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(短編集)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全2件 1~2 1/1ページ
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『ボッコちゃん』に比べて質が高い作品が少ない。1つの作品として全体的に感じる印象は、ムラがあって詰め込みすぎで、読後満足度が低い。 ショートショートは、単行本形式で30編が上限だと思う。そうじゃ無いと、質が高い作品の間につまらないものがいくつも続くので飽きてしまう。 この文庫の昭和47年6月発行の初版を持っているが、星新一のあとがきに初版にはない「単行本の『人造美人』は、すでに絶版でしょうが」という文が付け足されている。版を重ねるうちに人造美人自体が入手困難になって編集部が付け足したのでしょう。最近、入手したが、素晴らしいの一言。 | ||||
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ショートショートを中心に42篇を収載した、ごく初期の短篇集。現在でも本屋の棚に普通に置いてあって、人気のほどがわかる。 短い話の中で読者の予測を裏切るテクニックの冴えはやはり凄い。アイディアが簡単に出てくる才能にほとほと感心する。 しかし、オチは一段構えばかりで単純すぎるように思う。アイディアだけのメモ書きみたいな感じが好きになれない(ドライ過ぎて潤いがない)。この感じを好きだという人が羨ましい。 シンプルすぎるくらいでいいのだ、という思い切りが星新一の凄いところなのだろう。ちょっと書き込んだ「天使考」「処刑」を読むと力量がわかる。他の、いろいろな作家を集めたアンソロジーで読む作品も、非常に良いといつも思う。 いろいろなタイプのアイディアが次々に湧き出るので、アイディアだけで発表してしまうのだろうが(そう見えてしまう)、ショートショートの少し先くらいで、せめてオチが二段構えくらいの作品だったら凄く好きになれる気がする。 面白かった作品は、死者を迎える天使と赤ちゃんを運ぶコウノトリが競争する「天使考」、恋愛・サイコスリラー「霧の星で」、ロマンチックでSFとしても上手く仕組まれている「愛の鍵」、単純なオチだが凄く笑える「悪をのろおう」、新鮮な肉を渇望する開拓者の群れに何も知らず降りていく宇宙船の「開拓者たち」、すてきな展開とすてきなオチがある「最後の事業」、文学的な傑作「処刑」、いきなり巨大ピンセットという、この短篇集中でいちばんシュールな「食事前の授業」だった。 | ||||
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