寮生 一九七一年、函館。
評判
寮生 一九七一年、函館。の評価:
3.15/5点 レビュー 13件。 D ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21〜26 2/2ページ
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寮生 一九七一年、函館。の評価:
3.15/5点 レビュー 13件。 D ランク
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ここ最近は警察モノの書き手として、その作品は映画化やTVドラマ化などされており、以前と比べて新聞広告なども大きなスペースを割かれている。しかし最近はTVを意識した様な作品が続き正直つまらない思いをしていたので、本作に関しては大変満足した。
内容は、副題にもある通り学園紛争の名残が若干残っている時代の、地方都市である函館の進学校での寮生活で起こった事件。書き出しからして、今野ファンなら「ひょっとして、自伝?」と思ってしまうだろう。
主人公の「自分」は、まさに今野氏の略歴と合致する部分が多い。冒頭、「この様な作品も書くとは!?」と書いたのは、この部分の事で、自分の実体験としての寮生活をベースに、主人公の略歴もそのまま今野氏の略歴通りにしているのが面白い。剣道部だったり、茶道部だったり。
確か今野氏はこの頃から空手の真似事を始めていたはずだが、本書には空手の「か」の字も出てこない。そこが気付く人は気づくだろうと思わせている面白さがある。
また、今野氏は女性に人気があるらしい。その一つとして過激な性描写が無い点を評論家が挙げていたが、本作で面白かったのが女子商の女の子を紹介してもらい、デートをする場面。初対面の女の子のある部分をチェックする描写は思わず笑ってしまった。今野少年もそうだったんだなぁ~と思うと、より親しみが沸いた。
なので、今野氏の略歴なども詳しい今野ファンなら、より楽しめる事請け合い。最近の警察モノでファンになった方なら、「琉球空手、ばか一代」などの著作を読んでからの方が、本作をより楽しめると思う。
言い換えれば、今野氏に興味無く本作だけを読むと、あっさりし過ぎているし、結末自体もお粗末な点はぬぐえないと思う。