エチュード

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評判

エチュードの評価:

4.03/5点 レビュー 34件。 B ランク

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平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 61〜70 4/4ページ
No.10
(3pt)

ある意味、ボロボロなんだけど、結構おもしろく読んだ

最後のトリック。こりゃ何ぼ何でも実行不可能でしょと唸ってしまった。そう感じて思い返してみれば、メインのトリックからして無理すぎるんだと思い至った。これを説明する実験手品も。待てよ、プロファイリングでの絞り込みも、あまりに調子良すぎて、オイオイという感じだし。
よく考えてみればボロボロなんである。実際には不可能ではあっても、それらしいもっともらしさで納得させる書き方がされているかというと、そうでもない。それでも、結局最後まで読ませきってしまったのは、ある意味凄いかも知れない。ちょっと待った、といいたくなるところをフイとかわして先へ行ってしまう語り口。ヒロインが心理分析で一度失敗しているところなど、別に本筋部分の調子良さを補うことにはなっていないんだが、これで何となく乗せられてしまう。ただ、今野さんには、もっともっと練り上げたものを読ませてほしいなあ。
エチュード (C・NOVELS) Amazon書評・レビュー: エチュード (C・NOVELS)より
4125012253
No.9
(3pt)

ある意味、ボロボロなんだけど、結構おもしろく読んだ

最後のトリック。こりゃ何ぼ何でも実行不可能でしょと唸ってしまった。そう感じて思い返してみれば、メインのトリックからして無理すぎるんだと思い至った。これを説明する実験手品も。待てよ、プロファイリングでの絞り込みも、あまりに調子良すぎて、オイオイという感じだし。
よく考えてみればボロボロなんである。実際には不可能ではあっても、それらしいもっともらしさで納得させる書き方がされているかというと、そうでもない。それでも、結局最後まで読ませきってしまったのは、ある意味凄いかも知れない。ちょっと待った、といいたくなるところをフイとかわして先へ行ってしまう語り口。ヒロインが心理分析で一度失敗しているところなど、別に本筋部分の調子良さを補うことにはなっていないんだが、これで何となく乗せられてしまう。ただ、今野さんには、もっともっと練り上げたものを読ませてほしいなあ。
エチュード Amazon書評・レビュー: エチュードより
4120041743
No.8
(3pt)

巧い、面白い、でも、何か物足らない…

今野敏。巧い作家というのが、まず第一印象。警察小説、SF、伝奇もの、アクション小説などなど、何を書かせても巧い。ストーリーテリングという面において言えば、当代随一の作家といっても過言ではないと思う。
 ただし、今野作品には、いつも何か物足らなさを感じてしまう。巧いし、面白いんだけど、「100%満足!」とは言い切れなかった。
 そして、この『エチュード』も同じように、物足らなさを感じてしまった。
 では、その物足らなさはどこからくるのか。それは、物語設定の根底にある、“ご都合主義”だろう。
 この『エチュード』のストーリーのカギを握るのは、警察庁から派遣された心理調査官なわけだが、事件の情報が蓄積されるにつれて、心理調査官は犯人の行動を的確に予測していく。まるで見てきたかのように言い当て、事件解決に導くわけだが、心理調査官の予測の精度が上がる毎に、「そんなことありえるのか?」という疑問が頭をもたげてくる。
 なぜ心理調査官が、そこまで犯人の心理を読み、その行動を予測できるのかが紹介されていれば、先の疑問も感じなかったのかもしれないが、そうした記述はなく、疑問は膨らむばかり…。
 作家の巧さから、表面的にはご都合主義だと思えない作品にはなっているのだが、「プロファイリングって、こんなに高精度に犯人の行動まで予測できてしまうの?」との疑問は、やはり拭いされない。やはり、これはご都合主義によるものと言わざるを得ないのではないか。
 じゃ、この作品を楽しめなかったのかというと、決してそんなことはない。十二分に楽しめた。ただ、ちょっぴり物足りなさがあるというだけで…。
エチュード (C・NOVELS) Amazon書評・レビュー: エチュード (C・NOVELS)より
4125012253
No.7
(3pt)

巧い、面白い、でも、何か物足らない…

今野敏。巧い作家というのが、まず第一印象。警察小説、SF、伝奇もの、アクション小説などなど、何を書かせても巧い。ストーリーテリングという面において言えば、当代随一の作家といっても過言ではないと思う。
 ただし、今野作品には、いつも何か物足らなさを感じてしまう。巧いし、面白いんだけど、「100%満足!」とは言い切れなかった。
 そして、この『エチュード』も同じように、物足らなさを感じてしまった。
 では、その物足らなさはどこからくるのか。それは、物語設定の根底にある、“ご都合主義”だろう。
 この『エチュード』のストーリーのカギを握るのは、警察庁から派遣された心理調査官なわけだが、事件の情報が蓄積されるにつれて、心理調査官は犯人の行動を的確に予測していく。まるで見てきたかのように言い当て、事件解決に導くわけだが、心理調査官の予測の精度が上がる毎に、「そんなことありえるのか?」という疑問が頭をもたげてくる。
 なぜ心理調査官が、そこまで犯人の心理を読み、その行動を予測できるのかが紹介されていれば、先の疑問も感じなかったのかもしれないが、そうした記述はなく、疑問は膨らむばかり…。
 作家の巧さから、表面的にはご都合主義だと思えない作品にはなっているのだが、「プロファイリングって、こんなに高精度に犯人の行動まで予測できてしまうの?」との疑問は、やはり拭いされない。やはり、これはご都合主義によるものと言わざるを得ないのではないか。
 じゃ、この作品を楽しめなかったのかというと、決してそんなことはない。十二分に楽しめた。ただ、ちょっぴり物足りなさがあるというだけで…。
エチュード Amazon書評・レビュー: エチュードより
4120041743
No.6
(5pt)

ちょっと現実離れしているが,将来的にこうなるのかな

今野敏は,当たり外れが大きい.隠蔽捜査なんかは,特に'Aの果断などは非常におもしろかったし,3.5の伊丹を主人公にした初陣もよかった.
一方でTOKAGEシリーズの天網などはつまらなかった.本書はどちらか.「当たり」である.

刑事が渋谷と新宿で最近現実でも良く起こる「手当たり次第切りつける犯罪」に遭遇する.被疑者を逮捕するのだが,自分は犯人ではないという.
周囲も目撃者とおぼしき人物がどのような風体かを確定できない.刑事は臨床心理士の若い女性と組んで真犯人を突き止める.
日本ではあまり行われていないプロファイリングを駆使した捜査がいい.でも,ほんとはこんな捜査などは行われていないのだろうな.
私は医療分野にいるので,医療ものをよく読むが,かなり現実離れしている.それと同じなんだろうなと思ってしまう.

しかし,「記号論」を前面に出して,犯罪心理を逆手にとって,真犯人までも突き止める臨床心理士の推理がおもしろい.したがって星5つ.
エチュード (C・NOVELS) Amazon書評・レビュー: エチュード (C・NOVELS)より
4125012253
No.5
(5pt)

ちょっと現実離れしているが,将来的にこうなるのかな

今野敏は,当たり外れが大きい.隠蔽捜査なんかは,特に'Aの果断などは非常におもしろかったし,3.5の伊丹を主人公にした初陣もよかった.
一方でTOKAGEシリーズの天網などはつまらなかった.本書はどちらか.「当たり」である.

刑事が渋谷と新宿で最近現実でも良く起こる「手当たり次第切りつける犯罪」に遭遇する.被疑者を逮捕するのだが,自分は犯人ではないという.
周囲も目撃者とおぼしき人物がどのような風体かを確定できない.刑事は臨床心理士の若い女性と組んで真犯人を突き止める.
日本ではあまり行われていないプロファイリングを駆使した捜査がいい.でも,ほんとはこんな捜査などは行われていないのだろうな.
私は医療分野にいるので,医療ものをよく読むが,かなり現実離れしている.それと同じなんだろうなと思ってしまう.

しかし,「記号論」を前面に出して,犯罪心理を逆手にとって,真犯人までも突き止める臨床心理士の推理がおもしろい.したがって星5つ.
エチュード Amazon書評・レビュー: エチュードより
4120041743
No.4
(5pt)

リアル感があって、面白い!

今野さんの本は、すでに20冊ぐらい読んでいますが、この主人公のシリーズがあるとは知りませんでした。でも本書だけでも
十分、楽しめます。今回プロファイリングする女性捜査員が登場してきます。実際の警察でもプロファイラーが活躍しているみたいで(TVの警察特番にも
プロファイラーが登場していた)、こんな捜査方法があるのかと、感心しました。ちょっと犯人の印象が弱いですが、そのおかげで犯人との頭脳ゲームではなく、犯人を絞り込む過程が描かれて良かったと思います。このコンビでまた見たいな
エチュード (C・NOVELS) Amazon書評・レビュー: エチュード (C・NOVELS)より
4125012253
No.3
(5pt)

リアル感があって、面白い!

今野さんの本は、すでに20冊ぐらい読んでいますが、この主人公のシリーズがあるとは知りませんでした。でも本書だけでも
十分、楽しめます。今回プロファイリングする女性捜査員が登場してきます。実際の警察でもプロファイラーが活躍しているみたいで(TVの警察特番にも
プロファイラーが登場していた)、こんな捜査方法があるのかと、感心しました。ちょっと犯人の印象が弱いですが、そのおかげで犯人との頭脳ゲームではなく、犯人を絞り込む過程が描かれて良かったと思います。このコンビでまた見たいな
エチュード Amazon書評・レビュー: エチュードより
4120041743
No.2
(5pt)

心理調査官シリーズ誕生か?

警察庁から派遣された女性の心理調査官が、渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件に挑む。
心理調査官の支援を命じられた警視庁刑事の視点から捜査の経過が語られる。
捜査が歯がゆく感じられるところもあるが、組織での捜査なので、語り手の捜査員には一部しか見えないのもやむを得ないのだろう。

緊張感が持続し、着実に事件解決に迫っていく充実感があって、心地よく読み進められる。
心理調査官は、基本的にはおどおどした人見知りの性格なのだが、
捜査においては毅然とした態度を見せて格好良い。
最後の真犯人逮捕の仕掛けが意表を突いて鮮やかだ。

シリーズ化が期待される。
エチュード (C・NOVELS) Amazon書評・レビュー: エチュード (C・NOVELS)より
4125012253
No.1
(5pt)

心理調査官シリーズ誕生か?

警察庁から派遣された女性の心理調査官が、渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件に挑む。
心理調査官の支援を命じられた警視庁刑事の視点から捜査の経過が語られる。
捜査が歯がゆく感じられるところもあるが、組織での捜査なので、語り手の捜査員には一部しか見えないのもやむを得ないのだろう。

緊張感が持続し、着実に事件解決に迫っていく充実感があって、心地よく読み進められる。
心理調査官は、基本的にはおどおどした人見知りの性格なのだが、
捜査においては毅然とした態度を見せて格好良い。
最後の真犯人逮捕の仕掛けが意表を突いて鮮やかだ。

シリーズ化が期待される。
エチュード Amazon書評・レビュー: エチュードより
4120041743