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ヒストリアン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヒストリアン・I
ヒストリアン・II

ヒストリアンの評価: 2.93/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 1~20 1/3ページ
123>>
No.58:
(5pt)

ファンタジー小説

気になっていたものの、あまりの評価の低さに二の足を踏んでいましたが、2巻まで読み終わりました。
何故ここまで評価が低いのか?ちょっと分かりません…。
満点ではないような気もしますが、普通に楽しめたので、評価を上げるためにも少し高めにつけました。

確かに、「時の娘」のような、歴史ミステリーではありません。完全に、歴史上の人物をエッセンスに散りばめた創作ファンタジーです。
死人は多く、ホラーと言っても良いのですが、冒険色の強さから、個人的にはファンタジーとして読みました。
飾らない淡々とした語り口が、あくまでも研究者である登場人物の人となりをよく表していて、読みにくさもあるもののその雰囲気を邪魔しない訳もよかったと思います。

マイナス点を挙げるなら、行き詰まると唐突に次の手がかりが見つかるという、棚ぼたラッキー的なご都合主義で話が展開するところでしょうか。研究者というなら、もう少し、調査に調査を重ねた結果が見えても良い。
ただ、ファンタジーの大半は、ハラハラする展開をかなりの運でこじ開けるお話なので、それも愛嬌の範囲内かなと思います。

何となく、語られていない部分も多く、想像の余地が残される終わりというか、物語前半から中盤のボリュームに合わない急激で淡々とした終わりなのですが、まぁそれもこの作品全編の雰囲気にはあっているとも思います。
細々したところで消化不良感、不満はあっても、作品全体のかたちを歪めるほどではなく、僅かな傷もまたこの本らしさに一役買っているという気がする作品でした。

気になっている方、まずは百ページくらい読んでみてください。
そこまで読んでダメな方は、多分、最後のページまで読んでも一つも面白くないです。
面白さを感じる方は、初めの百ページ読めば惹かれるものが必ずあるはずです。
語り口、展開、結末、最初から最後まで同じ軸に支えられた作品なので、無理して読んでいって結末だけ大どんでん返しで急に楽しめるなどということはない作品だと思います。
合わない方は、早々に見切りをつけた方が時間を浪費せずに済みます。
気になる方は、まずは序章だけでも試し読みをオススメします。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.57:
(2pt)

がまんして最後まで読みました

入院中にろくな読み物がない読書コーナーにたまたま一巻があって読み出して、つい2巻目まで手を出した(^^。
読みきることに意義がある。最初から鼻についた、もう英語の構文がそのままわかるようなつながりの悪い訳文に耐えてイメージ力でのみ読みきった感。
歴史に関心はあるが、個人的に好きな部分の歴史にのめりこむ関心興味というよりは、歴史の勉強を「しなければ」という意識につい追い込まれてしまいそうな悪い癖をつつかれるような..?、ヒストリアンのマニアック・超世俗の?「あんたもすきねぇ」と一言茶々を入れてしまいそうな・・(^^; タイトルがこうなんだからしょうがない。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.56:
(2pt)

尻すぼみ

失踪した恩師と吸血鬼の謎を追う探索行は、まるで旅行記のような描写が楽しめたし、様々な人と出会い歴史を少しづつ紐解いて行くスリリングな面白さがあったが、肝心の謎がお粗末そのものでした。引っ張りに引っ張った挙句に、良いアイデアも思い付かずに適当にお茶を濁した感じですね。尻すぼみ感が半端ないです。いやー、オチって大切ですね。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.55:
(2pt)

表現が想像しにくく、入りこめない(><;)

あらすじはめちゃくちゃ面白そうなのに、期待はずれ。。
ドラゴン、中世、歴史をたどる冒険、どれも私の期待を膨らませるには
十分すぎるのに、読んでいても全然頭に入ってこなかった.
結末も「あれっ」感じで終わってしまうし、
もうちょっと書きようがあるのでは?

少女の成長ストーリーとしても、愛の物語にしても
色々盛り込みすぎているより一つにテーマをしぼった方がよかったのでは。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.54:
(3pt)

最後があっけない

ブラド・ツペシェ、通称ドラキュラの吸血鬼伝説を歴史家が追うという話。

このての吸血鬼の話はいっぱいあるけど、この本は、歴史家たちが過去の文献を調べて、ドラキュラの墓を探すという謎ときを中心に知的な読み物に仕上がっている。

なんか吸血鬼の存在も信じてしまえる位の歴史的事実を取り混ぜた記述は、知的興奮をかきたてられた。

ただ、ドラキュラの野望がまさかあんなことだったなんて。それにラストは思った以上にあっけなくて、拍子抜け。もっとつづいてもいい話だと思う。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.53:
(3pt)

ラストがあっけない

ブラド・ツペシェ、通称ドラキュラの吸血鬼伝説を歴史家が追うという話。

このての吸血鬼の話はいっぱいあるけど、この本は、歴史家たちが過去の文献を調べて、ドラキュラの墓を探すという謎ときを中心に知的な読み物に仕上がっている。

なんか吸血鬼の存在も信じてしまえる位の歴史的事実を取り混ぜた記述は、知的興奮をかきたてられた。

ただ、ドラキュラの野望がまさかあんなことだったなんて。それにラストは思った以上にあっけなくて、拍子抜け。もっとつづいてもいい話だと思う。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.52:
(3pt)

前半は惹きつけて止まないが・・・

端的に言って、東欧を舞台にした歴史がらみのドラキュラもの。

上巻、ものすごい惹きつけられてあっという間に読み倒しました。
下巻、突如トーンダウン。かなりご都合主義に無理やりまとめた、
何ともいえない後味の悪いエンディング。

で、なんだったの?結局どうだったの??という感じは否めませ
んが・・・
ボリュームのある物語を読みたいな、と思うなら、買い。
ただし、間違っても歴史うんちくミステリー系(ダン・ブラウンとか)
を期待してはいけない。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.51:
(2pt)

うーん

イマイチな感じ。
多分、訳者の器量にもよるんでしょうが、
申し訳ないけど、前宣伝ほどではないと思いました。

結末がさらに肩透かしで・・・
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.50:
(3pt)

ラストに対するものは、人それぞれかもしれませんが、、、

回想録と現在を、読み手の気持ちをせきたてつつ
ゆっくりと進む
吸血鬼の伝説にまつわる話と実録なのでは?!
と思わせてくれる作品。

目に入るのは文字だけのはずなのに
つきぬけるように頭に浮かぶ
すこしくすんだ青と赤がまばらにちらばる
町並み、人々、灰色の空。

。。。え、もしかして、これは
ノンフィクション!?
と信じたくなる本。

若干緩やかな話の流れに
うーん!と焦る気持ちをおさえつつ 根気よく、
しかし、活字になれていらっしゃる方にはきっと
リズミカルに読ませてくれる話です。

秋の夜長。。。には最適ですよ。
吸血鬼モノの小説がお好きな方は必見!
資料として見るのもまた価値あり。

途中で3日間があいてしまうと
また1から読み直しをしなければいけない罠に
はまるかもしれません。お気をつけて。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.49:
(5pt)

現実と虚構のあいだ。

じわじわとした語り口、3つの時代が絡まりあう複雑さ。
ヴァンパイア伝説をなんともリアルに描いた小説。
怖ろしくも魅力的な謎を追う、現実にほど近い虚構の世界が面白い。
ここまで「本当にあるんじゃないか」と思わされたヴァンパイアものは他にない。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.48:
(4pt)

オチは見えていた…

これは、ヴァンパイアものである。主人公は女の子だ。

こう言った瞬間にいくつかのオチが予想できたあなた、多分一番最初のそれがこの本のオチです。分厚い上に2分冊なのに、延々引っ張ってそれは無いだろう…と言うぐらい『判りきったオチ』です。

娘に父親の歴史を邂逅させ、その邂逅の中で父親にさらに先輩がたどった道を邂逅させる、という2段構えを取っているのは、単にページを増やし、読者の記憶を混乱させ、全体のオチを本の後半部に集中させるための小手先の業に過ぎません。

ジェットコースター・ノベルの一種です。文章の「構造」としては良くできています。しかし「構造」を思いついた瞬間にそれ以上の思考を辞めたようにも見えます。

「本好き」が山のように出てくる、という理由で星を+4してあります。これがなければ星1つだったでしょう…。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.47:
(4pt)

“語り継ぐ”と“受け継ぐ”がテーマのような

物語というより作者の“過去”を描いたような感じ。

歴史が苦手な私でも何とか読めましたが、作品にムラがある。またその逆に物語に引き込まれる強さがすごい。よく「ダヴィンチ・コード」と比べられていますが、この作品はよくも悪くも今までにない、本だと思う。

歴史×・・・△

ミステリー(アクション)・・・×

     (知識的)・・・○

ホラー・・・×

“伝えたい”―――この言葉が好きな人・・・◎
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.46:
(4pt)

良いんですけど

良い本だと思います。現在と過去、行ったり来たりの内容ですがそれが緻密に描かれ、何とも不気味なドラキュラ伝説と相まって重厚感が漂います。語り口もそれぞれの時代を感じさせ、重い感じがなお良い。最近評判の「風の影」はこの「ヒストリアン」の手法をまねたのではと思えるほど似たものですが、こちらのほうが重厚感があり楽しめます。似たような重厚感は「荊の城」でしょうか。「風・・」や「荊・・」がお好きな方は良いでしょう。ストーリーはいわゆるジェットコースターのように展開しません。ラストもこの手の内容のエンディングでは良いのではないでしょうか。中欧のあちこちを旅したくなります。なかなか中欧について細かく書いた本がありませんので。だたし翻訳があと一歩というところでマイナス1でした。毎夜毎夜じっくり読まれたい方にお勧めです。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.45:
(3pt)

欧州好きの方は〇 ホラー&ミステリー希望の方は×

欧州の歴史だとか文化、旅行等に興味あればそこそこ楽しめると思います。

ホラーやミステリーが希望であればお勧めしません。

評価が分かれるのはその辺が影響してるのでは。

欧州好きの彼女に貸したらなかなか面白かったとの事でした。

他のレビュアーのコメント、世界の車窓からドラキュラ版、にはうまい事いうなーっと感心。

細かい事を考えず、多くを期待せず、

ドラキュラ求めて欧州+トルコを旅してる感にひたって読むのが良し、です。

馴染みのない東欧にも興味でちゃうかも?

乗車前に以下の点ご留意を。

ードラキュラの存在感や怖さはあまりなく、ご都合主義の展開はちょっとチープ。

ー過去と現在が行ったり来たりする展開は必然性を感じなく、また煩わしい。

ーロマンスの部分が甘ったるい少女漫画のようでちょっと興ざめ。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.44:
(4pt)

ミステリー小説ではないかも

娘と父、そして父の恩師の歴史探求の旅が構造的に繋がり、交錯する物語。ある種の実験小説のようなものではないか、という印象を受けました。『ダ・ヴィンチ・コード』のように万人向けのエンターテイメントではなく、どちらかといえばマニア向けの文学作品のような感じです。両書とも別の方向からキリスト教のタブーに挑戦していて、全く別物ながら共通点もあるようです。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.43:
(4pt)

じっくりと思いを馳せて

評判が芳しくないですね。でも私はとても楽しめました。

冷戦下の雰囲気や研究に対するヒストリアンの熱意がいいですね。世界の旅行書としても参考になります、旅に出たくなりました。ヴラドの歴史と秘密を追っていくのですが、愛もテーマだと思います。ヒストリアンの視点で本が書かれていると考えれば多少の感情の動きや行動の理由が書かれていなくても納得できます。自分で想像しながら読むのも楽しみの一つだと思います。

次から次に事件が起こるような話ではありません。かなり長いうえ、じわじわと話が進んでいくので、じっくり本を読むのが好きという方にお勧めです。

シリアスなのですが時に突拍子もないことがおきます。例えばクレタ島の酒のところでは一瞬コメディーかと思いました。また血を吸ったりしなければ、ドラキュラ伯爵とは違う点がより強調できるし、面白くなったと思います。なので星は−1。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.42:
(4pt)

世界の車窓からドラキュラ版.

世界の車窓からドラキュラ版.

面白くない、わけではない.

深夜2時すぎまでついつい読んでしまって翌朝に影響してしまったのだから.しかし、NHKがよろこびそうな消毒されたドラキュラ像なので、もっとダークサイドがギラギラしたものが好きな人には物足りないと思うし、映画化しても大ヒットは見込めないのではないか、と心配になってしまう.
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.41:
(2pt)

期待し過ぎたから・・・

「ダビンチコードよりおもしろい」という評判を聞き読んでみました。

が!「どっちもどっち」です。

まあ、わたしが世界史が苦手ということと、こういう話は好きじゃないからだけかもしれませんが。

確かに、読み出すと引き込まれていきますが、たまに「?」と思う訳があり読んでいて躓いてしまいました。ということで★2つ。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.40:
(2pt)

'Tを読んだので・・・

文句を言いつつ「せっかくだしな」と'Uも読みましたが。

途中で飽きてしまい、斜め読みしてしまいました。

やっぱり、読みづらい。わたしの読解力の乏しさか?世界史オンチのせいか?辛かったです。

途中、文字のスタイルが変わる(手紙の部分)のですが、これがなんか、嘘っぽくって。

読んでいて「引き込まれる」というより「引いて」しまいました。

最後のオチも・・・期待してなかったので、まあこんな程度なのね。と。

この手の話が好きな人には「たまらない」と思います。

映画化されるとの話もありますが、

映画化されたら「ダビンチ・コード」より面白い仕上がりになるかも?

そこを期待したいので★2つ。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.39:
(4pt)

ジェットコースターじゃなく、過去という深海をひたすら潜ってゆく潜水艦

ここのカスタマーレビューで内容も翻訳も評判今ひとつみたいだから読んでみました、珍しくハードカバー。で、読んだ感想は、、、すごくよかった!中世文献と複数の人の手紙という迷宮の中を彷徨いつつのドラキュラ探求を追体験でき、とても好みでした。翻訳悪いわけじゃなく、そもそもが重厚な語り口なのでは。「ダ・ヴィンチ・コード」のようなジェットコースターじゃないし、Sキングのような善悪対決ホラーでもないし、ちょい軽売れ線ストーリーとは微妙に一線画すのですが、「フリッカー、あるいは映画の魔」とか「V」「白鯨」的要素も感じられる「細部に凝った、ひたすら探求物語」です。

結末とか墓の場所とか、思わせぶりな地図などでさんざん前ふりしたわりにあっけないし、恋愛は中途半端だし、物足りなさは残ります。でもいいじゃないですか、探求物語は探求の過程が面白ければ。そして大好きです、この徹底した細部の凝り具合。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X

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