廃用身

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評判

廃用身の評価:

4.26/5点 レビュー 115件。 B ランク

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平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 101〜120 6/10ページ
No.82
(4pt)

高齢社会の現実を直視して

フイックションであるが、現実にある固有名詞と
架空の固有名詞が使われており微妙に
現実に身の回りで起きていることのように思われ
(特にこの小説の舞台である神戸を私が良く知っているためもあり)
設定がショッキングであり、
社会に対しての提起でもあるかのような表現でもあるため
ノンフィクションのような様相を醸し出し
引き込まれていった
小説というものというカテゴリーに入れられるかどうか
主人公の医師の遺稿という形の内容が前半で
その主人公に本の出版を依頼した出版社の社員と
その医師とのやり取りや
医師を取材しての経過、医師を取り巻く人々の様子の取材が
後半半分という形である
そのような形を取っているこの本、途中まで読み進めていくうちに
この話がきっちりとした形で最後を収めてくれるのかどうか
それが心配になったが
その心配をよそにみごとな結末で締めくくっているところが
とてもすばらしい

著者に代わってストーリーを語る二人を登場させ
一見するとふざけた悪趣味なアングラ小説か
何かになってしまいそうな設定を
特に小説っぽい体裁にしたりせず
出版社の人が遺稿と医師の取材の報告の本という形で
奥付けまでつけてまじめな形で載せている

このような形の小説に
著者のみごとなアイデアと知性を感じる
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.81
(4pt)

高齢社会の現実を直視して

フイックションであるが、現実にある固有名詞と
架空の固有名詞が使われており微妙に
現実に身の回りで起きていることのように思われ
(特にこの小説の舞台である神戸を私が良く知っているためもあり)
設定がショッキングであり、
社会に対しての提起でもあるかのような表現でもあるため
ノンフィクションのような様相を醸し出し
引き込まれていった
小説というものというカテゴリーに入れられるかどうか
主人公の医師の遺稿という形の内容が前半で
その主人公に本の出版を依頼した出版社の社員と
その医師とのやり取りや
医師を取材しての経過、医師を取り巻く人々の様子の取材が
後半半分という形である
そのような形を取っているこの本、途中まで読み進めていくうちに
この話がきっちりとした形で最後を収めてくれるのかどうか
それが心配になったが
その心配をよそにみごとな結末で締めくくっているところが
とてもすばらしい

著者に代わってストーリーを語る二人を登場させ
一見するとふざけた悪趣味なアングラ小説か
何かになってしまいそうな設定を
特に小説っぽい体裁にしたりせず
出版社の人が遺稿と医師の取材の報告の本という形で
奥付けまでつけてまじめな形で載せている

このような形の小説に
著者のみごとなアイデアと知性を感じる
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.80
(5pt)

面白い〜全部入り小説

医者が書いた老人介護の実態。そこから始まる「Aケア」という新しい治療。
その画期的な治療法をめぐる様々な人々の思いを読みながら、
「あぁこれは老人介護の未来の姿だな。Aケアもありかも…」
と思っていると、途中から編集者への語りに変わる。
マスコミ報道を通して、各方面からのものの見方、裏から、またその裏からの視点。
そして当初の著者である医師と周りの人たちの劇的な物語。
まるでノンフィクションかのような世界。

いろんな角度から読者を楽しませてくれる全部入りの小説。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.79
(5pt)

面白い〜全部入り小説

医者が書いた老人介護の実態。そこから始まる「Aケア」という新しい治療。
その画期的な治療法をめぐる様々な人々の思いを読みながら、
「あぁこれは老人介護の未来の姿だな。Aケアもありかも…」
と思っていると、途中から編集者への語りに変わる。
マスコミ報道を通して、各方面からのものの見方、裏から、またその裏からの視点。
そして当初の著者である医師と周りの人たちの劇的な物語。
まるでノンフィクションかのような世界。

いろんな角度から読者を楽しませてくれる全部入りの小説。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.78
(5pt)

すごかった。

立ち読みした時にはノンフィクションかと思った。
なんだこれ!?こんな事件あったか?
と表紙をもう一度見返してみると
「久坂部羊」
「破裂」の著者だった。

漆原医師の観察記録(?)形式で物語りは進んでいく。
なるほど、もし自分が麻痺を起こしたら
「Aケア」をしてもらおうかなどと考えるくらい
素晴らしいことだらけ。
でも心の中で、なぜか不安はずっと解消されない。
どこかで漆原医師が狂気に駆られているように
思えてならないのだ。

物語の後半も興奮は収まらず
一気に読み終えてしまった。
なんだかクラクラしてしまった。
「介護」というテーマ自体が
単なるフィクションとして
片づけられない「現実」だからだろう。

廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.77
(5pt)

すごかった。

立ち読みした時にはノンフィクションかと思った。
なんだこれ!?こんな事件あったか?
と表紙をもう一度見返してみると
「久坂部羊」
「破裂」の著者だった。

漆原医師の観察記録(?)形式で物語りは進んでいく。
なるほど、もし自分が麻痺を起こしたら
「Aケア」をしてもらおうかなどと考えるくらい
素晴らしいことだらけ。
でも心の中で、なぜか不安はずっと解消されない。
どこかで漆原医師が狂気に駆られているように
思えてならないのだ。

物語の後半も興奮は収まらず
一気に読み終えてしまった。
なんだかクラクラしてしまった。
「介護」というテーマ自体が
単なるフィクションとして
片づけられない「現実」だからだろう。

廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.76
(4pt)

騙されました

全く新しい実験小説。
奥附が騙し的に使われている。
この久坂部さんが書いたにもかかわらず、小説自体が別の人が書いたような作りになっているため、最初は戸惑ってしまう。
(わかりにくくてすみません…)

話の内容は、老人の麻痺した手足を根元からバッサリ切ってしまった方が介護も楽になり、自身の床ずれなども良くなり、心臓から送りだされる血液が無駄なところにはいかなくなるため、脳にいい刺激になって、ボケていた人がちゃんと物事の判断がつくようになったり…という何かむちゃくちゃな理論を組み立てた医者が、実際に何人もの老人を手術してしまい、その結果…というものだ。

そもそも「この話はフィクションです」とか書いてあるわけではなく、ある医師の告白…のような書き方なので、途中までは「本当にこんな事があったのだろうか…」と迷ってしまうほどリアルであった。

なおかつその医師が自殺してしまい、その手記をなんとか世に出したいと思って色々と取材していた編集者の手記も続けて出てくるのだから、もうだまされてしまっても仕方ない感じ。

で、最後の奥附がその医師と編集者の連盟になって終わっていて、次のページをめくれば久坂部さんの本当の奥附がある…という状況。

現役の医者と言うだけあって、すべてにおいて表現がリアル。それでいてあまり専門的ではないというのも入り込んでしまう要素なのだろう。
この人の「まず石を投げよ」を読んで買ってしまった本だが、しばらくこの人の本を読み続けてみたいと思った。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.75
(4pt)

騙されました

全く新しい実験小説。
奥附が騙し的に使われている。
この久坂部さんが書いたにもかかわらず、小説自体が別の人が書いたような作りになっているため、最初は戸惑ってしまう。
(わかりにくくてすみません…)

話の内容は、老人の麻痺した手足を根元からバッサリ切ってしまった方が介護も楽になり、自身の床ずれなども良くなり、心臓から送りだされる血液が無駄なところにはいかなくなるため、脳にいい刺激になって、ボケていた人がちゃんと物事の判断がつくようになったり…という何かむちゃくちゃな理論を組み立てた医者が、実際に何人もの老人を手術してしまい、その結果…というものだ。

そもそも「この話はフィクションです」とか書いてあるわけではなく、ある医師の告白…のような書き方なので、途中までは「本当にこんな事があったのだろうか…」と迷ってしまうほどリアルであった。

なおかつその医師が自殺してしまい、その手記をなんとか世に出したいと思って色々と取材していた編集者の手記も続けて出てくるのだから、もうだまされてしまっても仕方ない感じ。

で、最後の奥附がその医師と編集者の連盟になって終わっていて、次のページをめくれば久坂部さんの本当の奥附がある…という状況。

現役の医者と言うだけあって、すべてにおいて表現がリアル。それでいてあまり専門的ではないというのも入り込んでしまう要素なのだろう。
この人の「まず石を投げよ」を読んで買ってしまった本だが、しばらくこの人の本を読み続けてみたいと思った。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.74
(5pt)

フィクションだったとは

このレビューを見るまでノンフィクションだと思っていました。
漆原夫婦の自殺を止められなかった矢倉氏に同情していました。
でもよかった。不幸な慎君はいなかったんだね。

廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.73
(5pt)

フィクションだったとは

このレビューを見るまでノンフィクションだと思っていました。
漆原夫婦の自殺を止められなかった矢倉氏に同情していました。
でもよかった。不幸な慎君はいなかったんだね。

廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.72
(4pt)

騙されそうになりました。


全く新しい実験小説。
奥附が騙し的に使われている。
この久坂部さんが書いたにもかかわらず、小説自体が別の人が書いたような作りになっているため、最初は戸惑ってしまう。
(わかりにくくてすみません…)

話の内容は、老人の麻痺した手足を根元からバッサリ切ってしまった方が介護も楽になり、自身の床ずれなども良くなり、心臓から送りだされる血液が無駄なところにはいかなくなるため、脳にいい刺激になって、ボケていた人がちゃんと物事の判断がつくようになったり…という何かむちゃくちゃな理論を組み立てた医者が、実際に何人もの老人を手術してしまい、その結果…というものだ。

そもそも「この話はフィクションです」とか書いてあるわけではなく、ある医師の告白…のような書き方なので、途中までは「本当にこんな事があったのだろうか…」と迷ってしまうほどリアルであった。

なおかつその医師が自殺してしまい、その手記をなんとか世に出したいと思って色々と取材していた編集者の手記も続けて出てくるのだから、もうだまされてしまっても仕方ない感じ。

で、最後の奥附がその医師と編集者の連盟になって終わっていて、次のページをめくれば久坂部さんの本当の奥附がある…という状況。

現役の医者と言うだけあって、すべてにおいて表現がリアル。それでいてあまり専門的ではないというのも入り込んでしまう要素なのだろう。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.71
(4pt)

騙されそうになりました。


全く新しい実験小説。
奥附が騙し的に使われている。
この久坂部さんが書いたにもかかわらず、小説自体が別の人が書いたような作りになっているため、最初は戸惑ってしまう。
(わかりにくくてすみません…)

話の内容は、老人の麻痺した手足を根元からバッサリ切ってしまった方が介護も楽になり、自身の床ずれなども良くなり、心臓から送りだされる血液が無駄なところにはいかなくなるため、脳にいい刺激になって、ボケていた人がちゃんと物事の判断がつくようになったり…という何かむちゃくちゃな理論を組み立てた医者が、実際に何人もの老人を手術してしまい、その結果…というものだ。

そもそも「この話はフィクションです」とか書いてあるわけではなく、ある医師の告白…のような書き方なので、途中までは「本当にこんな事があったのだろうか…」と迷ってしまうほどリアルであった。

なおかつその医師が自殺してしまい、その手記をなんとか世に出したいと思って色々と取材していた編集者の手記も続けて出てくるのだから、もうだまされてしまっても仕方ない感じ。

で、最後の奥附がその医師と編集者の連盟になって終わっていて、次のページをめくれば久坂部さんの本当の奥附がある…という状況。

現役の医者と言うだけあって、すべてにおいて表現がリアル。それでいてあまり専門的ではないというのも入り込んでしまう要素なのだろう。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.70
(5pt)

怒濤の迫力!

これはフィクション、フィクションと唱えていなければ本当にあったことなのだと思い込んでしまいそうです。事実私はノンフィクションだと思い込みました。それほど医師やスタッフ、患者たちの描写が心が力を持って押し寄せてきたのです。

事実著者は老人デイケア施設などを得て、現在も在宅医療専門のクリニックに勤めています。現役の医師です。その現場でしかわからないこと、現場でないと感じないジレンマ、ストレス、アイデア、感情がこの作品を包んでいます。
読後、私は医師を責めることができませんでした。むしろこの治療はあってもいいのではないかとすら思いました。

著者である久坂部羊は言います。
「廃用身は精神的にもお年寄りを憂うつにするもので、その切断は実際にあってもおかしくないと現場医師として感じる。もちろん痴ほうの改善などは虚構だし、この残酷な療法が現実になるとは思っていない。だが事態は奇麗事で済まないところに来ており、何らかの厳しい選択は避けられないでしょう」

激しい選択。
それは近い将来私たちも必ずとらなければならない決断なのです。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.69
(5pt)

怒濤の迫力!

これはフィクション、フィクションと唱えていなければ本当にあったことなのだと思い込んでしまいそうです。事実私はノンフィクションだと思い込みました。それほど医師やスタッフ、患者たちの描写が心が力を持って押し寄せてきたのです。

事実著者は老人デイケア施設などを得て、現在も在宅医療専門のクリニックに勤めています。現役の医師です。その現場でしかわからないこと、現場でないと感じないジレンマ、ストレス、アイデア、感情がこの作品を包んでいます。
読後、私は医師を責めることができませんでした。むしろこの治療はあってもいいのではないかとすら思いました。

著者である久坂部羊は言います。
「廃用身は精神的にもお年寄りを憂うつにするもので、その切断は実際にあってもおかしくないと現場医師として感じる。もちろん痴ほうの改善などは虚構だし、この残酷な療法が現実になるとは思っていない。だが事態は奇麗事で済まないところに来ており、何らかの厳しい選択は避けられないでしょう」

激しい選択。
それは近い将来私たちも必ずとらなければならない決断なのです。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.68
(4pt)

決して誰もモンスターではないのですが・・・

皮膚や粘膜によって外界と境界されたもの・・これが自分だという認識はア・プリオリなものであり、意識が清明で五体満足である限り意識することすらできない。しかしこれが半身不随で認知症の老婆と仮定すると、とても安定した認識を持つことができない。そのような婦人が自分の動かない手を熱した油で「揚げて」骨が見えるまで「食べて」しまったというエピソードは、事実であれフィクションであれ鬼気迫るものである。

老木を延命させるために、その腐った枝を切り落とすことが普通であることを考えれば、もはや回復の見込みもなく、本人の苦痛の元であり、周囲の介護者にとっても厄介な「廃用肢体」を切断すること《Aケア》はそれほど非難されるものではないという主人公の主張は合理的で説得力がある。大規模災害発生のときなどに行われる患者搬送の優先順位決定、「トリアージ」にもどこかしら似ている発想である。実際の大規模災害発生現場でトリアージに携わった医師、救命士などは事後しばらくたってからも自分自身の判断や決定が適切であったか、ひどい心的外傷に悩むものであるという。

本編の主人公である医師はその点、十分ナイーブであり、最終的には自分自身のある部分を《Aケア》してしまうことになる。

重いテーマでグロテスクなシーンも多いのですが、明らかに悪意のある登場人物がいないせいか、意外とさわやかに読み進めることができました。医療の発達の結果、介護を要する人間が増えてしまったということが現実であるならば、(医療者の端くれであるワタシも)なんらかのおとしまえを考えるべき・・と思い知らされました(でも結論はでません・・・)。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.67
(4pt)

決して誰もモンスターではないのですが・・・

皮膚や粘膜によって外界と境界されたもの・・これが自分だという認識はア・プリオリなものであり、意識が清明で五体満足である限り意識することすらできない。しかしこれが半身不随で認知症の老婆と仮定すると、とても安定した認識を持つことができない。そのような婦人が自分の動かない手を熱した油で「揚げて」骨が見えるまで「食べて」しまったというエピソードは、事実であれフィクションであれ鬼気迫るものである。

老木を延命させるために、その腐った枝を切り落とすことが普通であることを考えれば、もはや回復の見込みもなく、本人の苦痛の元であり、周囲の介護者にとっても厄介な「廃用肢体」を切断すること《Aケア》はそれほど非難されるものではないという主人公の主張は合理的で説得力がある。大規模災害発生のときなどに行われる患者搬送の優先順位決定、「トリアージ」にもどこかしら似ている発想である。実際の大規模災害発生現場でトリアージに携わった医師、救命士などは事後しばらくたってからも自分自身の判断や決定が適切であったか、ひどい心的外傷に悩むものであるという。

本編の主人公である医師はその点、十分ナイーブであり、最終的には自分自身のある部分を《Aケア》してしまうことになる。

重いテーマでグロテスクなシーンも多いのですが、明らかに悪意のある登場人物がいないせいか、意外とさわやかに読み進めることができました。医療の発達の結果、介護を要する人間が増えてしまったということが現実であるならば、(医療者の端くれであるワタシも)なんらかのおとしまえを考えるべき・・と思い知らされました(でも結論はでません・・・)。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.66
(5pt)

数年前に読んだけど、未だに鮮烈さが甦る

介護をする人にも厄介な、動かなくなった重い肢体を切断という、あり?かも、と一瞬思えるけど、グロテスクな発想とは別に、主人公の、人間臭さなども、丁寧に描かれていて、いまだに、鮮烈な思いとともに、心に刻まれています。ぞっとするシーンは過激すぎですが、かなり面白です。(「破裂」も、好きです。「チームバチスタの栄光」の白鳥さんより、濃いキャラの登場人物が面白いです)

廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.65
(5pt)

数年前に読んだけど、未だに鮮烈さが甦る

介護をする人にも厄介な、動かなくなった重い肢体を切断という、あり?かも、と一瞬思えるけど、グロテスクな発想とは別に、主人公の、人間臭さなども、丁寧に描かれていて、いまだに、鮮烈な思いとともに、心に刻まれています。ぞっとするシーンは過激すぎですが、かなり面白です。(「破裂」も、好きです。「チームバチスタの栄光」の白鳥さんより、濃いキャラの登場人物が面白いです)

廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.64
(5pt)

これが現実

傑作。全てが深く、重くのしかかってくる。
現実を鑑みた善意の治療、それに対するマスコミの対応、周囲の人間の反応、解ける見込みのない誤解が渦を巻く。完璧に思われたインフォームドコンセントが(現実にありがちな形で)崩れ、そこから始まる主人公の自己分析と、外科医としての本質の自壊と、自殺。
若干説明口調で純文学的には秀逸とはいえないかもしれないが、論理的で読みやすく、かつ実際の臨床現場で起こり得そうな設定、登場人物の設定が余すところなく全体の構成にいい影響を及ぼしているのは見事。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.63
(5pt)

これが現実

傑作。全てが深く、重くのしかかってくる。
現実を鑑みた善意の治療、それに対するマスコミの対応、周囲の人間の反応、解ける見込みのない誤解が渦を巻く。完璧に思われたインフォームドコンセントが(現実にありがちな形で)崩れ、そこから始まる主人公の自己分析と、外科医としての本質の自壊と、自殺。
若干説明口調で純文学的には秀逸とはいえないかもしれないが、論理的で読みやすく、かつ実際の臨床現場で起こり得そうな設定、登場人物の設定が余すところなく全体の構成にいい影響を及ぼしているのは見事。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403