さよならを言うには早すぎる
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この作品は原題は"Go-between"という面白いタイトルなのだが、訳者の意向か出版社のみ希望でチャンドラー「長いお別れ」の有名なセリフを組み合わせたものになっている。これでは購入者はハードボイルド小説を期待してしまうだろうから、損をしていると思う。 確かに話の枠組みは「長いお別れ」に似てないでもないが、ずっと穏やかな人間ドラマになっている。 同作者の「ラインゴルト特急の男」の解説の香山二三郎氏が、この作者の特徴をうまく捉えた文章を書いているので引用しておく。 「まあ考えてみれば、コクランにしろオロークにしろ、活劇小説のキャラクターとしてはいささか地味というか、超人的プロという柄ではない。その意味では、本書はあくまで読者と等身大のアウトサイダーが繰り広げるリアリスティックな犯罪サスペンスに仕立てられている。著者もミステリの定法からは外れたオフビートな展開を心掛けているのは明らかで、それはたとえばラインゴルト特急内で知り合ったばかりにオロークに利用される羽目になる旅行客クラウスランケンの活かしかたにも現れていよう。通常の活劇ミステリではほんの端役に過ぎない彼をそのまま活かし続けることによって、彼と同様、コクランもオロークもリアルな生活者に過ぎないことが印象づけられるのである。」 | ||||
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