手紙

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手紙の評価:

4.16/5点 レビュー 538件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全809件 421〜440 22/41ページ
No.389
(4pt)

丹念な構築とどんでん返し

剛志以外に悪人は出てこない。

普通の人達の普通の反応を丹念に積み重ねることで
リアリティを構築している。

剛志でさえも犯行以外は善人として描かれている。
これを長ーい伏線とすれば、「犯罪人の家族を差別
すべし」という思想の果てに導かれるカタルシス
--本当の罰を受けよ--によって三者にもたらされる
変化には、ミステリー作家ならではのどんでん返し
感がある。

罰することを忘れては救われないのだ!

直貴物語のリアリティによって、このカタルシスが
際立っている。

よくできた小説だ。

難点を言えば、孝文襲来時の発見、コンドーム、白石方
の手紙、電器屋事件などは少々強引に写った。何も特別
なことは起こらないのに結局そうなってしまう、という
姿勢を貫いてほしかった。

手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.388
(2pt)

あくまで小説として

親しかった友人が刑務所に行きました。
そのご家族のことを思い出しながら読みましたが、まあ、ずいぶんと現実離れした展開だなあというのが私の感想です。
しかし、部分的には現実とリンクする部分も多いとも思いました。

あの社長のように、したり顔で説教してくる高齢の男性がいるというのはリアルでした。言ってることもほぼ同じ。
もっとも彼らは「間違っているのは君たちだ。差別者である我々には非はないのだ」と加害者家族にわざわざ言いに行かずにはいられない、そうすることで自分の差別を正当化したい、そんな感じでしたけどね。
「君たちが困っていても私は助けないが、それは当然のことだ。甘ったれるな」という内容の電話を何度もしてくる近所の老人もいたらしいです。家族の方々は助けてくれなんてひと言も頼んだことはないらしいんですけど。
著者がそういった実在する老人達をイメージして社長を登場させたのかどうかは不明ですが。

最後に。
事件後、友人の私ですらとても複雑な気持ちを抱えることになりました。
ましてや加害者本人、被害者家族、加害者家族、あんな単純なものではないです。本当に辛く苦しいことは、外部からの差別ではなく、自分たちの心の中からやってくるものなのです。

この小説は娯楽作品としては読みやすくて良かったと思います。そこはさすが東野圭吾、という感じです。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.387
(2pt)

あくまで小説として

親しかった友人が刑務所に行きました。
そのご家族のことを思い出しながら読みましたが、まあ、ずいぶんと現実離れした展開だなあというのが私の感想です。
しかし、部分的には現実とリンクする部分も多いとも思いました。

あの社長のように、したり顔で説教してくる高齢の男性がいるというのはリアルでした。言ってることもほぼ同じ。
もっとも彼らは「間違っているのは君たちだ。差別者である我々には非はないのだ」と加害者家族にわざわざ言いに行かずにはいられない、そうすることで自分の差別を正当化したい、そんな感じでしたけどね。
「君たちが困っていても私は助けないが、それは当然のことだ。甘ったれるな」という内容の電話を何度もしてくる近所の老人もいたらしいです。家族の方々は助けてくれなんてひと言も頼んだことはないらしいんですけど。
著者がそういった実在する老人達をイメージして社長を登場させたのかどうかは不明ですが。

最後に。
事件後、友人の私ですらとても複雑な気持ちを抱えることになりました。
ましてや加害者本人、被害者家族、加害者家族、あんな単純なものではないです。本当に辛く苦しいことは、外部からの差別ではなく、自分たちの心の中からやってくるものなのです。

この小説は娯楽作品としては読みやすくて良かったと思います。そこはさすが東野圭吾、という感じです。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.386
(5pt)

東野圭吾のどこから生まれでて来るのかまだ分からない。

「手紙」を読んで、内面を描写する作品と行動を描写する作品があることが分かった。

まじめの罠、に嵌った兄の重い思いから逃れることができない弟。
大学、歌、人との付き合いが戻って行くなかで,揺れ戻る状況。

人生が波動だということを示す作品。
東野圭吾のどこから生まれでて来るのかまだ分からない。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.385
(5pt)

東野圭吾のどこから生まれでて来るのかまだ分からない。

「手紙」を読んで、内面を描写する作品と行動を描写する作品があることが分かった。

まじめの罠、に嵌った兄の重い思いから逃れることができない弟。
大学、歌、人との付き合いが戻って行くなかで,揺れ戻る状況。

人生が波動だということを示す作品。
東野圭吾のどこから生まれでて来るのかまだ分からない。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.384
(5pt)

現実と理想

殺人犯を身内にもってしまった苦悩。
この本のテーマであり、真摯に手を差し伸べてくれる人もいれば、丁寧に拒絶する人もいる。
実際、現実でこういう状況になれば、そうせざるを得ないこともこともあるかと思います。

この小説の面白さは、差別に押しつぶされそうになっても、
必死に抗おうとする主人公の強さと人間性にあります。
ただ、重い話というだけでなく、適度に緊張と弛緩を織り交ぜて行き
読者を飽きさせない手法はさすがだと思います。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.383
(5pt)

現実と理想

殺人犯を身内にもってしまった苦悩。
この本のテーマであり、真摯に手を差し伸べてくれる人もいれば、丁寧に拒絶する人もいる。
実際、現実でこういう状況になれば、そうせざるを得ないこともこともあるかと思います。

この小説の面白さは、差別に押しつぶされそうになっても、
必死に抗おうとする主人公の強さと人間性にあります。
ただ、重い話というだけでなく、適度に緊張と弛緩を織り交ぜて行き
読者を飽きさせない手法はさすがだと思います。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.382
(5pt)

差別偏見区別

学生です。たまたま家にあったので暇つぶしに読んでみました
すごく奥が深く、夢中になって読んでいたらあっという間に読み終わりました

犯罪者の弟が「犯罪者の兄」を持ったがゆえに様々な困難にぶちあたっていく話です
刑務所内の兄と手紙のやりとりもあります

この本を読んで、差別や偏見や区別という概念は簡単なものではないと思いました
「差別や偏見がない世界なんて絵空事」というフレーズにものすごく納得しました
それまで「自分は絶対差別はしない人間だ」と思っていたはずなのに。

筆者が伝えたい事は加害者の苦しみや兄弟のつながり、犯罪の愚かさなどそんな軽薄なものではないと私は思っています
確かに物語の展開は非現実的で(小説だから仕方ない?)「犯罪者の弟が次々に兄のせいで苦しんで、でも理解者があらわれて結婚もして。。。」という展開だけに焦点を当てれば無理矢理すぎる。つまらない」とも思える小説です。
もっと深いなにかがあります文才ないのでどう書いたらわかりませんが、読めばわかります
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.381
(5pt)

差別偏見区別

学生です。たまたま家にあったので暇つぶしに読んでみました
すごく奥が深く、夢中になって読んでいたらあっという間に読み終わりました

犯罪者の弟が「犯罪者の兄」を持ったがゆえに様々な困難にぶちあたっていく話です
刑務所内の兄と手紙のやりとりもあります

この本を読んで、差別や偏見や区別という概念は簡単なものではないと思いました
「差別や偏見がない世界なんて絵空事」というフレーズにものすごく納得しました
それまで「自分は絶対差別はしない人間だ」と思っていたはずなのに。

筆者が伝えたい事は加害者の苦しみや兄弟のつながり、犯罪の愚かさなどそんな軽薄なものではないと私は思っています
確かに物語の展開は非現実的で(小説だから仕方ない?)「犯罪者の弟が次々に兄のせいで苦しんで、でも理解者があらわれて結婚もして。。。」という展開だけに焦点を当てれば無理矢理すぎる。つまらない」とも思える小説です。
もっと深いなにかがあります文才ないのでどう書いたらわかりませんが、読めばわかります
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.380
(5pt)

犯罪者の家族

ここ最近、犯罪者の家族を描く作品をよく見かける。 八日目の蝉や悪人などがそれである。 そしてこの作品を含め、犯罪者の家族は人生を大なり小なり狂わせているように描かれてる。 その要因の一つとしてメディアが挙げられるように思う、それは犯罪者を血も涙もない鬼のように描き、被害者側を悲劇のヒロインのように描く。犯罪者の陰に見え隠れする優しさや苦悩は一切無視である。 当然、犯罪は許されることではないが、これでは被害者側の家族が社会から居場所を失うのは必然だ。 奴らが騒がなければ、もっと多くの人が平穏に暮らせるのではないかと思う。 今回の主人公は過激な報道だけのせいで苦しんだわけではないが、そんなことを感じさせられた。 長々とメディアのことを語ったが一番印象的であったのは、社長の差別を受けるのは当然 という、歯がゆいが的を外していない意見を主人公に伝える場面であった。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.379
(5pt)

犯罪者の家族

ここ最近、犯罪者の家族を描く作品をよく見かける。 八日目の蝉や悪人などがそれである。 そしてこの作品を含め、犯罪者の家族は人生を大なり小なり狂わせているように描かれてる。 その要因の一つとしてメディアが挙げられるように思う、それは犯罪者を血も涙もない鬼のように描き、被害者側を悲劇のヒロインのように描く。犯罪者の陰に見え隠れする優しさや苦悩は一切無視である。 当然、犯罪は許されることではないが、これでは被害者側の家族が社会から居場所を失うのは必然だ。 奴らが騒がなければ、もっと多くの人が平穏に暮らせるのではないかと思う。 今回の主人公は過激な報道だけのせいで苦しんだわけではないが、そんなことを感じさせられた。 長々とメディアのことを語ったが一番印象的であったのは、社長の差別を受けるのは当然 という、歯がゆいが的を外していない意見を主人公に伝える場面であった。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.378
(4pt)

幸せをつかむことができるのか

刑務所で服役している兄からの手紙がこの物語のテーマになっています。
犯罪者の弟というだけで社会でどれだけ冷たい目にあうか
というのがこれでもかというほど続いていきます。
主人公(弟)に何とか幸せになってもらいたい一心で読み進んでしまいます。
実際加害者の家族はこのような仕打ちを受けて行くのかもしれません。
加害者が罪を償い、家族にも重い責任を伴わせてしまう。
暗く悲しい物語です。

手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.377
(4pt)

幸せをつかむことができるのか

刑務所で服役している兄からの手紙がこの物語のテーマになっています。
犯罪者の弟というだけで社会でどれだけ冷たい目にあうか
というのがこれでもかというほど続いていきます。
主人公(弟)に何とか幸せになってもらいたい一心で読み進んでしまいます。
実際加害者の家族はこのような仕打ちを受けて行くのかもしれません。
加害者が罪を償い、家族にも重い責任を伴わせてしまう。
暗く悲しい物語です。

手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.376
(4pt)

良きかな

手紙だからこそ言える事、伝わるものってあるよね。



手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.375
(4pt)

良きかな

手紙だからこそ言える事、伝わるものってあるよね。



手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.374
(4pt)

救い

無知ということの怖さです、剛志が、もっと世の中を知っていたら計画することを学んでいたら、
こんな人生にならなかったでしょうね。毎月・毎月 手紙を書く剛志。
その手紙が 直喜の人生を変えて行きます。
でも、直喜は幸せです、寺尾が居て音楽に出会えて、由美子に出会えて・・
寺尾や由美子に巡り会えない人が沢山います。

東野さんの本には、救いがあります。
毎月・毎月手紙を書き続けた剛志の償いの心が・・としてくれるのでしょう。
犯罪と償い、加害者の家族と被害者の家族、世間の目は厳しいですね。
社長が効いています。
直喜が歌う「イマジン」を聴いてみたいです。。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.373
(4pt)

救い

無知ということの怖さです、剛志が、もっと世の中を知っていたら計画することを学んでいたら、
こんな人生にならなかったでしょうね。毎月・毎月 手紙を書く剛志。
その手紙が 直喜の人生を変えて行きます。
でも、直喜は幸せです、寺尾が居て音楽に出会えて、由美子に出会えて・・
寺尾や由美子に巡り会えない人が沢山います。

東野さんの本には、救いがあります。
毎月・毎月手紙を書き続けた剛志の償いの心が・・としてくれるのでしょう。
犯罪と償い、加害者の家族と被害者の家族、世間の目は厳しいですね。
社長が効いています。
直喜が歌う「イマジン」を聴いてみたいです。。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.372
(3pt)

生々しさ

飽きずにスラスラ読めたのだが描写や展開が強引な気がしてリアリティに欠ける気もしたが、まぁ、仕方ないのかな。

いろんな意味で人間らしい人間たちが描かれた切ない作品だと思う。

直貴には感情移入できなかった。
いまどきというか、一般的には彼のような人が多いのだろうか?
そう思うと少し残念な気分になる。
剛志は大バカ者ではあるが、直貴よりももっともっと、人としての尊い物を持っていると思う。


手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.371
(3pt)

生々しさ

飽きずにスラスラ読めたのだが描写や展開が強引な気がしてリアリティに欠ける気もしたが、まぁ、仕方ないのかな。

いろんな意味で人間らしい人間たちが描かれた切ない作品だと思う。

直貴には感情移入できなかった。
いまどきというか、一般的には彼のような人が多いのだろうか?
そう思うと少し残念な気分になる。
剛志は大バカ者ではあるが、直貴よりももっともっと、人としての尊い物を持っていると思う。


手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.370
(5pt)

今更なので、内容の他に手法として

まずは物語としての感想ではなく手法として、東野圭吾の緻密な計算には空恐
ろしくなってしまった。私は、東野圭吾の著書はこの『手紙』が初めてなんだ
けれども、第一章の一節からして「あ、狙ってる」と感じる部分が多かった。
当然プロットの配し方もそうであるし、各章、各節自体、それに些細な描写に
ついても狙いを感じた。これは、たぶん私だけではないと思う。

ただ、読んでいくうちにその「狙い感」がどんどん薄くなったのには驚いた。
ひょっとしたら、読者を「こう揺さぶってやろう」「こう感動させてやろう」
というたぐいの「狙い」じゃないからかも知れない。自分自身もそうだが、読
者という生き物は読み違え、捉え違え、勝手に想像するものだ。それを同じ答
えへと辿り着くための手引き。その積み上げ方が、真摯に伝えたい事に一貫し
ていた。だから、狙い感は薄れ、強引さもなく多くの人が似た結論へ導かれた
のかもしれない。

物語的な感想は、おそらく上の手法が成功しているからだろう、多くのレビュ
ア達と違わなかった。普通、と言っては何だけれども、巷で流行っているマン
ガよろしく「差別」=「悪」やら「差別」→「苦悩」と言う図式は簡単に描け
ると思う。その逆に「差別」=「必要悪」を描くのもまたそれほど難しくない
はずだ。根拠としては、世間的な認知度を勘案してだけども――。

それら全てをひっくるめて一人一人の精神性として道を示そうとしている。

差別の功罪というと語弊があるが、人のサガ、生きる上での清濁、それらを含
めて、差別との対決や受け入れ、それでもなお、どう繋がって行くか答えを導
く。ある分野では考え尽くされた事だけれども、それをテーマに多く人に同じ
ように伝えきってしまう所が凄いし、物語としての感動も大きかった。

素晴らしい。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674