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ヒストリアン
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ヒストリアンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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ブラド・ツペシェ、通称ドラキュラの吸血鬼伝説を歴史家が追うという話。 このての吸血鬼の話はいっぱいあるけど、この本は、歴史家たちが過去の文献を調べて、ドラキュラの墓を探すという謎ときを中心に知的な読み物に仕上がっている。 なんか吸血鬼の存在も信じてしまえる位の歴史的事実を取り混ぜた記述は、知的興奮をかきたてられた。 ただ、ドラキュラの野望がまさかあんなことだったなんて。それにラストは思った以上にあっけなくて、拍子抜け。もっとつづいてもいい話だと思う。 | ||||
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ブラド・ツペシェ、通称ドラキュラの吸血鬼伝説を歴史家が追うという話。 このての吸血鬼の話はいっぱいあるけど、この本は、歴史家たちが過去の文献を調べて、ドラキュラの墓を探すという謎ときを中心に知的な読み物に仕上がっている。 なんか吸血鬼の存在も信じてしまえる位の歴史的事実を取り混ぜた記述は、知的興奮をかきたてられた。 ただ、ドラキュラの野望がまさかあんなことだったなんて。それにラストは思った以上にあっけなくて、拍子抜け。もっとつづいてもいい話だと思う。 | ||||
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端的に言って、東欧を舞台にした歴史がらみのドラキュラもの。 上巻、ものすごい惹きつけられてあっという間に読み倒しました。 下巻、突如トーンダウン。かなりご都合主義に無理やりまとめた、 何ともいえない後味の悪いエンディング。 で、なんだったの?結局どうだったの??という感じは否めませ んが・・・ ボリュームのある物語を読みたいな、と思うなら、買い。 ただし、間違っても歴史うんちくミステリー系(ダン・ブラウンとか) を期待してはいけない。 | ||||
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回想録と現在を、読み手の気持ちをせきたてつつ ゆっくりと進む 吸血鬼の伝説にまつわる話と実録なのでは?! と思わせてくれる作品。 目に入るのは文字だけのはずなのに つきぬけるように頭に浮かぶ すこしくすんだ青と赤がまばらにちらばる 町並み、人々、灰色の空。 。。。え、もしかして、これは ノンフィクション!? と信じたくなる本。 若干緩やかな話の流れに うーん!と焦る気持ちをおさえつつ 根気よく、 しかし、活字になれていらっしゃる方にはきっと リズミカルに読ませてくれる話です。 秋の夜長。。。には最適ですよ。 吸血鬼モノの小説がお好きな方は必見! 資料として見るのもまた価値あり。 途中で3日間があいてしまうと また1から読み直しをしなければいけない罠に はまるかもしれません。お気をつけて。 | ||||
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欧州の歴史だとか文化、旅行等に興味あればそこそこ楽しめると思います。 ホラーやミステリーが希望であればお勧めしません。 評価が分かれるのはその辺が影響してるのでは。 欧州好きの彼女に貸したらなかなか面白かったとの事でした。 他のレビュアーのコメント、世界の車窓からドラキュラ版、にはうまい事いうなーっと感心。 細かい事を考えず、多くを期待せず、 ドラキュラ求めて欧州+トルコを旅してる感にひたって読むのが良し、です。 馴染みのない東欧にも興味でちゃうかも? 乗車前に以下の点ご留意を。 ードラキュラの存在感や怖さはあまりなく、ご都合主義の展開はちょっとチープ。 ー過去と現在が行ったり来たりする展開は必然性を感じなく、また煩わしい。 ーロマンスの部分が甘ったるい少女漫画のようでちょっと興ざめ。 | ||||
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とっても引き込まれるおもしろい本でした。現実味もあり、ブラド3世の墓は本当にカラだから本当にドラキュラとして、生きてそうで面白かったです。でも、最後がちょっと、納得できず。あっけなかった感じです。 | ||||
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原書に挑戦した。途中までは結構面白く読めたが、話の展開がご都合主義的で無理がある点と、結末が尻すぼみのため、読み終わってみると冴えない印象になった。 悪い点を先に言うと、まず何故、娘の一人称で話を進める必要があるのかがわからない。主人公は明らかに父親のPaulと母親のHelen、そして行方不明になったRossi教授なのに、無理に娘の視点から話を進めるため、父親、母親、教授からの手紙やら手記が次から次に出てきて、いくら小説とはいえ、違和感を覚えてしまう。 また、ドラキュラが現在でも生きており、これと対決するという設定にも関わらず、肝心の敵役のご本体のワラキア公ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ)や手下(?)の吸血鬼の図書館員は、物語の展開に合わせて都合よくたまに登場するだけで、存在感が乏しい点も残念。 余談ですが、実は吸血鬼ものには基本的に興味がないにも関わらず、本書の前に、こちらも吸血鬼もののGeorge R. R. Martin著のFever Dreamを読んだのだが、こちらは吸血鬼のイメージを変える斬新かつ断然面白い傑作ですので興味のある方には是非お勧めしたいです(邦訳もあり)。 随分けなしてしまいましたが、最初に書いたように途中までは相当面白かったのも事実。特に若き日の父親がRossi教授を求めて、出合ったばかりの母親とイスタンブール、ルーマニア、ブルガリアを訪ねる部分は、余り馴染みのない地域の歴史、文化、風景、社会主義が健在であったころの当時の雰囲気を背景に、謎解きと2人のロマンスがスピーディに展開していき読み応えがあり、これらの地(特にイスタンブール)に行きたくなりました。 | ||||
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吸血鬼ドラキュラ伝説を基に,不意に手に入った古書の謎を解き明かそうとする歴史家(ヒストリアン)が主人公のミステリーなのでしょう・・・。 他のレビューで指摘されているように,語り部,時間が錯綜して物語が進行する文体であることから,ストーリーを追いかけるのが大変でした。さらに,原文が難解であるためでしょうが,翻訳が直訳で読点のない長文が続くことも読みにくさの原因です。 吸血鬼ドラキュラのモデルとなった,ヴラド・ドラキュラの墓はどこにあるのかの謎を父娘,彼の恩師の三代にわたる追跡ですが,ヨーロッパ中の歴史家が関わってきます。しかし,表題の歴史家とはヴラド・ドラキュラ自身のことであることを作者は示唆しているのではないでしょうか。 とにかく,舞台はオックスフォードからルーマニアなどの東欧まで,時代はオスマントルコから現代までとスケールの大きさは確かです。ヨーロッパの地理または歴史に興味を持っている人でなければ,この本を楽しむことはできません。ミステリーの面白さを期待すると外れます。 | ||||
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タイトルや前書き、冒頭の雰囲気から、つい、ジョゼフィン・テイ著『時の娘』のような、読み応えのある歴史ミステリーを期待していました。しかし、読み始めて間もなく、どうもそうではなさそうなことに気づきました。読み終えて、その印象は変わりません。 謎解きが論理的なものではなく、史実としてのドラキュラ、ワラキア公ヴラド・ツェペシュ像の探求が深まることはなかったのです。その面においては、レイモンド・T・マクナリー、ラドゥ・フロレスク共著の『ドラキュラ伝説 吸血鬼のふるさとをたずねて』の内容を大きく出てはいません。この名著へのオマージュのつもりか? という程度です。 では、サスペンスなのかといえば、どうも緊迫感とリアリティに欠け、『ダ・ヴィンチコード』のように一気に読ませる迫力がありません。 結局、ファンタジーホラーとでもいうしかないのですが、それにしても、話の展開が散漫で、感情移入しづらいのです。三世代の事件が平行して語られるのですが、あまりにも頻繁に視点が変わるため、物語世界の流れになかなか入っていけません。題材は興味を引かれるものなのですから、主人公を決め、視点をしぼって、年代順に話が追えるように書かれていれば、もっと楽しんで読めたのではないでしょうか。 映画化が決定しているそうですが、うまく脚色すれば、原作を越えるでしょう。論理的ではないだけに、映像向きの題材であるだろうと、期待しています。 おもしろかった点は、本書では、実在したワラキア公ヴラド・ツェペシュについて、スターリン、ヒットラーと並ぶ悪の権化、という評価が一般的なものであるかのように書かれていることです。いかにもアメリカ的な評価、ではないでしょうか。日本では、ルーマニアのナショナリズムにそって、ルーマニアの民族的英雄とする位置づけが、ポピュラーであるように思います。 | ||||
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吸血鬼のお話だとは知らずに読み始めたのですが、 ホラ−は苦手な自分でも充分楽しめました。 ダ・ヴィンチコードのような話かなと思っていましたが、 全然違っていて、ホラーかファンタジーな感じでした。 吸血鬼に対する基礎知識みたいなものも不足しているので、 この話の持っている怖さが充分理解できたかどうか 自分でも心許ないのですが、読み終えてからの後を引く怖さ (本を読みながら、つい周りを振り返ってみたり)は 味わえました。 | ||||
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本書はドラキュラ伝説の新作である。前編は前置きであるので、真相には深く突っ込んではいない。だから評価は三ツ星。 映画化されるということだが、ドラキュラものの「ヴァン・ヘルシング」と比べると、どうなのであろうか? 後編の内容に期待している。 | ||||
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歴史ミステリーといってもDan Brownの2作品のようなプロットの展開の速さやひねり、薀蓄の数々を期待すると裏切られる。ハラハラよりもイライラの方が多かった原因は説明的でだらだらとした文章が多かったせいかもしれない。話の根本自体がフィクショナルであるため、あまりに現実離れしすぎており、感情移入しづらかったのも一因。 | ||||
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上下巻とも読破したが、「非常に疲れた」というのが読後の感想である。 「ダ・ヴィンチ・コード」と比較されることの多い本書だが、 私には「ダ・ヴィンチ・コード」の方が、スピード感があり数段面白かった。 この「ヒストリアン」はとにかく文学的に書こうと意識しすぎているのか、 どうも描写が行き過ぎていてまどろっこしく感じる。 そう、例えるならぬかるみに足を取られてなかなか前に進めないあの感じ。 ストーリー自体はそんなに重厚ではないと思うが、 描写に字数を割きすぎていてあんなに分厚くなってしまったのだろう。 コーヒー片手にじっくり腰をすえて読む時間のある人には 推薦とまではいかないが、星3つの価値で読んでみても良いだろう。 | ||||
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