武士道セブンティーン

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評判

武士道セブンティーンの評価:

4.58/5点 レビュー 64件。 S ランク

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平均点4.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 81〜100 5/7ページ
No.49
(5pt)

敵から友達に、そしてまた敵に

前作「武士道シックスティーン (文春文庫)のエンディングより少し前から始まります。

前作では、攻撃的な剣道の香織と見極めて打つ早苗。二人は同じ高校の剣道部で友情を育んだ。
しかし、突然の転校で九州へと行ってしまう早苗との別れのシーンから今回の物語が始まる。

文体は前作と同じく、二人が交互に自分を語ります。香織の視線や思考が徐々に敵から身内に向けられる。早苗は自分を見つめ、新しい剣道と出会い、また自問する。
今回は離れたところで、それぞれが自分たちの剣道を見つめ直す。
香織は早苗が抜けた穴を埋めるため後輩に希望を託し、部活動を盛り上げていく。
早苗は強豪校の理不尽なシステムに嫌気がさし、事ある毎に部員とぶつかるようになる。
まるで二人の性格が入れ替わったような展開をしつつ、また二人の心が何度となく接近する。

二人の距離が一気に縮まったとき、香織が大きく突き放す。早苗は大きな決意を持って、最大の敵と対峙することになる。
最後の方はハラハラした展開が待っていますが、やってることのギャップで笑いを誘いつつ、勝負の時がやってきます。

香織の方は、昔の同級生が出てきて事件に巻き込まれます。後輩の美緒をも巻き込んで大立ち回りになるのやら。精神的にも大きな事件が続いても、彼女は自分らしさを保ち続けます。
そして、早苗に大きなハッパを掛け、早苗も受けて立つ。一回りも二回りも頼もしくなります。
二人の心の成長が大きく物語を動かしていきます。最後にはまた二人が笑顔で会えるのか、それを楽しみに読んでいただきたいです。

剣道の練習シーンは前回より複雑になっています。主人公でさえとまどっているくらいです。
試合も大きな試合がいくつかあって、時間の流れは速いですが、前作よりも全体的にボリューム感がありました。
両方で大きな展開が何度もあるので、話の流れとしてはうねりも大きく面白さはアップしてたと思います。
まあ、前作を読んでしまったら絶対に読みたくなるし、読まずに終われませんよね。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.48
(5pt)

爽快感の残る秀作

まず、爽やかで嫌味のない文章で、
なんとも楽しく読めます。
競技でなく、武道としての剣道を目指す人には
共感できるところが多いのでは。
個人的には『シックスティーン』は☆3or4、
『セブンティーン』は文句なく☆5です。
武道を志す人はぜひ。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.47
(5pt)

敵から友達に、そしてまた敵に

前作「武士道シックスティーン (文春文庫)のエンディングより少し前から始まります。

前作では、攻撃的な剣道の香織と見極めて打つ早苗。二人は同じ高校の剣道部で友情を育んだ。
しかし、突然の転校で九州へと行ってしまう早苗との別れのシーンから今回の物語が始まる。

文体は前作と同じく、二人が交互に自分を語ります。香織の視線や思考が徐々に敵から身内に向けられる。早苗は自分を見つめ、新しい剣道と出会い、また自問する。
今回は離れたところで、それぞれが自分たちの剣道を見つめ直す。
香織は早苗が抜けた穴を埋めるため後輩に希望を託し、部活動を盛り上げていく。
早苗は強豪校の理不尽なシステムに嫌気がさし、事ある毎に部員とぶつかるようになる。
まるで二人の性格が入れ替わったような展開をしつつ、また二人の心が何度となく接近する。

二人の距離が一気に縮まったとき、香織が大きく突き放す。早苗は大きな決意を持って、最大の敵と対峙することになる。
最後の方はハラハラした展開が待っていますが、やってることのギャップで笑いを誘いつつ、勝負の時がやってきます。

香織の方は、昔の同級生が出てきて事件に巻き込まれます。後輩の美緒をも巻き込んで大立ち回りになるのやら。精神的にも大きな事件が続いても、彼女は自分らしさを保ち続けます。
そして、早苗に大きなハッパを掛け、早苗も受けて立つ。一回りも二回りも頼もしくなります。
二人の心の成長が大きく物語を動かしていきます。最後にはまた二人が笑顔で会えるのか、それを楽しみに読んでいただきたいです。

剣道の練習シーンは前回より複雑になっています。主人公でさえとまどっているくらいです。
試合も大きな試合がいくつかあって、時間の流れは速いですが、前作よりも全体的にボリューム感がありました。
両方で大きな展開が何度もあるので、話の流れとしてはうねりも大きく面白さはアップしてたと思います。
まあ、前作を読んでしまったら絶対に読みたくなるし、読まずに終われませんよね。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.46
(5pt)

爽やか青春系オモシロ本に文句なし

これは面白い。『武士道シックスティーン』も面白かったが、『武士道セブンスティーン』は更に面白さが増している。香織と早苗、それぞれのキャラクターが作者の中にも読者の中にも明確な像を結んでいるからであろう、主人公の気持ちが読み手の心に自然と沁みてくる。特に試合の場面になると読み手はいつの間にか香織に、あるいは早苗になって相手と対戦している自分を発見するであろう。
 もう一つ、本作でいちおう注意しておきたいのは香織が中学の剣道部で一緒だった清水の存在。香織の彼氏(?)になるのか? この清水という男、ヘタレで糞握りで優柔不断。しかも中学で剣道をやめた根性なしで、さっぱり女子にモテず、いつも半分ひっくり返ったような声で喋る挙動不審男なのだ。さすがにそんな男を香織が好きになるとは思えないが、女心は謎だからなぁ。案外、さっぱりと男前な性格の香織の母性本能をくすぐって……、などと勝手に妄想を膨らませている私である。誉田氏が続編『エイティーン』で清水君を再度登場させるのかどうか、扱いが気になるところ。もう『武士道エイティーン』を読んでその辺りをご存じの方も多いと思われるが、教えて欲しくないぞ。(笑)
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.45
(5pt)

爽やか青春系オモシロ本に文句なし

これは面白い。『武士道シックスティーン』も面白かったが、『武士道セブンスティーン』は更に面白さが増している。香織と早苗、それぞれのキャラクターが作者の中にも読者の中にも明確な像を結んでいるからであろう、主人公の気持ちが読み手の心に自然と沁みてくる。特に試合の場面になると読み手はいつの間にか香織に、あるいは早苗になって相手と対戦している自分を発見するであろう。
 もう一つ、本作でいちおう注意しておきたいのは香織が中学の剣道部で一緒だった清水の存在。香織の彼氏(?)になるのか? この清水という男、ヘタレで糞握りで優柔不断。しかも中学で剣道をやめた根性なしで、さっぱり女子にモテず、いつも半分ひっくり返ったような声で喋る挙動不審男なのだ。さすがにそんな男を香織が好きになるとは思えないが、女心は謎だからなぁ。案外、さっぱりと男前な性格の香織の母性本能をくすぐって……、などと勝手に妄想を膨らませている私である。誉田氏が続編『エイティーン』で清水君を再度登場させるのかどうか、扱いが気になるところ。もう『武士道エイティーン』を読んでその辺りをご存じの方も多いと思われるが、教えて欲しくないぞ。(笑)
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.44
(5pt)

ふっきれて軽やかに

『武士道シックスティーン』の続編。この後さらに『エイティーン』がある。
 前巻との最大の違いは、二人の剣士のうち早苗が九州に引っ越して別の県道名門校に入ったこと。部としてのスタイルに戸惑いながら、剣道のあり方、武士道とは何か、というメインテーマが追求される。しかしここでの最大の魅力は、元気を取り戻し、一回り成長した香織の闊達さだろう。角が取れて楽しい。全体に重さや劇性が減って、軽く流していった感じがあり、そのせいかより早く、ほとんど一気に読めると思う。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.43
(5pt)

ふっきれて軽やかに

『武士道シックスティーン』の続編。この後さらに『エイティーン』がある。
 前巻との最大の違いは、二人の剣士のうち早苗が九州に引っ越して別の県道名門校に入ったこと。部としてのスタイルに戸惑いながら、剣道のあり方、武士道とは何か、というメインテーマが追求される。しかしここでの最大の魅力は、元気を取り戻し、一回り成長した香織の闊達さだろう。角が取れて楽しい。全体に重さや劇性が減って、軽く流していった感じがあり、そのせいかより早く、ほとんど一気に読めると思う。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.42
(5pt)

『武士道』って素晴らしい

『武士道シリーズ』はエイティーンまで読んだけれど、中でも一番面白く感動したのがこの『セブンティーン』。

 香織の新相棒田原美緒との掛け合いや、中学時代の舎弟・清水の恋人役をやらされるところなど。面白いところは多い。
 しかし、本作の一番の見どころといったら『武士道』とは何かということだ。

 それを感じさせられるシーンや言葉は多い。

 剣道は「スポーツ」なのか「武道」なのか?

 「武者の生業は戦うこと、武士の生業は、戦いを収めること」

 これらの言葉を聞きながら読んでいき、そして読み終わる頃には「『武士道』って素晴らしい」と思うことだろう。

 「『武士道』ってなに?」という人には是非読んで欲しい。
 そして日本人の魂を思い出してほしい。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.41
(5pt)

『武士道』って素晴らしい

『武士道シリーズ』はエイティーンまで読んだけれど、中でも一番面白く感動したのがこの『セブンティーン』。

 香織の新相棒田原美緒との掛け合いや、中学時代の舎弟・清水の恋人役をやらされるところなど。面白いところは多い。
 しかし、本作の一番の見どころといったら『武士道』とは何かということだ。

 それを感じさせられるシーンや言葉は多い。

 剣道は「スポーツ」なのか「武道」なのか?

 「武者の生業は戦うこと、武士の生業は、戦いを収めること」

 これらの言葉を聞きながら読んでいき、そして読み終わる頃には「『武士道』って素晴らしい」と思うことだろう。

 「『武士道』ってなに?」という人には是非読んで欲しい。
 そして日本人の魂を思い出してほしい。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.40
(5pt)

教科書みたい。

闘わないことが究極の道なのに、なぜ闘う事を学ぶのか。
知りたかった事がたくさん書いてありました。
武道がある国に生まれ、その精神を理解する人がたくさんいる事に、とても誇りを持ちました。
大好きな本です。
願いが叶うとしたら、桐谷先生の稽古を受けて、教えを乞うてみたいです。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.39
(5pt)

教科書みたい。

闘わないことが究極の道なのに、なぜ闘う事を学ぶのか。
知りたかった事がたくさん書いてありました。
武道がある国に生まれ、その精神を理解する人がたくさんいる事に、とても誇りを持ちました。
大好きな本です。
願いが叶うとしたら、桐谷先生の稽古を受けて、教えを乞うてみたいです。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.38
(5pt)

大好きなシーンが出来てしまい、寝る前に読み直しては、笑っています

前半の導入部分が
まるでテレビドラマの総集編のように
『武士道シックスティーン』の後半を振り返るような構成に

やっぱり放送作家出身なのかな?!

そんな驚きの幕開けではございましたが、
中盤以降は、磯山・甲本に続いて黒岩・田原といった
新しいキャラクターも登場して、前作以上に笑いあり、
武士道への探求ありと、深く掘り下げつつ、笑いをとる場面は上げ上げにする。

まるで剣道の試合が如く
実にメリハリの利いたストーリーになっていました。

小説でお気に入りのシーンが出来て
何度も読み返して、何度も同じ場面で笑ってしまう。

どうしてかと考えてみたのですが、
会話のあとにボソッとつぶやくように記される言葉、タイミングが
大好きな映像作品『TRICK』の上田と山田の会話に非常に似ているんです。

『武士道シックスティーン』に続いて
映画化するときはそれを踏まえて、
成海璃子さん、北乃きいさんはそのままで
堤さん、是非是非、監督をお願いします(笑顔)

さぁ『武士道エイティーン』を読むぞ!!
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.37
(5pt)

大好きなシーンが出来てしまい、寝る前に読み直しては、笑っています

前半の導入部分が
まるでテレビドラマの総集編のように
『武士道シックスティーン』の後半を振り返るような構成に

やっぱり放送作家出身なのかな?!

そんな驚きの幕開けではございましたが、
中盤以降は、磯山・甲本に続いて黒岩・田原といった
新しいキャラクターも登場して、前作以上に笑いあり、
武士道への探求ありと、深く掘り下げつつ、笑いをとる場面は上げ上げにする。

まるで剣道の試合が如く
実にメリハリの利いたストーリーになっていました。

小説でお気に入りのシーンが出来て
何度も読み返して、何度も同じ場面で笑ってしまう。

どうしてかと考えてみたのですが、
会話のあとにボソッとつぶやくように記される言葉、タイミングが
大好きな映像作品『TRICK』の上田と山田の会話に非常に似ているんです。

『武士道シックスティーン』に続いて
映画化するときはそれを踏まえて、
成海璃子さん、北乃きいさんはそのままで
堤さん、是非是非、監督をお願いします(笑顔)

さぁ『武士道エイティーン』を読むぞ!!
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.36
(3pt)

疾風のように

シリーズ第2巻。

第1巻の流れに乗って疾風のように
読みぬけてしまう感じ。

今回は、剣道や武士道について
軽やかにさわやかに語る。

河合についての記述が非常に中途半端で気になった。
これは何かの複線なのか。
どうなのか。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.35
(3pt)

疾風のように

シリーズ第2巻。

第1巻の流れに乗って疾風のように
読みぬけてしまう感じ。

今回は、剣道や武士道について
軽やかにさわやかに語る。

河合についての記述が非常に中途半端で気になった。
これは何かの複線なのか。
どうなのか。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.34
(5pt)

誉田哲也のミステリが嫌いでも読むべし

誉田哲也ミステリのグロさに辟易した人でも、これは別の人が書いたと思って読んだ方がいい。
シックスティーンでもそうだが、誉田哲也の文体の軽さが、青春小説にこれほどマッチするとは想像できなかった。
今回は早苗の転校で香織と別れ別れになるが、そこからの物語、それぞれの武士道、全てがすばらしい結末への序章となり
不覚にもラストではちょっとうるうる来てしまった。
文庫化を待ってる人も多いと思うが、セブンティーンを読んだなら続けて読む事をオススメする。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.33
(5pt)

誉田哲也のミステリが嫌いでも読むべし

誉田哲也ミステリのグロさに辟易した人でも、これは別の人が書いたと思って読んだ方がいい。
シックスティーンでもそうだが、誉田哲也の文体の軽さが、青春小説にこれほどマッチするとは想像できなかった。
今回は早苗の転校で香織と別れ別れになるが、そこからの物語、それぞれの武士道、全てがすばらしい結末への序章となり
不覚にもラストではちょっとうるうる来てしまった。
文庫化を待ってる人も多いと思うが、セブンティーンを読んだなら続けて読む事をオススメする。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.32
(4pt)

武士道を歩む2人の新たな展開

前作は「武士道シックスティーン」と言いつつも、2年生の夏頃で終わるのだが、本作品は「〜セブンティーン」と言うだけあって、2年生の初めから始まり、被っている時期については前作で描いていなかった内面が描かれる。それがまた「そんな思いがあったんだ!?」とちょっと意外な印象を受けつつも、2年生となりそれぞれが新たな展開を迎えるにあたり、それがスムーズな流れを作っている。

自分とは異質な剣道スタイルと出会うことで問われる自分の剣道への思い(自分の大切にしたい生き方とも言うべきか)や、培われる2人の友情を描いているのは前作同様ではあるが、剣道の「高度競技化」を目指す黒岩の登場により、ある意味三角関係的なものが出来てくる。それにより、良くも悪くも話が生々しくなったような印象もなくはないが、それもまた人生というところだろう。

また前作同様、今回も最後はちょっと意外な展開を迎える。これがまた次作「武士道エイティーン」へのつなぎになるのだと思われるが、武士道を歩む2人が高校最後をいかにして迎えるのか?黒岩との関係はどうなるのか?と期待を持たせる最後だった。
次が楽しみ。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902
No.31
(4pt)

武士道を歩む2人の新たな展開

前作は「武士道シックスティーン」と言いつつも、2年生の夏頃で終わるのだが、本作品は「〜セブンティーン」と言うだけあって、2年生の初めから始まり、被っている時期については前作で描いていなかった内面が描かれる。それがまた「そんな思いがあったんだ!?」とちょっと意外な印象を受けつつも、2年生となりそれぞれが新たな展開を迎えるにあたり、それがスムーズな流れを作っている。

自分とは異質な剣道スタイルと出会うことで問われる自分の剣道への思い(自分の大切にしたい生き方とも言うべきか)や、培われる2人の友情を描いているのは前作同様ではあるが、剣道の「高度競技化」を目指す黒岩の登場により、ある意味三角関係的なものが出来てくる。それにより、良くも悪くも話が生々しくなったような印象もなくはないが、それもまた人生というところだろう。

また前作同様、今回も最後はちょっと意外な展開を迎える。これがまた次作「武士道エイティーン」へのつなぎになるのだと思われるが、武士道を歩む2人が高校最後をいかにして迎えるのか?黒岩との関係はどうなるのか?と期待を持たせる最後だった。
次が楽しみ。
武士道セブンティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーン (文春文庫)より
4167780038
No.30
(4pt)

武士道とは

シリーズ2作目。

剣道女子2人が武士道について悩み、成長します。

スポーツとしての剣道。
武道としての剣道。
このふたつの狭間にあるものとは?

暴力と武道の違いとは?

2人の女子高生の交互視点で描かれていきます。

剣道未経験の私でもわかりやすく書かれており、面白く読めました。
武士道セブンティーン Amazon書評・レビュー: 武士道セブンティーンより
4163271902