廃用身

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評判

廃用身の評価:

4.26/5点 レビュー 115件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 141〜160 8/10ページ
No.42
(5pt)

感覚麻痺

奇抜な倫理感。提起された老人介護という問題を考えているうちに
主人公の心の闇に巻き込まれていく。極端な治療をする医師と、圧倒的な影響力で人を追いつめる
マスコミニュケーション。どちらがより犯罪的か。
読み進めていくうち、猟奇とモラルの狭間で読者の感覚も麻痺していきます。歴史上にも、巫女などの超能力を増すために身体の一部を犠牲にする
類型は多いと思います。
また、最近流行の断食ダイエットにしても、飽和している食餌を
一時制限することで体内浄化をはかるという物。
これらに通ずる論説にはフィクションとわかっていても、
本当に効果があるのではないかと思わせられます。マルキ・ド・サド、江戸川乱歩好きな私でも気分が悪くなったのは
自分にとっても無縁ではない、病気、介護、社会に根ざした
現実上の問題と猟奇のパラドックスだからだと思います。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.41
(5pt)

感覚麻痺

奇抜な倫理感。提起された老人介護という問題を考えているうちに
主人公の心の闇に巻き込まれていく。極端な治療をする医師と、圧倒的な影響力で人を追いつめる
マスコミニュケーション。どちらがより犯罪的か。
読み進めていくうち、猟奇とモラルの狭間で読者の感覚も麻痺していきます。歴史上にも、巫女などの超能力を増すために身体の一部を犠牲にする
類型は多いと思います。
また、最近流行の断食ダイエットにしても、飽和している食餌を
一時制限することで体内浄化をはかるという物。
これらに通ずる論説にはフィクションとわかっていても、
本当に効果があるのではないかと思わせられます。マルキ・ド・サド、江戸川乱歩好きな私でも気分が悪くなったのは
自分にとっても無縁ではない、病気、介護、社会に根ざした
現実上の問題と猟奇のパラドックスだからだと思います。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.40
(5pt)

ノンフィクション風フィクション

「ノンフィクションなの?」って思わせる見事な構成でした。ある医者が出版社に宛てた遺稿と、その遺稿を出版する担当編集者による注釈章の2本柱からなる構成です。本を出版するにあたり編集者が事実関係をいろいろと調査した内容が後者。この超リアルな構成がとっても気に入りました。この作家の独創性に驚きです。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.39
(5pt)

ノンフィクション風フィクション

「ノンフィクションなの?」って思わせる見事な構成でした。ある医者が出版社に宛てた遺稿と、その遺稿を出版する担当編集者による注釈章の2本柱からなる構成です。本を出版するにあたり編集者が事実関係をいろいろと調査した内容が後者。この超リアルな構成がとっても気に入りました。この作家の独創性に驚きです。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.38
(5pt)

たくさんの工夫がある、身体改造ホラー

~多くの方がミステリー小説だとされていますが、私はホラー小説だと思いました。実際、とても怖い思いをしながら読みました。大成功の作品だと思います。トレパネーションを描いた漫画が人気ですし、スプリットタンなどを取り上げたムックもあるようですね。でも本書は「趣味としての身体改造」ではなく「必然性のある身体改造」を設定して追求しているの~~が面白い。趣味なら止められるけど、必然性があれば止められないからね。とくに前半のノンフィクション書籍の体裁を取った部分は、キレイキレイで白々しい雰囲気が良い。逆に怖さを倍増させます。
描写もすごい。糞尿・痰唾・脂垢・膿汁まみれの介護現場から一転、すべすべの新しい皮膚が輝く切断面。この視覚的落差はすごいなあ。架空のノンフィクション書~~籍や週刊誌記事をでっち上げた腕前もすごいし、この著者は小説にとどまらない才能を持っていると思います。~
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.37
(5pt)

たくさんの工夫がある、身体改造ホラー

~多くの方がミステリー小説だとされていますが、私はホラー小説だと思いました。実際、とても怖い思いをしながら読みました。大成功の作品だと思います。トレパネーションを描いた漫画が人気ですし、スプリットタンなどを取り上げたムックもあるようですね。でも本書は「趣味としての身体改造」ではなく「必然性のある身体改造」を設定して追求しているの~~が面白い。趣味なら止められるけど、必然性があれば止められないからね。とくに前半のノンフィクション書籍の体裁を取った部分は、キレイキレイで白々しい雰囲気が良い。逆に怖さを倍増させます。
描写もすごい。糞尿・痰唾・脂垢・膿汁まみれの介護現場から一転、すべすべの新しい皮膚が輝く切断面。この視覚的落差はすごいなあ。架空のノンフィクション書~~籍や週刊誌記事をでっち上げた腕前もすごいし、この著者は小説にとどまらない才能を持っていると思います。~
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.36
(4pt)

恐ろしい。

回復の見込みの無い手足を、切断。
確かに、看護する側は、その分だけ、重さが減るので、楽になるだろうけど、本人にしたら、いくら動かない、回復の見込みが無いと言っても切断されるなんて!一見、合理的に見えるけど、何事も省いていい所とそうでない所があるんじゃないかな。一見無駄のように見えても、何らかの形で、役に立っているというか、役に立っていなくても、そのもの存在自体が、必要とか。「無用の用」と言う言葉がある。まして、Aケアによって、脳への血流が増えるとは思えない。怖いと言うか、こんな考えがありなんて、いろいろ考えさせられた一冊です。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.35
(4pt)

恐ろしい。

回復の見込みの無い手足を、切断。
確かに、看護する側は、その分だけ、重さが減るので、楽になるだろうけど、本人にしたら、いくら動かない、回復の見込みが無いと言っても切断されるなんて!一見、合理的に見えるけど、何事も省いていい所とそうでない所があるんじゃないかな。一見無駄のように見えても、何らかの形で、役に立っているというか、役に立っていなくても、そのもの存在自体が、必要とか。「無用の用」と言う言葉がある。まして、Aケアによって、脳への血流が増えるとは思えない。怖いと言うか、こんな考えがありなんて、いろいろ考えさせられた一冊です。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.34
(5pt)

人間をDNAを運ぶ船と考えて

廃用身
久坂部 羊
身体の一部ではあるが
麻痺などで用を足さないからだの一部のことを言う
人間をDNAを運ぶ船と考えいらなくなった無機能な部分を排除することにより
老朽化した船を墓場まで運ぶ周りの乗組員のことを考え
船長こと漆原医師の究極の医療「Aケア」
>私の脳みそ
廃用肢は医学用語にある
漆原は「私にとって要らないのもはこの頭」と言って・・・
だから廃用”身”
漆原は酒鬼薔薇のもじりか?
最近新聞で騒がれた老女に熱風を当てて殺害した介護職員
彼は仕事に誇りを持ち、生き甲斐を感じていたそうだ
その彼を、殺人に駆り立てた物は何だったのか?
図らずもこの本が代弁しているようだ
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.33
(5pt)

人間をDNAを運ぶ船と考えて

廃用身
久坂部 羊
身体の一部ではあるが
麻痺などで用を足さないからだの一部のことを言う
人間をDNAを運ぶ船と考えいらなくなった無機能な部分を排除することにより
老朽化した船を墓場まで運ぶ周りの乗組員のことを考え
船長こと漆原医師の究極の医療「Aケア」
>私の脳みそ
廃用肢は医学用語にある
漆原は「私にとって要らないのもはこの頭」と言って・・・
だから廃用”身”
漆原は酒鬼薔薇のもじりか?
最近新聞で騒がれた老女に熱風を当てて殺害した介護職員
彼は仕事に誇りを持ち、生き甲斐を感じていたそうだ
その彼を、殺人に駆り立てた物は何だったのか?
図らずもこの本が代弁しているようだ
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.32
(5pt)

フィクションとしてのレビュー

2002年にワイドショーや週刊誌上で盛んに報じられた「Aケア」の発案者・漆原糾医師の手記「廃用身」に、出版元の山月館・矢倉俊太郎氏による編集部註を併せた一冊です。「Aケア」は脳梗塞などが原因で回復が見込めないほど麻痺した四肢(廃用身)を切断することにより、高齢者の体重を減らして介護負担を軽減し、さらには高齢者自身のQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を向上させることが目的でした。しかしこの特異な手術はメディア・サーカスの中で悪魔の所業として糾弾されたことも記憶に新しいことです。 この手記を読むと、急速に進む高齢化社会に対して漆原医師が誠意をもって向き合っていたことが良く判ります。切断手術は報道にあったように高齢者に強要していたわけではなく、説明と同意に基づいた「治療」であったことも見えてきます。 私自身、介護保険制度発足前に「老老介護」の苦労を聞かされて暗澹たる思いにとらわれたことがあります。日本では他人に老親の介護を任せることを潔しとしない意識があるため家族が自宅で慣れぬ介護を続け、結果的に被介護者ばかりか家族全員が疲弊してしまう場合があります。自宅での高齢者介護の一つのヒントが「Aケア」にあったのかもしれないということを私たちは、メディアに踊らされることなくもっと冷静に検討すべきだったと思います。 回復する見込みがないとはいえ、麻痺四肢を切断する行為の「イメージ」の醜悪さが一人歩きして、メディアに興味本位に取り上げられてしまったのは漆原医師にとって大変不幸でした。この本は高齢化日本の介護問題に対してかなり過激な一石を投じるのは間違いありませんが、一方でメディアの十年一日変わらぬ皮相な取材ぶりをも鋭く指摘している本と言えます。事実とは何なのか、ということも含め、大変興味深く、考えさせられることの多い一冊でした。

廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.31
(5pt)

フィクションとしてのレビュー

2002年にワイドショーや週刊誌上で盛んに報じられた「Aケア」の発案者・漆原糾医師の手記「廃用身」に、出版元の山月館・矢倉俊太郎氏による編集部註を併せた一冊です。「Aケア」は脳梗塞などが原因で回復が見込めないほど麻痺した四肢(廃用身)を切断することにより、高齢者の体重を減らして介護負担を軽減し、さらには高齢者自身のQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を向上させることが目的でした。しかしこの特異な手術はメディア・サーカスの中で悪魔の所業として糾弾されたことも記憶に新しいことです。 この手記を読むと、急速に進む高齢化社会に対して漆原医師が誠意をもって向き合っていたことが良く判ります。切断手術は報道にあったように高齢者に強要していたわけではなく、説明と同意に基づいた「治療」であったことも見えてきます。 私自身、介護保険制度発足前に「老老介護」の苦労を聞かされて暗澹たる思いにとらわれたことがあります。日本では他人に老親の介護を任せることを潔しとしない意識があるため家族が自宅で慣れぬ介護を続け、結果的に被介護者ばかりか家族全員が疲弊してしまう場合があります。自宅での高齢者介護の一つのヒントが「Aケア」にあったのかもしれないということを私たちは、メディアに踊らされることなくもっと冷静に検討すべきだったと思います。 回復する見込みがないとはいえ、麻痺四肢を切断する行為の「イメージ」の醜悪さが一人歩きして、メディアに興味本位に取り上げられてしまったのは漆原医師にとって大変不幸でした。この本は高齢化日本の介護問題に対してかなり過激な一石を投じるのは間違いありませんが、一方でメディアの十年一日変わらぬ皮相な取材ぶりをも鋭く指摘している本と言えます。事実とは何なのか、ということも含め、大変興味深く、考えさせられることの多い一冊でした。

廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.30
(4pt)

フィクションとは思えない!(汗)

この話はフィクションです、と断り書きがなければノンフィクションかと思いました。老人の麻痺した手足を操ることでそのQOLをあげる…、怖いような話ですが、近い将来本当の話になるかもしれません。それにしても、このお話の構成にはびっくりさせられました。亡くなった医師の遺稿+その編集者の注釈という形で実にリアルに話が進んでいくのです。読み進みながら、本の表紙に印刷された作者はいったい誰のことなのか?と思うほどでした。こんな構成の小説はいまだ読んだことがありませんでした。医術に関する記述ももちろん大切ですが、マスコミによる個人攻撃、その結果、にも大変興味を覚えました。こちらは近い将来といわず、もう既に起こりつつあるように感じます。誰にでもおもしろい、と薦められる1冊ではありませんが、いろいろな人に読んでもらいたいなと思いました。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.29
(4pt)

すごい小説でした(汗)

この話はフィクションです、と断り書きがなければノンフィクションかと思いました。老人の麻痺した手足をどうすればそのQOLをあげられるのか…、怖いような話ですが、近い将来本当の話になるかもしれません。それにしても、このお話の構成にはびっくりさせられました。こんな構成の小説はいままで読んだことがありませんでした。絵画でだまし絵というのがありますがそれに通ずるものがあると思いました。医術に関する記述ももちろんですが、マスコミによる個人攻撃、その結果、にも大変興味を覚えました。こちらは近い将来といわず、もう既に起こりつつあるように感じます。誰にでもおもしろい、と薦められる1冊ではありませんが、いろいろな人に読んでもらいたいなと思いました。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.28
(4pt)

フィクションとは思えない!(汗)

この話はフィクションです、と断り書きがなければノンフィクションかと思いました。老人の麻痺した手足を操ることでそのQOLをあげる…、怖いような話ですが、近い将来本当の話になるかもしれません。それにしても、このお話の構成にはびっくりさせられました。亡くなった医師の遺稿+その編集者の注釈という形で実にリアルに話が進んでいくのです。読み進みながら、本の表紙に印刷された作者はいったい誰のことなのか?と思うほどでした。こんな構成の小説はいまだ読んだことがありませんでした。医術に関する記述ももちろん大切ですが、マスコミによる個人攻撃、その結果、にも大変興味を覚えました。こちらは近い将来といわず、もう既に起こりつつあるように感じます。誰にでもおもしろい、と薦められる1冊ではありませんが、いろいろな人に読んでもらいたいなと思いました。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.27
(4pt)

すごい小説でした(汗)

この話はフィクションです、と断り書きがなければノンフィクションかと思いました。老人の麻痺した手足をどうすればそのQOLをあげられるのか…、怖いような話ですが、近い将来本当の話になるかもしれません。それにしても、このお話の構成にはびっくりさせられました。こんな構成の小説はいままで読んだことがありませんでした。絵画でだまし絵というのがありますがそれに通ずるものがあると思いました。医術に関する記述ももちろんですが、マスコミによる個人攻撃、その結果、にも大変興味を覚えました。こちらは近い将来といわず、もう既に起こりつつあるように感じます。誰にでもおもしろい、と薦められる1冊ではありませんが、いろいろな人に読んでもらいたいなと思いました。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.26
(5pt)

マジでフィクションなの?

と、思わせるくらいリアル。奥付まであるし、アマゾンのレビューを
みるまでノンフィクションだと思ってた。ちょうど、この1年ぐらい
テレビをあまり見ていなかったし、こんな事があってもおかしくないな、
と読ませるあたりも本作の見所だろう。本作で私に最も訴えたのは、今後さらに加速する高齢化社会における老人介護の問題だ。もし自分の親が寝たきりになったら、と思うと、ぞっとさ
せられる現実の数々が現場の視点で描かれているのは、テレビのドキュメン
タリーのような綺麗事とは訳が違う。自分の両親が、いや自分自身が老いたら、そんなことを考えると、目を背け
られない圧倒的なリアリティーを、本書は私に突きつけた。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.25
(5pt)

マジでフィクションなの?

と、思わせるくらいリアル。奥付まであるし、アマゾンのレビューを
みるまでノンフィクションだと思ってた。ちょうど、この1年ぐらい
テレビをあまり見ていなかったし、こんな事があってもおかしくないな、
と読ませるあたりも本作の見所だろう。本作で私に最も訴えたのは、今後さらに加速する高齢化社会における老人介護の問題だ。もし自分の親が寝たきりになったら、と思うと、ぞっとさ
せられる現実の数々が現場の視点で描かれているのは、テレビのドキュメン
タリーのような綺麗事とは訳が違う。自分の両親が、いや自分自身が老いたら、そんなことを考えると、目を背け
られない圧倒的なリアリティーを、本書は私に突きつけた。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.24
(5pt)

どこまで考えればいいのか・・・?

阪大医学部卒の現役医師によるデビュー作です。
残酷で猟奇的でグロテスクな色彩が強くて、かつ徹底的にリアルな小説に対峙したとき、読者は得てして無意識のうちに距離を置くものだと思いますが、この作品は決してそうさせてはくれません。
遠い世界の話じゃ済まされないというリアルな世界が舞台となっています。距離なんて置けないのです。だけど同時に襲ってくる脱力感や疲労感は激しく強烈。
こういうのを読み応えがあるというのでしょうか。医療職や福祉職に携わる人に特に読んでもらいたい本です。
だけどわたしは最近歳を感じさせるようになった父に勧めることはできませんでした。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.23
(5pt)

どこまで考えればいいのか・・・?

阪大医学部卒の現役医師によるデビュー作です。
残酷で猟奇的でグロテスクな色彩が強くて、かつ徹底的にリアルな小説に対峙したとき、読者は得てして無意識のうちに距離を置くものだと思いますが、この作品は決してそうさせてはくれません。
遠い世界の話じゃ済まされないというリアルな世界が舞台となっています。距離なんて置けないのです。だけど同時に襲ってくる脱力感や疲労感は激しく強烈。
こういうのを読み応えがあるというのでしょうか。医療職や福祉職に携わる人に特に読んでもらいたい本です。
だけどわたしは最近歳を感じさせるようになった父に勧めることはできませんでした。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403