作品だが、「模倣犯」と同じく
「楽園」というタイトルの奥深い意味は最後にわかる。
ここで書くとネタばれになるが、
その部分の宮部氏の文章は、呼んでいて鳥肌がたつほどの迫力だ。
こうした宮部節は作品の随所にいつもある。
人間に対する鋭い洞察力、対象をその瞬間だけ遠くに突き放した結果得る
残酷なほどの人間の持つ現実の姿。
編集者は本の帯に書くキャッチコピーに困らないだろうなといつも思う。
宮部氏の作品の例にもれず、冒頭の数行を読んだだけで虜になってしまった。
とうとう深夜までかかって上下巻読了。
ストーリー展開と人物描写のうまさもさることながら、
陰惨な事件の中でも作者の暖かな目線が読んでいてホッとする。
先日お話した、ひとり息子を亡くした53歳の女性が、
愚直すぎるほどの人生の中で掴み取ったものを最後に昇華させる展開は本当に見事。
人間の持つ、はかりしれない可能性、強さやかしこさは、学歴ではなく、
どう人生を生きてきたかで決まるのだと痛感する。
そして、最後に本当に爽やかなエピソードが残されている。
これはこの作品に、奥行きを与えていると思う。
「模倣犯」を呼んだ人も、読んでいない人も、「楽園」は楽しめると思う。
しかしこの本を読んだら「模倣犯」を読まずにはいられなくなることは確か。
お奨めです。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.31
(5pt)

やっぱり宮部みゆきはすごい!!!

冒頭の数行を読んだだけで、読者を惹きつけ小説の世界に入れてしまう。話の先が読めず、読み出したら止まらない。
彼女のストーリー展開と人物描写のうまさには、毎度のことながら脱帽です。
陰惨な事件でありながら、下巻の最後にホロリとさせられ爽やかな読後感にも満足しました。
事件ものからほのぼの系、超能力、時代ものまで幅広い世界を描く彼女ですが、
やはり真骨頂は、長編事件ものですね。
『模倣犯』を読んでいると、【前畑滋子】の人物像等がよくわかるけれど、読んでいなくても問題のない内容立てになっています。
宮部みゆきは、才能が豊かに湧き出るすごい作家と改めて実感しました。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.30
(4pt)

面白いと思いますけど・・・

皆さんのレビューの評価は芳しくないですが、僕はそこそこ面白いと思って一気に読みました。断章は初めから飛ばして、あとで読みました。その方が効率的ですから。ただ唯一の欠点は(というか宮部みゆきさんの特徴ですが)超能力者の存在を肯定していることですね。他にもその類の作品がありますので・・・ご本人が肯定論者だとおもいますが。個人的には超能力者同士の戦いなら納得できるのですが、日常世界に出て来られるとちょっと納得がいきません。その辺が透視能力を認めるのではなく、もう少し現実的な処理であった方が個人的は納得出来たと思っています。ただ全体としては面白いでした。模倣犯はひねりすぎで僕はこちらの方が面白かったですね。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.29
(5pt)

やっぱり宮部みゆきはすごい!!!

冒頭の数行を読んだだけで、読者を惹きつけ小説の世界に入れてしまう。話の先が読めず、読み出したら止まらない。
彼女のストーリー展開と人物描写のうまさには、毎度のことながら脱帽です。
陰惨な事件でありながら、下巻の最後にホロリとさせられ爽やかな読後感にも満足しました。
事件ものからほのぼの系、超能力、時代ものまで幅広い世界を描く彼女ですが、
やはり真骨頂は、長編事件ものですね。
『模倣犯』を読んでいると、【前畑滋子】の人物像等がよくわかるけれど、読んでいなくても問題のない内容立てになっています。
宮部みゆきは、才能が豊かに湧き出るすごい作家と改めて実感しました。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.28
(5pt)

相変わらず読ませます。

この人の作品はトリックではなく、殺意にいたる心模様の模写が真骨頂だと思っています。最近はますますそう思ってます。模倣犯よりこちらの方が現実にありえる話かなと思いますね。相変わらず会話文は上手いです。会話文からドンドン引きずり込まれてしまうのは毎度のことですが。徹夜になりました。これも毎度のことですが。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.27
(5pt)

相変わらず読ませます。

この人の作品はトリックではなく、殺意にいたる心模様の模写が真骨頂だと思っています。最近はますますそう思ってます。模倣犯よりこちらの方が現実にありえる話かなと思いますね。相変わらず会話文は上手いです。会話文からドンドン引きずり込まれてしまうのは毎度のことですが。徹夜になりました。これも毎度のことですが。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.26
(5pt)

どっぷり前畑

長編作品なのにまったく本を閉じることができない、
一気に上・下を読み終えました。
読み手を飽きさせない文章力はさすがですね。

山荘の絵の解決がなかったけど
もしかして続編もありなのかな〜
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.25
(5pt)

どっぷり前畑

長編作品なのにまったく本を閉じることができない、
一気に上・下を読み終えました。
読み手を飽きさせない文章力はさすがですね。
山荘の絵の解決がなかったけど
もしかして続編もありなのかな〜
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.24
(4pt)

流石、宮部さん

模倣犯の続編かと勘違いしたのが間違い。
また、クロスファイアを読んだ後だったので、超能力サスペンスかと思ったら、これも間違い。

と、当方の間違いだらけで読み始めましたが、素敵な宮部ワールドに引き込まれました。宮部さんの文体は非常に読みやすいです。

途中の少女の物語が、どうやって本編に混ざってくるのか、ドキドキしながら読みました。

それにつけても、元職員だけあって、法律事務所の描写が非常に的確で、法律事務所に関与していた当方としては、感心しきりでした。

&前畑さんは、今後の小説でも活躍させて欲しいですねえ。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.23
(4pt)

読ませる力はすごい

模倣犯、うーん細かいとこ覚えてないなあ・・・とちょっと不安な感じで読み始めたけど、やっぱり宮部さんすごい。ぐいぐい引っ張っていく文章の力はすごい。最初に感じた少年の不思議な力、の違和感もすっかり吹き飛ばしてしまった。しかし茜、怖い。そこらの不良じゃないなあ。両親に殺害されても仕方ないかも・・・私の娘ならどうするか?考えても恐ろしい。この本を読みながら模倣犯を必死で思い出すけど、だめだ、思い出せない。もう一度読み直そうか・・・でも2冊だし、2段になってるし、踏ん切りがつかない。宮部さんのすごいところは、読んでるとそれが映像になって頭のなかで映画のように動き出すところだと、私は感じる。登場人物がそれぞれ個性的で、しっかりと輪郭が見えるから、先へ、もっと先へと私を急かす。ひさびさに手応えのある本を読んだーって気持ちです。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.22
(4pt)

流石、宮部さん

模倣犯の続編かと勘違いしたのが間違い。
また、クロスファイアを読んだ後だったので、超能力サスペンスかと思ったら、これも間違い。
と、当方の間違いだらけで読み始めましたが、素敵な宮部ワールドに引き込まれました。宮部さんの文体は非常に読みやすいです。
途中の少女の物語が、どうやって本編に混ざってくるのか、ドキドキしながら読みました。
それにつけても、元職員だけあって、法律事務所の描写が非常に的確で、法律事務所に関与していた当方としては、感心しきりでした。
&前畑さんは、今後の小説でも活躍させて欲しいですねえ。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.21
(4pt)

読ませる力はすごい

模倣犯、うーん細かいとこ覚えてないなあ・・・とちょっと不安な感じで読み始めたけど、やっぱり宮部さんすごい。ぐいぐい引っ張っていく文章の力はすごい。最初に感じた少年の不思議な力、の違和感もすっかり吹き飛ばしてしまった。しかし茜、怖い。そこらの不良じゃないなあ。両親に殺害されても仕方ないかも・・・私の娘ならどうするか?考えても恐ろしい。この本を読みながら模倣犯を必死で思い出すけど、だめだ、思い出せない。もう一度読み直そうか・・・でも2冊だし、2段になってるし、踏ん切りがつかない。宮部さんのすごいところは、読んでるとそれが映像になって頭のなかで映画のように動き出すところだと、私は感じる。登場人物がそれぞれ個性的で、しっかりと輪郭が見えるから、先へ、もっと先へと私を急かす。ひさびさに手応えのある本を読んだーって気持ちです。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407