獄中記 地獄篇

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獄中記 地獄篇の評価:

3.93/5点 レビュー 14件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

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全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(4pt)

アーチャー逮捕?!(1日でよめる)

目の覚めるような興奮からはや3年。この度、自らのムショ生活を包み隠さず明かした暴露本を出版したという。そりゃ、放っておくわけにはいかないね。ていうわけで、イギリス元下院議員にして、ベストセラー作家であるJアーチャーの初の自伝、おおっと、記念すべき獄中日記をさっそく読む。表紙からして、ウラ世界のムードがプンプン。ロシアマフィアのボスと、歌手のスティングを足して2で割ったような。要するに、「大物」ムードを醸している。中身はというと、貴族兼政治家兼大作家兼大富豪であるアーチャー卿が、「囚人アーチャー」になって繰り広げる珍道中。ウラ世界みちゃったもんね^0^0^---。もうこうなりゃ何でもネタにしちゃえ、っていうマスコミ根性がありありと伺える。よろしい。ここまでくりゃ、イラク従軍記者も、無期囚の密着取材も変わりない!?恒常的にヤバイ話を聞いてると、感覚が麻痺するらしい。彼が感じている仲間へのシンパシーはタダモノじゃない(誇張でないならば)。なぜだろう?あっちの世界とこっちも世界の線引きができなくなる危うさは。非日常を許されてこそ、マスコミ人の特権という話もあるが・・・。
獄中記―地獄篇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇 (角川文庫)より
4042938019
No.7
(4pt)

アーチャー逮捕?!(1日でよめる)

目の覚めるような興奮からはや3年。この度、自らのムショ生活を包み隠さず明かした暴露本を出版したという。そりゃ、放っておくわけにはいかないね。ていうわけで、イギリス元下院議員にして、ベストセラー作家であるJアーチャーの初の自伝、おおっと、記念すべき獄中日記をさっそく読む。表紙からして、ウラ世界のムードがプンプン。ロシアマフィアのボスと、歌手のスティングを足して2で割ったような。要するに、「大物」ムードを醸している。中身はというと、貴族兼政治家兼大作家兼大富豪であるアーチャー卿が、「囚人アーチャー」になって繰り広げる珍道中。ウラ世界みちゃったもんね^0^0^---。もうこうなりゃ何でもネタにしちゃえ、っていうマスコミ根性がありありと伺える。よろしい。ここまでくりゃ、イラク従軍記者も、無期囚の密着取材も変わりない!?恒常的にヤバイ話を聞いてると、感覚が麻痺するらしい。彼が感じている仲間へのシンパシーはタダモノじゃない(誇張でないならば)。なぜだろう?あっちの世界とこっちも世界の線引きができなくなる危うさは。非日常を許されてこそ、マスコミ人の特権という話もあるが・・・。
獄中記―地獄篇 Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇より
4048981463
No.6
(4pt)

読み応え十分

現代最高のストーリーテラーによる自身の獄中期。牢獄の中での不自由に耐えるために書き始めた日記であるが、人間というものに対する深い洞察の記録となっている。ワイドショー的には、
・イギリスのタブロイド誌が筆者に関する記事を書こうとして他の囚人をやその家族を買収したり、脅迫したりしていること・囚人による保守党政治家のダンカン・スミスやケネス・クラーク評
・大列車強盗のロニー・ビックスやBBCのジル・ダンドーの殺人犯バリー・ジョーンズの登場など
がイギリス人には、たまらなくおもしろいのだと思われる。日本との比較という意味では・保守党の要職にあった彼が、何人かの殺人者などに対しても、友人として接していること。そして何人かの文学的才能をたたえていること
・不自由な環境でも意外にしぶとく耐えていること
・彼が牢獄にぶちこまれたことに対する不満の対象が、警察や検事の取り調べではなく、裁判官に向かっている
ことが、彼我の違いを感じさせる。とにかく、読み応え十分の一冊でした。
獄中記―地獄篇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇 (角川文庫)より
4042938019
No.5
(4pt)

読み応え十分

現代最高のストーリーテラーによる自身の獄中期。牢獄の中での不自由に耐えるために書き始めた日記であるが、人間というものに対する深い洞察の記録となっている。ワイドショー的には、
・イギリスのタブロイド誌が筆者に関する記事を書こうとして他の囚人をやその家族を買収したり、脅迫したりしていること・囚人による保守党政治家のダンカン・スミスやケネス・クラーク評
・大列車強盗のロニー・ビックスやBBCのジル・ダンドーの殺人犯バリー・ジョーンズの登場など
がイギリス人には、たまらなくおもしろいのだと思われる。日本との比較という意味では・保守党の要職にあった彼が、何人かの殺人者などに対しても、友人として接していること。そして何人かの文学的才能をたたえていること
・不自由な環境でも意外にしぶとく耐えていること
・彼が牢獄にぶちこまれたことに対する不満の対象が、警察や検事の取り調べではなく、裁判官に向かっている
ことが、彼我の違いを感じさせる。とにかく、読み応え十分の一冊でした。
獄中記―地獄篇 Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇より
4048981463
No.4
(4pt)

上院議員にしてベストセラー作家の服役記

イギリスのベストセラー作家にして保守党政治家であるジェフリー・アーチャーが刑務所での生活を書いた日記。地獄篇とあるのはダンテの「神曲」と同様に煉獄篇、天国篇と続くからである。地獄篇は刑が決まって最初に収監されたベルマーシュ刑務所での22日間の日記形式の記録。淡々と綴っているのだが、著者の観察眼による叙述は興味深く読める。刑務所でもそれなりに秩序があり、無期刑囚は大人しく、囚人と刑務所との橋渡し役がいるなども明かにされている。また、刑務所運営の疑問点など政治家としての視点も随所に活かされている。地獄篇のハイライトはフレッチという受刑者の物語だろう。作者もそうセットしているのだが、やはり衝撃は大きい。
「ハイライフ」(河出文庫)という上流階級ネタコラムの作者であるタキのイギリスでの服役記「Nothing to declare」(未訳)にもあったが、服役者のほとんどが彼ら有名人や上層階級の人間に対して敬意を持ち、卑語を使うのを差し控える傾向があるのは面白い。日本でも最近「刑務所の中」というマンガが評判になり、映画化もされたがこうして本の中で比べる限り日本の刑務所運営における人権意識は低いようである。ただし、イギリスの刑務所ではシャワーの最中にメッタ切りにされる危険もあるようで、どちらもできれば避けたい経験であることは一緒のようだ。
獄中記―地獄篇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇 (角川文庫)より
4042938019
No.3
(4pt)

上院議員にしてベストセラー作家の服役記

イギリスのベストセラー作家にして保守党政治家であるジェフリー・アーチャーが刑務所での生活を書いた日記。地獄篇とあるのはダンテの「神曲」と同様に煉獄篇、天国篇と続くからである。地獄篇は刑が決まって最初に収監されたベルマーシュ刑務所での22日間の日記形式の記録。淡々と綴っているのだが、著者の観察眼による叙述は興味深く読める。刑務所でもそれなりに秩序があり、無期刑囚は大人しく、囚人と刑務所との橋渡し役がいるなども明かにされている。また、刑務所運営の疑問点など政治家としての視点も随所に活かされている。地獄篇のハイライトはフレッチという受刑者の物語だろう。作者もそうセットしているのだが、やはり衝撃は大きい。
「ハイライフ」(河出文庫)という上流階級ネタコラムの作者であるタキのイギリスでの服役記「Nothing to declare」(未訳)にもあったが、服役者のほとんどが彼ら有名人や上層階級の人間に対して敬意を持ち、卑語を使うのを差し控える傾向があるのは面白い。日本でも最近「刑務所の中」というマンガが評判になり、映画化もされたがこうして本の中で比べる限り日本の刑務所運営における人権意識は低いようである。ただし、イギリスの刑務所ではシャワーの最中にメッタ切りにされる危険もあるようで、どちらもできれば避けたい経験であることは一緒のようだ。
獄中記―地獄篇 Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇より
4048981463
No.2
(5pt)

英国の別の側面を知るために

J.アーチャー。日本でいえば作家都知事が牢屋に入れられたようなものだろうか。政治的な主張も似てないこともないし。あれはアーチャーがロンドン市長選に出るときだったか。ロンドンの街中にはホームレスが溢れ、角々辻々に物乞いがいた(今も?)。乞食を非合法化し、監獄にぶちこめ!とかいった公約?をこの御仁は述べ立てていたように記憶する。素晴らしきサッチャー路線、というべきか。
 そんないけ好かない野郎が偽証罪で投獄された、と聞いたとき、ロンドンの物乞いのことエピソードを思い出し、自分が牢屋に入れられたらしょうがないだろ、と思ったものだ。
 そんな偏見に満ち溢れた読者が読んだ感想-面白い! この種の人間にありがちな鼻持ちならなさが微塵もなく、英国の監獄制度、教育制度、社会問題の様々な負の側面を(日本で売れてる英国賛美本ではお目にかかれない)余すところ無く記述している。こんな人物が再度政界復帰を遂げたら、皮肉なしにいい仕事をするだろう、と思えた。
 最近発刊された山本譲司元議員の獄中記と比較して読むのも一興だろう。
獄中記―地獄篇 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇 (角川文庫)より
4042938019
No.1
(5pt)

英国の別の側面を知るために

J.アーチャー。日本でいえば作家都知事が牢屋に入れられたようなものだろうか。政治的な主張も似てないこともないし。あれはアーチャーがロンドン市長選に出るときだったか。ロンドンの街中にはホームレスが溢れ、角々辻々に物乞いがいた(今も?)。乞食を非合法化し、監獄にぶちこめ!とかいった公約?をこの御仁は述べ立てていたように記憶する。素晴らしきサッチャー路線、というべきか。
 そんないけ好かない野郎が偽証罪で投獄された、と聞いたとき、ロンドンの物乞いのことエピソードを思い出し、自分が牢屋に入れられたらしょうがないだろ、と思ったものだ。
 そんな偏見に満ち溢れた読者が読んだ感想-面白い! この種の人間にありがちな鼻持ちならなさが微塵もなく、英国の監獄制度、教育制度、社会問題の様々な負の側面を(日本で売れてる英国賛美本ではお目にかかれない)余すところ無く記述している。こんな人物が再度政界復帰を遂げたら、皮肉なしにいい仕事をするだろう、と思えた。
 最近発刊された山本譲司元議員の獄中記と比較して読むのも一興だろう。
獄中記―地獄篇 Amazon書評・レビュー: 獄中記―地獄篇より
4048981463