■スポンサードリンク
ラインゴルト特急の男
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ラインゴルト特急の男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎解きパズルや残酷描写に重きを置かない心理サスペンスで、人物の性格描写がうまく、澱みなく流れていく人間関係が素晴らしい。 解説者の香山二三郎氏がこの小説の特徴をうまく説明しているので引用しておく。 「まあ考えてみれば、コクランにしろオロークにしろ、活劇小説のキャラクターとしてはいささか地味というか、超人的プロという柄ではない。その意味では、本書はあくまで読者と等身大のアウトサイダーが繰り広げるリアリスティックな犯罪サスペンスに仕立てられている。著者もミステリの定法からは外れたオフビートな展開を心掛けているのは明らかで、それはたとえばラインゴルト特急内で知り合ったばかりにオロークに利用される羽目になる旅行客クラウスランケンの活かしかたにも現れていよう。通常の活劇ミステリではほんの端役に過ぎない彼をそのまま活かし続けることによって、彼と同様、コクランもオロークもリアルな生活者に過ぎないことが印象づけられるのである。」 最後がご都合主義的なのは、前作「さよならを言うには早すぎる」同様で、この作家の特徴なのかもしれない | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!