白夜行

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白夜行の評価:

4.18/5点 レビュー 724件。 S ランク

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平均点4.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,440件 1,301〜1,320 66/72ページ
No.140
(5pt)

大きなピース

不思議な物語だった。亮司は何もミスをしていない。でも、誰かの行動が事件と亮司を結び付けてしまう。例えば典子が撮った写真のように。雪穂と亮司のつながりも、最後まで分からない。きっとつながっている、そうは想像できても、どこでつながっているかは分からなかった。物語の中では、みんなが1つの事件に興味を持ち、みんなが少しだけ真相に近づく。でも、誰も全貌を見抜く人は出て来ない。読者のみが知っている。しかも、タネ明かしもない。「この一文であなたには分かるでしょ?」と作者が言っているような感じである。真実が正確には書かれていないからだ。あとは読者の予想のみ。章や節が変わるたびに、がらっと場面が変わり登場人物が変わる。今までとどう関係しているのか分からないが、だんだん結び付いて来る。本当にパズルのピースのようである。それも小さなヒントがピースではなく、1つの事件・エピソードがピースとなって出てくる。そして、最後にパズルは完成する。・・・が、それは読者の中でのみである。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.139
(5pt)

「純愛」か「償い」か

日を追うごとに思い出され、あまりの切なさに、何かをしている最中にも涙が出そうになりました。感情が完全にもっていかれるような感覚にさせられる、こんな小説には滅多に出会えないと思います。本当に残酷だと思う。ただ、そう一言で言うのがあまりにも陳腐だと思う位壮大な物語でした。時代は70年代から始まりますが、読んでも人物に関してはレトロな印象は全くなく、まるで今この時代に存在していると思える程生々しい陰(いん)で鋭く冷たい「悪」を感ます。何十人もの全ての登場人物が伏線であるという点、二人が最後の最後にしか同じ場面に出てこないという点。その構成は鳥肌ものでした。桐原亮司と雪穂との関係については、読む度ごとに印象が変わります。特に桐原亮司の心が読めない。「純愛」なのか「償い」なのか。その行為は純粋な愛ゆえの奉仕のようにも見えます。しかし一方で、セックスが出来ない体になっていることを「彼の過去に体験した出来事が起因」と捕らえるならば、やはり身内の「償い」をするための奉仕にも思えます。ただ、個人的にはこれは正に桐原亮司の純愛の物語であると思い、同時に、雪穂の「太陽に変わるものがある」という言葉が亮司の存在を指していると心のどこかで願っています。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.138
(5pt)

魔性

まるでボニー&クライドを想起するような……と一瞬思いましたが、然しあのカップルがあくまで「陽」の存在であるのに対して、この物語の主人公2人は、圧倒的な「負」の磁場を形成しています。大阪で起こった質屋殺しに端を発し、その後およそ20年にわたって描かれる、昭和という時代を背景とした2人の男女の軌跡。周囲の人々の視点を通してそれは描かれ、2人の具体的な心情描写は一切排して語られますが、様々な出来事のその概要と2人の行動は、読者はほぼ把握できます。これが凄い。ダーク。特に雪穂の章などは、なまじっかなホラー物より余程怖い。背筋が凍るようです。長い物語ですが、本を置く事が中々出来ませんでした。そして、最終章で明らかにされる「真相」は――愕然とするほど哀しいものでした。緻密な構成、抜群の筆致、読者を捉えて離さないリーダビリティ。傑作です。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.137
(5pt)

「純愛」か「償い」か

日を追うごとに思い出され、あまりの切なさに、何かをしている最中にも涙が出そうになりました。感情が完全にもっていかれるような感覚にさせられる、こんな小説には滅多に出会えないと思います。本当に残酷だと思う。ただ、そう一言で言うのがあまりにも陳腐だと思う位壮大な物語でした。時代は70年代から始まりますが、読んでも人物に関してはレトロな印象は全くなく、まるで今この時代に存在していると思える程生々しい陰(いん)で鋭く冷たい「悪」を感ます。何十人もの全ての登場人物が伏線であるという点、二人が最後の最後にしか同じ場面に出てこないという点。その構成は鳥肌ものでした。桐原亮司と雪穂との関係については、読む度ごとに印象が変わります。特に桐原亮司の心が読めない。「純愛」なのか「償い」なのか。その行為は純粋な愛ゆえの奉仕のようにも見えます。しかし一方で、セックスが出来ない体になっていることを「彼の過去に体験した出来事が起因」と捕らえるならば、やはり身内の「償い」をするための奉仕にも思えます。ただ、個人的にはこれは正に桐原亮司の純愛の物語であると思い、同時に、雪穂の「太陽に変わるものがある」という言葉が亮司の存在を指していると心のどこかで願っています。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.136
(5pt)

魔性

まるでボニー&クライドを想起するような……と一瞬思いましたが、然しあのカップルがあくまで「陽」の存在であるのに対して、この物語の主人公2人は、圧倒的な「負」の磁場を形成しています。大阪で起こった質屋殺しに端を発し、その後およそ20年にわたって描かれる、昭和という時代を背景とした2人の男女の軌跡。周囲の人々の視点を通してそれは描かれ、2人の具体的な心情描写は一切排して語られますが、様々な出来事のその概要と2人の行動は、読者はほぼ把握できます。これが凄い。ダーク。特に雪穂の章などは、なまじっかなホラー物より余程怖い。背筋が凍るようです。長い物語ですが、本を置く事が中々出来ませんでした。そして、最終章で明らかにされる「真相」は――愕然とするほど哀しいものでした。緻密な構成、抜群の筆致、読者を捉えて離さないリーダビリティ。傑作です。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.135
(4pt)

美貌の・・・

十分以上に同情する理由があるにせよ“美貌の○○鬼”ということで、ホラー小説とは違う意味で、背筋が寒くなります。そして、宮部みゆきの「火車」を思い出しました。ただ、カードローン地獄という社会性のあるテーマを浮き上がらせた「火車」と違い、“虐待”についても小道具のひとつくらいの扱いなのは少し物足りないのですが、後半の老刑事の執念の捜査とやがてわかる哀しい真相という流れはラストまでぐいぐい引き込んでミステリーの醍醐味を存分に味あわせてくれます。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.134
(4pt)

美貌の・・・

十分以上に同情する理由があるにせよ“美貌の○○鬼”ということで、ホラー小説とは違う意味で、背筋が寒くなります。そして、宮部みゆきの「火車」を思い出しました。ただ、カードローン地獄という社会性のあるテーマを浮き上がらせた「火車」と違い、“虐待”についても小道具のひとつくらいの扱いなのは少し物足りないのですが、後半の老刑事の執念の捜査とやがてわかる哀しい真相という流れはラストまでぐいぐい引き込んでミステリーの醍醐味を存分に味あわせてくれます。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.133
(5pt)

最高傑作

常にどこかでつながり続けていた二人。決して会うことのできない二人。その姿に涙を流さずにはいられない。まさに最高傑作としかいいようがない作品です。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.132
(5pt)

最高傑作

常にどこかでつながり続けていた二人。決して会うことのできない二人。その姿に涙を流さずにはいられない。まさに最高傑作としかいいようがない作品です。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.131
(3pt)

ありえへん

友人に薦められ読んだ作品。”とにかくおもしろい!”と聞いていたので、いつ面白くなるんだ、と気にしつつどんどん読んだけど、う~~ん、いまいち。もっとおもしろいんだろうと期待してたせいもあってか、納得いかないところとかが許せなかった。まず、主人公2人が客観的に描かれているところは、玄人受けするのかもしれないが、私にはちょっと… それから、2人の目的、動機など不可解だった。さらに思ったことは、感情を持たない人間など存在しないというところだった。2人の間には何かの絆はあったのかもしれないが、それは人それぞれの理解によってしまう。本の中で2人がセットの部分はほぼない。どんな境遇で育とうが、ロボットのように生きるとは思えなかった。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.130
(3pt)

ありえへん

友人に薦められ読んだ作品。”とにかくおもしろい!”と聞いていたので、いつ面白くなるんだ、と気にしつつどんどん読んだけど、う~~ん、いまいち。もっとおもしろいんだろうと期待してたせいもあってか、納得いかないところとかが許せなかった。まず、主人公2人が客観的に描かれているところは、玄人受けするのかもしれないが、私にはちょっと… それから、2人の目的、動機など不可解だった。さらに思ったことは、感情を持たない人間など存在しないというところだった。2人の間には何かの絆はあったのかもしれないが、それは人それぞれの理解によってしまう。本の中で2人がセットの部分はほぼない。どんな境遇で育とうが、ロボットのように生きるとは思えなかった。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.129
(4pt)

切ないおとぎ話

前半はあまりに救われない暗さなので、読むのが少し辛いけれど最後のほうにくると、互いの、切ない恋愛の感情が少しづつ身にしみてくる。暗い夜を旅する恋人同士のダークなおとぎ話。悲しくて、イイ。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.128
(4pt)

切ないおとぎ話

前半はあまりに救われない暗さなので、読むのが少し辛いけれど最後のほうにくると、互いの、切ない恋愛の感情が少しづつ身にしみてくる。暗い夜を旅する恋人同士のダークなおとぎ話。悲しくて、イイ。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.127
(5pt)

最高!

私が初めて東野さんの本を読んだのは、この白夜行でした。私が生まれ育った「布施」から物語が始まることから、引き込まれてしまいました。主人公の2人を軸にして日本の高度成長時代とバブルを描き時代にあわせるように二人の関係も発展していくストーリー、日本版「フォレストガンプ」です。時代背景がいまいちわからなかった「ガンプ」よりも二人の育った時代に自分も育った「布施」という街を知っていたからこそ他の人より余計に面白かったことは、確かです。30歳以上の人には、自分の成長ともオーバーラップさせて読めるので最高に面白いと思います。で東野さんにはまってこの次に読んだのが「回廊亭殺人事件」。。。。。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.126
(5pt)

最高!

私が初めて東野さんの本を読んだのは、この白夜行でした。私が生まれ育った「布施」から物語が始まることから、引き込まれてしまいました。主人公の2人を軸にして日本の高度成長時代とバブルを描き時代にあわせるように二人の関係も発展していくストーリー、日本版「フォレストガンプ」です。時代背景がいまいちわからなかった「ガンプ」よりも二人の育った時代に自分も育った「布施」という街を知っていたからこそ他の人より余計に面白かったことは、確かです。30歳以上の人には、自分の成長ともオーバーラップさせて読めるので最高に面白いと思います。で東野さんにはまってこの次に読んだのが「回廊亭殺人事件」。。。。。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.125
(5pt)

個人的には作者の最高傑作ではないかと。

東野さんの作品はけっこう読んでいますが、この作品を超えるものは今のところほとんどない気がします。推理小説ではなく、一組の男女の、愛とも友情とも言い切れぬ、もっと宿命的な繋がりを描いた叙情詩的な雰囲気が、深い感動を呼びます。息をつかせぬ展開も素晴らしく(悪く言えばご都合主義となるのでしょうが)、最後までページをめくる手が止まらないのは間違いない作品かと。続編も出ていますが、やや二番煎じ的な感じは否めず、この作品ほどの感動は得られませんでした。さまざまな方向性の著書を書きすすめる東野さんですが、こうした感動をわき起こさせる作品が一番素晴らしい気がします。もっとも今後、これを軽々と越える作品を出してしまいそうなほど、やる気と才能に溢れている人だと思いますが。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.124
(4pt)

昨日読み終えて・・・

読み終えて、心がもやもやしています。読み返したい気持ちと、気分変えて他の本読もうかなぁって気持ちで1日過ごしてしまいました。ダークな作品です。なんといってもせつない。ため息がでてしょうがないです。大人の身勝手さに腹が立ちます。涙が止まらなくて、夜中にシクシク泣きました。やはり、私としては主人公2人の本当の気持ち、心の中や思ってることを聞きたかったかなぁ。でも、とりあえず読んでみることをおすすめします!分厚い本ですが、引き込まれて一気に読めます。ひとつ気になるのが解説。なんか「ノワール」を連発されもよくわからない。私だけかもしれませんが・・・。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000
No.123
(5pt)

個人的には作者の最高傑作ではないかと。

東野さんの作品はけっこう読んでいますが、この作品を超えるものは今のところほとんどない気がします。推理小説ではなく、一組の男女の、愛とも友情とも言い切れぬ、もっと宿命的な繋がりを描いた叙情詩的な雰囲気が、深い感動を呼びます。息をつかせぬ展開も素晴らしく(悪く言えばご都合主義となるのでしょうが)、最後までページをめくる手が止まらないのは間違いない作品かと。続編も出ていますが、やや二番煎じ的な感じは否めず、この作品ほどの感動は得られませんでした。さまざまな方向性の著書を書きすすめる東野さんですが、こうした感動をわき起こさせる作品が一番素晴らしい気がします。もっとも今後、これを軽々と越える作品を出してしまいそうなほど、やる気と才能に溢れている人だと思いますが。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.122
(4pt)

昨日読み終えて・・・

読み終えて、心がもやもやしています。読み返したい気持ちと、気分変えて他の本読もうかなぁって気持ちで1日過ごしてしまいました。ダークな作品です。なんといってもせつない。ため息がでてしょうがないです。大人の身勝手さに腹が立ちます。涙が止まらなくて、夜中にシクシク泣きました。やはり、私としては主人公2人の本当の気持ち、心の中や思ってることを聞きたかったかなぁ。でも、とりあえず読んでみることをおすすめします!分厚い本ですが、引き込まれて一気に読めます。ひとつ気になるのが解説。なんか「ノワール」を連発されもよくわからない。私だけかもしれませんが・・・。
白夜行 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.121
(5pt)

最高傑作!

ストーリーなら『秘密』学術的ならこれだろうね。凄くリアリティであり薄暗さがある。まさに白夜を彷徨っているような生き方だ。『風とともに去りぬ』のスカーレット・オハラをモデルにしたらしいが雰囲気がでている。激情で形振り構わぬ姿勢は極貧時代から生まれたものだろうが、中流以上の生活を得ても更に上を目指す行動力は哲学的レベルだ。主人公が殆ど登場してこないのに人物像が浮かび上がる作品は、そうないのではないか。そう言う意味でも一見の価値はある。
白夜行 Amazon書評・レビュー: 白夜行より
4087744000