一夢庵風流記

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

一夢庵風流記の評価:

4.71/5点 レビュー 100件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全203件 161〜180 9/11ページ
No.43
(4pt)

漫画の後に読んでみたら

傑作漫画「花の慶次」を読んだ後に、この原作小説を読みました。
原作は漫画ほど色々な事は起きませんが、登場人物の心情やはかなさは原作の方が強く感じました。
漫画との違いを探して楽しむだけでも読む価値は十二分にある小説だと思います。
俺は戦国武将に詳しくないので、こういう感想しか書けません。
ちなみに、昔、姉から聞いた話ですが「【大草原の小さな家】の原作を読んだらドラマ版ほど色々な事が起きないので友人がガッカリした。」そうです。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.42
(5pt)

無題

男と男の友情が熱い! 熱すぎる!

私の人生に多大な影響を与えた一冊です。
こういう小説ですと、主人公がカッコよすぎると他の人物の影が薄くなりがちなのですが
他のキャラも実在、架空ともにいきいきと動きまわります。
特に私が好きなのは親友の奥村助衛門ですね。

慶次が前田家を出て行こうとした時、奥村がやってきてこう言います。
「鞍だ」
慶次は最初、蔵の事かとも思いましたが、すぐに違うと気付き馬小屋に案内します。
「鞍だ」
それでもしつこく言う奥村に馬の鞍を差し出すと、奥村は鞍に袋をどさっと乗せて言います。
「金だ。 重いが、役に立つ」

シビレましたね。(私の友達もこの場面が大好きで、お金を私に渡す時にたまに言います)

他にもどうしても慶次を前田家の為に斬らねばならない事になり、奥村が親友として
斬りに来るのですが、慶次がかたびらを着込んでいたので斬り損ねてしまいます。
慶次は「この男に斬られるんじゃあしょうがない」とあきらめてたので
「腹は駄目だ。 首をやれ」と言うのですが奥村は「もうこの刀では斬れん」と斬りません。
「脇差がまだあるじゃないか」となおも催促すると
「友を二度斬るのかね。 俺が、そんなにお前を斬りたいと思うのか」
慶次を斬った後自分も死のうと考えていた奥村は泣き出してしまいます。

すごく大好きです。 マンガ化されたのも頷けます。
2009年の大河ドラマは「天地人」らしいですが、登場する前田慶次がどんな風か今から楽しみです。
・・・でも、原作は大して面白くなかったので(あれで賞をとったのがよくわからない)
どうせなら、この一夢庵風流記を大河ドラマ化して欲しいです。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.41
(5pt)

無題

男と男の友情が熱い! 熱すぎる!

私の人生に多大な影響を与えた一冊です。
こういう小説ですと、主人公がカッコよすぎると他の人物の影が薄くなりがちなのですが
他のキャラも実在、架空ともにいきいきと動きまわります。
特に私が好きなのは親友の奥村助衛門ですね。

慶次が前田家を出て行こうとした時、奥村がやってきてこう言います。
「鞍だ」
慶次は最初、蔵の事かとも思いましたが、すぐに違うと気付き馬小屋に案内します。
「鞍だ」
それでもしつこく言う奥村に馬の鞍を差し出すと、奥村は鞍に袋をどさっと乗せて言います。
「金だ。 重いが、役に立つ」

シビレましたね。(私の友達もこの場面が大好きで、お金を私に渡す時にたまに言います)

他にもどうしても慶次を前田家の為に斬らねばならない事になり、奥村が親友として
斬りに来るのですが、慶次がかたびらを着込んでいたので斬り損ねてしまいます。
慶次は「この男に斬られるんじゃあしょうがない」とあきらめてたので
「腹は駄目だ。 首をやれ」と言うのですが奥村は「もうこの刀では斬れん」と斬りません。
「脇差がまだあるじゃないか」となおも催促すると
「友を二度斬るのかね。 俺が、そんなにお前を斬りたいと思うのか」
慶次を斬った後自分も死のうと考えていた奥村は泣き出してしまいます。

すごく大好きです。 マンガ化されたのも頷けます。
2009年の大河ドラマは「天地人」らしいですが、登場する前田慶次がどんな風か今から楽しみです。
・・・でも、原作は大して面白くなかったので(あれで賞をとったのがよくわからない)
どうせなら、この一夢庵風流記を大河ドラマ化して欲しいです。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.40
(5pt)

数え切れないくらい読んだな・・・

もちろん最初は漫画「花の慶次」からでした。
たまたまこの原作本を手にしてから、今手元にあるのが3冊目。
1冊目はボロボロになり、2冊目は知り合いにあげた。
ぜひ彼に読んで欲しかったから。

もうストーリーも慶次郎の生き方も全て知っているはずなのに、
何度読み返しても泣ける。感動する。胸が熱くなり血が滾る。
最高の物語です。

何より、こんなに痛快な男が実在していたというのが何よりも最高。

明日、慶次郎の供養塔がある米沢・善光寺に行ってきます!
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.39
(5pt)

数え切れないくらい読んだな・・・

もちろん最初は漫画「花の慶次」からでした。
たまたまこの原作本を手にしてから、今手元にあるのが3冊目。
1冊目はボロボロになり、2冊目は知り合いにあげた。
ぜひ彼に読んで欲しかったから。

もうストーリーも慶次郎の生き方も全て知っているはずなのに、
何度読み返しても泣ける。感動する。胸が熱くなり血が滾る。
最高の物語です。

何より、こんなに痛快な男が実在していたというのが何よりも最高。

明日、慶次郎の供養塔がある米沢・善光寺に行ってきます!
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.38
(5pt)

名著

真の傾奇者は実力があり気位も高くなければならない。
男ならかくもありたい。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.37
(5pt)

名著

真の傾奇者は実力があり気位も高くなければならない。
男ならかくもありたい。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.36
(5pt)

男が男に惚れるとは…こういうことなのか

僕は、週刊少年ジャンプに掲載された「花の慶次」から興味をひかれてこの本を手に取りました。漫画の世界で魅了された前田慶次郎や、その周辺の漢(おとこ)たちに、もう一度会いたいと思って読み始めたのです。

そして、隆慶一郎氏の世界に魅了されてしまいました。

描かれる主人公達の男ぶりがとてもいい!そして、逆説的に敵役として描かれる男達の、女々しさがいい!さらに、女達の美しさやなんともいえない性的な魅力がたまらない。

原作を読んで、原哲夫さんはほんとうにこの作品の良さをわかって、僕たちに伝えてくれたんだって思いました。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.35
(5pt)

男が男に惚れるとは…こういうことなのか

僕は、週刊少年ジャンプに掲載された「花の慶次」から興味をひかれてこの本を手に取りました。漫画の世界で魅了された前田慶次郎や、その周辺の漢(おとこ)たちに、もう一度会いたいと思って読み始めたのです。

そして、隆慶一郎氏の世界に魅了されてしまいました。

描かれる主人公達の男ぶりがとてもいい!そして、逆説的に敵役として描かれる男達の、女々しさがいい!さらに、女達の美しさやなんともいえない性的な魅力がたまらない。

原作を読んで、原哲夫さんはほんとうにこの作品の良さをわかって、僕たちに伝えてくれたんだって思いました。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.34
(5pt)

未履修問題で補習を受ける高校生に読んで欲しい。

さて困った。この本に一体何かレビューが必要だろうか。面白く、かつ読後感さ
わやか。今更そんなレビューは必要ないだろう。とにかく、この本には人生が詰
まっている。未履修問題でくだらない補習を何十時間とするぐらいなら、その分
この本を読む方がよほど今後の人生に役立つだろう。これからの日本を背負う若
者に是非とも読んでもらいたい。ついでに、同じ作者の「死ぬことと見つけたり」
も。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.33
(5pt)

未履修問題で補習を受ける高校生に読んで欲しい。

さて困った。この本に一体何かレビューが必要だろうか。面白く、かつ読後感さ
わやか。今更そんなレビューは必要ないだろう。とにかく、この本には人生が詰
まっている。未履修問題でくだらない補習を何十時間とするぐらいなら、その分
この本を読む方がよほど今後の人生に役立つだろう。これからの日本を背負う若
者に是非とも読んでもらいたい。ついでに、同じ作者の「死ぬことと見つけたり」
も。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.32
(5pt)

書き手によって前田慶次郎利益の印象は変わるが・・・

正直、どの前田慶次郎利益が正しいのかは判りません。

ただ、私的には隆慶一郎氏の書く前田慶次郎利益が一番好きです。

文武両道、そのくせそれをおくびにも出さず、風の吹くまま気の向くまま、

海を渡るのもヒョイと。

ただ自分の思ったことを実行する。それが難しいのはいつの時代も同じこと。

それをしている手本としてこの本を読みました。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.31
(5pt)

書き手によって前田慶次郎利益の印象は変わるが・・・

正直、どの前田慶次郎利益が正しいのかは判りません。

ただ、私的には隆慶一郎氏の書く前田慶次郎利益が一番好きです。

文武両道、そのくせそれをおくびにも出さず、風の吹くまま気の向くまま、

海を渡るのもヒョイと。

ただ自分の思ったことを実行する。それが難しいのはいつの時代も同じこと。

それをしている手本としてこの本を読みました。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.30
(5pt)

男として非常に魅力のある人物

私が「前田慶次郎」に興味を持ったのは、ついつい最近のこと。

Blogのお友達に勧められたのがきっかけです。

戦国末期の時代をしたたかに、そして自由に生き抜いた一匹狼。

恐ろしいほどのいたずら好きで身を滅ぼしかねない。

前田慶次郎は、この世の中を吹き過ぎる一陣の涼風のように行動する。

とくに朝鮮行きの話、

俺は朝鮮を知りたいわけじゃない。地図が描きたいとも思わない。

ただただうろうろ歩いて、風土を見、人に会えばいい。朝鮮の人間が何を着、何を喰い、

どんな酒を呑み、どんな夢を見るか。そいつが判ればそれでいい。

出来れば心の許せる友の一人も見つかればこれに過ぎたるものはない。

この場面に慶次郎の人柄・考え方が凝縮されているように思える。

そして、直江兼続との友情により負けると分かっている戦いに参戦する。

直江兼続ほどの人物が友と認めた人物であれば、相当の人物であろうと推測するのは難しくない。

そして全部を通して感じたこと。

それは解説の秋山氏も書いているが、この小説は「友情物語」であるということ。

愛馬:「松風」との出会いから、自分を狙ってくる刺客と、あるいは直江兼続や結城秀康との友情。

慶次郎に言わせれば、友情とは心の交流であり、敵味方に分かれて戦っても、友は友である。

潔い男だと相手を認めること、それが友情だという。

だから裏切られるかもしれないが、それなら裏切られたっていいという覚悟の中にいること。

そこに慶次郎のような潔い男の生の態度が生じるのかもしれない。

歴史上、決して傑出した英雄ではないが、一人の人間として、男として、非常に魅力のある人物である。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.29
(5pt)

男として非常に魅力のある人物

私が「前田慶次郎」に興味を持ったのは、ついつい最近のこと。

Blogのお友達に勧められたのがきっかけです。

戦国末期の時代をしたたかに、そして自由に生き抜いた一匹狼。

恐ろしいほどのいたずら好きで身を滅ぼしかねない。

前田慶次郎は、この世の中を吹き過ぎる一陣の涼風のように行動する。

とくに朝鮮行きの話、

俺は朝鮮を知りたいわけじゃない。地図が描きたいとも思わない。

ただただうろうろ歩いて、風土を見、人に会えばいい。朝鮮の人間が何を着、何を喰い、

どんな酒を呑み、どんな夢を見るか。そいつが判ればそれでいい。

出来れば心の許せる友の一人も見つかればこれに過ぎたるものはない。

この場面に慶次郎の人柄・考え方が凝縮されているように思える。

そして、直江兼続との友情により負けると分かっている戦いに参戦する。

直江兼続ほどの人物が友と認めた人物であれば、相当の人物であろうと推測するのは難しくない。

そして全部を通して感じたこと。

それは解説の秋山氏も書いているが、この小説は「友情物語」であるということ。

愛馬:「松風」との出会いから、自分を狙ってくる刺客と、あるいは直江兼続や結城秀康との友情。

慶次郎に言わせれば、友情とは心の交流であり、敵味方に分かれて戦っても、友は友である。

潔い男だと相手を認めること、それが友情だという。

だから裏切られるかもしれないが、それなら裏切られたっていいという覚悟の中にいること。

そこに慶次郎のような潔い男の生の態度が生じるのかもしれない。

歴史上、決して傑出した英雄ではないが、一人の人間として、男として、非常に魅力のある人物である。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.28
(5pt)

理想の原点に触れられる気になるバイブル的作品

戦国末期から徳川初期を生きた,天下の傾奇者,前田慶次郎を描いた時代小説.男として『こう生きたい』と思わせる,強く潔く優しい心を持った愛すべき前田慶次郎に出会うことができる.どれも読み応えのある隆慶一郎の小説だが,この作品のもつ颯爽感がとても好き.関白秀吉との対決や朝鮮での活躍のあたりが充実しきっていて時の経つのを忘れさせる.何度も読んでいる作品だが,なにか原点を忘れそうになった時にまた読むだろうと思う.とにかくお薦めの1冊です.
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.27
(5pt)

理想の原点に触れられる気になるバイブル的作品

戦国末期から徳川初期を生きた,天下の傾奇者,前田慶次郎を描いた時代小説.男として『こう生きたい』と思わせる,強く潔く優しい心を持った愛すべき前田慶次郎に出会うことができる.どれも読み応えのある隆慶一郎の小説だが,この作品のもつ颯爽感がとても好き.関白秀吉との対決や朝鮮での活躍のあたりが充実しきっていて時の経つのを忘れさせる.何度も読んでいる作品だが,なにか原点を忘れそうになった時にまた読むだろうと思う.とにかくお薦めの1冊です.
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.26
(5pt)

爽快歴史小説最高峰

学生時代漫画で読んだが、友人より実在の人物だと聞いて驚いた。驚きのあまり私はそれを否定してしまった。
 巻末に「石原裕次郎主演で映画化した際に原作者がシナリオを担当した」と書かれている。時間がなかったため、あまりの出来の悪さにリベンジしたのが本作品だそうだ。
 しかし、必死で集めた資料がペラ紙1枚・・・。よくそれだけの資料でこれだけの本が書けるものだと脱帽するばかりである。
 その心意気が主人公 前田慶次郎と相通ずるものがある。
 隆慶一郎というもののふが前田慶次郎というもののふの話を書く。
 その心意気があればペラ紙一枚で十分であったのかもしれない。 最後になったが現在でも歴史小説の基準がこの作品となっている。
 この作品を超えるものが果たして出るのであろうか、その日を心待ちにしてはいるものの、その日が来て欲しくないという思いもある。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148
No.25
(5pt)

爽快歴史小説最高峰

学生時代漫画で読んだが、友人より実在の人物だと聞いて驚いた。驚きのあまり私はそれを否定してしまった。
 巻末に「石原裕次郎主演で映画化した際に原作者がシナリオを担当した」と書かれている。時間がなかったため、あまりの出来の悪さにリベンジしたのが本作品だそうだ。
 しかし、必死で集めた資料がペラ紙1枚・・・。よくそれだけの資料でこれだけの本が書けるものだと脱帽するばかりである。
 その心意気が主人公 前田慶次郎と相通ずるものがある。
 隆慶一郎というもののふが前田慶次郎というもののふの話を書く。
 その心意気があればペラ紙一枚で十分であったのかもしれない。 最後になったが現在でも歴史小説の基準がこの作品となっている。
 この作品を超えるものが果たして出るのであろうか、その日を心待ちにしてはいるものの、その日が来て欲しくないという思いもある。
一夢庵風流記 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (集英社文庫)より
4087498778
No.24
(4pt)

あくせく働く中で、ふと読み返したくなる一書

時代小説をよく読む。特に隆慶一郎が好きだ。
モチーフのど真ん中に、特異な仮説をドーンと打っ立てて、そのくせ描写はやけに柔らか。
初めて読んだのは本書「一夢庵風流記」だった。
本当なら「影武者徳川家康」辺りから入るのが王道なのかもしれないが、何となくタイトルに惹かれて手に取ったような記憶がある。
とにかく前田慶次郎という男が、その破天荒な生き方が、その武辺の陰にある繊細な感性が、とにかく面白く、そしてもの悲しくなった。
終幕前の雨の中で直江兼続を見送る情景が、今でも思い浮かぶ。
思うに隆慶一郎の魅力とは、登場人物に注がれる作者の温かい視線が、行間から感じられるところにある。
そんな愚見はともかく、あくせく働く中で、ふと読み返したくなる一書であることは確かだ。
一夢庵風流記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 一夢庵風流記 (新潮文庫)より
4101174148