ヒストリアン



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初公開日(参考)2006年02月
分類

長編小説

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ヒストリアン・I

2006年02月22日 ヒストリアン・I

少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

ヒストリアンの総合評価:5.90/10点レビュー 59件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

ヒストリアンの感想

面白かった。
肉親が東欧出身ということがたまたまあって、周辺の地理が個人的に身近なものであったため、大変に興味を持ちまたその歴史も面白かったです。
主人公とそれが追う人物と、その人物が追う人物の3つの時系列になって、やや複雑な構成です。どうしてこんな構成の小説にしたのか?それは単に複雑にしたかっただけという指摘があるのですが著者の意図はもっと深いと思われます。東欧のソ連支配時代「前」と「後」と「解放後」の3時代を地理を移動させずつ全部書きたかったのです。

謎や種明かしの印象は、「お粗末」という指摘にうなずけるところもあるのですが、私はとにかくこの周辺の動乱の時代に、生活している人々が何を見て何を感じてきたか知りたくてしょうがなかったので、ただただ感心して最後まで楽しめました。オチは私にはすでに関心が無かったので、オチの粗末さには(他人の評価を見るまで)気付きもしませんでした。

小説にオチは大切ですが。個人的な小説の舞台との距離がそれを上回ることもあるのだなと思いました。
オススメはしません。私の高評価は、単に私の個人的理由です。


▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.58:
(5pt)

ファンタジー小説

気になっていたものの、あまりの評価の低さに二の足を踏んでいましたが、2巻まで読み終わりました。
何故ここまで評価が低いのか?ちょっと分かりません…。
満点ではないような気もしますが、普通に楽しめたので、評価を上げるためにも少し高めにつけました。

確かに、「時の娘」のような、歴史ミステリーではありません。完全に、歴史上の人物をエッセンスに散りばめた創作ファンタジーです。
死人は多く、ホラーと言っても良いのですが、冒険色の強さから、個人的にはファンタジーとして読みました。
飾らない淡々とした語り口が、あくまでも研究者である登場人物の人となりをよく表していて、読みにくさもあるもののその雰囲気を邪魔しない訳もよかったと思います。

マイナス点を挙げるなら、行き詰まると唐突に次の手がかりが見つかるという、棚ぼたラッキー的なご都合主義で話が展開するところでしょうか。研究者というなら、もう少し、調査に調査を重ねた結果が見えても良い。
ただ、ファンタジーの大半は、ハラハラする展開をかなりの運でこじ開けるお話なので、それも愛嬌の範囲内かなと思います。

何となく、語られていない部分も多く、想像の余地が残される終わりというか、物語前半から中盤のボリュームに合わない急激で淡々とした終わりなのですが、まぁそれもこの作品全編の雰囲気にはあっているとも思います。
細々したところで消化不良感、不満はあっても、作品全体のかたちを歪めるほどではなく、僅かな傷もまたこの本らしさに一役買っているという気がする作品でした。

気になっている方、まずは百ページくらい読んでみてください。
そこまで読んでダメな方は、多分、最後のページまで読んでも一つも面白くないです。
面白さを感じる方は、初めの百ページ読めば惹かれるものが必ずあるはずです。
語り口、展開、結末、最初から最後まで同じ軸に支えられた作品なので、無理して読んでいって結末だけ大どんでん返しで急に楽しめるなどということはない作品だと思います。
合わない方は、早々に見切りをつけた方が時間を浪費せずに済みます。
気になる方は、まずは序章だけでも試し読みをオススメします。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.57:
(2pt)

がまんして最後まで読みました

入院中にろくな読み物がない読書コーナーにたまたま一巻があって読み出して、つい2巻目まで手を出した(^^。
読みきることに意義がある。最初から鼻についた、もう英語の構文がそのままわかるようなつながりの悪い訳文に耐えてイメージ力でのみ読みきった感。
歴史に関心はあるが、個人的に好きな部分の歴史にのめりこむ関心興味というよりは、歴史の勉強を「しなければ」という意識につい追い込まれてしまいそうな悪い癖をつつかれるような..?、ヒストリアンのマニアック・超世俗の?「あんたもすきねぇ」と一言茶々を入れてしまいそうな・・(^^; タイトルがこうなんだからしょうがない。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.56:
(2pt)

尻すぼみ

失踪した恩師と吸血鬼の謎を追う探索行は、まるで旅行記のような描写が楽しめたし、様々な人と出会い歴史を少しづつ紐解いて行くスリリングな面白さがあったが、肝心の謎がお粗末そのものでした。引っ張りに引っ張った挙句に、良いアイデアも思い付かずに適当にお茶を濁した感じですね。尻すぼみ感が半端ないです。いやー、オチって大切ですね。
ヒストリアン・IIAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・IIより
4140054948
No.55:
(2pt)

表現が想像しにくく、入りこめない(><;)

あらすじはめちゃくちゃ面白そうなのに、期待はずれ。。
ドラゴン、中世、歴史をたどる冒険、どれも私の期待を膨らませるには
十分すぎるのに、読んでいても全然頭に入ってこなかった.
結末も「あれっ」感じで終わってしまうし、
もうちょっと書きようがあるのでは?

少女の成長ストーリーとしても、愛の物語にしても
色々盛り込みすぎているより一つにテーマをしぼった方がよかったのでは。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X
No.54:
(3pt)

最後があっけない

ブラド・ツペシェ、通称ドラキュラの吸血鬼伝説を歴史家が追うという話。

このての吸血鬼の話はいっぱいあるけど、この本は、歴史家たちが過去の文献を調べて、ドラキュラの墓を探すという謎ときを中心に知的な読み物に仕上がっている。

なんか吸血鬼の存在も信じてしまえる位の歴史的事実を取り混ぜた記述は、知的興奮をかきたてられた。

ただ、ドラキュラの野望がまさかあんなことだったなんて。それにラストは思った以上にあっけなくて、拍子抜け。もっとつづいてもいい話だと思う。
ヒストリアン・IAmazon書評・レビュー:ヒストリアン・Iより
414005493X



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