廃用身

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評判

廃用身の評価:

4.26/5点 レビュー 115件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 81〜100 5/10ページ
No.102
(5pt)

真実は一つではない

登場人物がどれも多面性を持ち大傑作。医師は本当はどういう動機でこれを行ったのか、妻の思い、彼らを取り巻く人々のインタビューなどで「ありきたりな真実」がわからない重層的な構造が素晴らしい。「本当の自分」だの「自分の中では」だの言う輩に辟易しているからかもしれないが人間は多面的で当たり前。
読者は「何が本当で何が虚構かわからない」現実と向き合わせられる。マスコミの報道だけは「絶対悪」であり、何一つ明らかにできない。
(が、また新しい「ネタ」に飛びついてゆくのだろう)
暗い話なのだが読後感がいい。介護問題についてはほかの方がたくさん書いておいでなので触れないでおく。
まだ全部の作品を読んだわけではないが、この作家は処女作で最高傑作を書いてしまったのかもしれないという気持ちにさせられる。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.101
(5pt)

真実は一つではない

登場人物がどれも多面性を持ち大傑作。医師は本当はどういう動機でこれを行ったのか、妻の思い、彼らを取り巻く人々のインタビューなどで「ありきたりな真実」がわからない重層的な構造が素晴らしい。「本当の自分」だの「自分の中では」だの言う輩に辟易しているからかもしれないが人間は多面的で当たり前。
読者は「何が本当で何が虚構かわからない」現実と向き合わせられる。マスコミの報道だけは「絶対悪」であり、何一つ明らかにできない。
(が、また新しい「ネタ」に飛びついてゆくのだろう)
暗い話なのだが読後感がいい。介護問題についてはほかの方がたくさん書いておいでなので触れないでおく。
まだ全部の作品を読んだわけではないが、この作家は処女作で最高傑作を書いてしまったのかもしれないという気持ちにさせられる。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.100
(5pt)

究極の老人医療

私自身、老境に達しており、身障者でもある身として、廃用身を切断するという老人医療は衝撃的! でも、この本に書かれてあるようなプラスの可能性を見る時、将来的にはどうするだろうか、と、小説ではあるが、深く考えさせられた。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.99
(5pt)

究極の老人医療

私自身、老境に達しており、身障者でもある身として、廃用身を切断するという老人医療は衝撃的! でも、この本に書かれてあるようなプラスの可能性を見る時、将来的にはどうするだろうか、と、小説ではあるが、深く考えさせられた。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.98
(4pt)

語るにはあまりに重い世界

あくまでもフィクションなんでしょうけど・・・ノンフィクションがそこかしこにちりばめられていて、
綺麗ごとだけではなくて、
正義を振りかざすわけでもなくて、
かといって、必要悪だと開き直るわけでもなく・・・
2050年、あなたは何歳ですか?
私は92歳
生きているのかどうかぎりぎりのお年頃
介護は綺麗ごとではすまないです。
語るにはあまりに重い世界。
読んで・・・としか言えない。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.97
(4pt)

語るにはあまりに重い世界

あくまでもフィクションなんでしょうけど・・・ノンフィクションがそこかしこにちりばめられていて、
綺麗ごとだけではなくて、
正義を振りかざすわけでもなくて、
かといって、必要悪だと開き直るわけでもなく・・・
2050年、あなたは何歳ですか?
私は92歳
生きているのかどうかぎりぎりのお年頃
介護は綺麗ごとではすまないです。
語るにはあまりに重い世界。
読んで・・・としか言えない。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.96
(5pt)

動かない部分は体に必要なのか

高齢化社会を向かえ、次第に悪化していく高齢者への介護をするうえで
ネックになってくる老人の体重という負担を、麻痺した部分を切断することで軽くするという
極めてグロテスクな作品で、それ以外の部分でも痴呆老人に虐待を繰り返す介護者、
糞尿を撒き散らし暴れる老人という描写が多くかなりえげつないが、
最初は漆原をいい人間のように描写しておいて実はという展開が中々に面白い

ただ最後の看護婦の話はやや蛇足感があって残念
まあそういった部分を差し引いても人体切断という嫌悪感を催す内容に我慢できる人になら
楽しめる作品だろう
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.95
(5pt)

動かない部分は体に必要なのか

高齢化社会を向かえ、次第に悪化していく高齢者への介護をするうえで
ネックになってくる老人の体重という負担を、麻痺した部分を切断することで軽くするという
極めてグロテスクな作品で、それ以外の部分でも痴呆老人に虐待を繰り返す介護者、
糞尿を撒き散らし暴れる老人という描写が多くかなりえげつないが、
最初は漆原をいい人間のように描写しておいて実はという展開が中々に面白い

ただ最後の看護婦の話はやや蛇足感があって残念
まあそういった部分を差し引いても人体切断という嫌悪感を催す内容に我慢できる人になら
楽しめる作品だろう
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.94
(5pt)

感動!

衝撃! 感動! びっくり! あじゃぱ!!!!!!!!!!!!!!!!!
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.93
(5pt)

感動!

衝撃! 感動! びっくり! あじゃぱ!!!!!!!!!!!!!!!!!
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.92
(5pt)

何をどこまで望むかは、人それぞれまったくちがう

とにかく読み応えのある一冊でした。

“QOLの向上と介護の軽減を目指して行われる廃用身の切断”という発想が実践にうつされ、次々と波紋を及ぼしていく展開に引き込まれていきました。

リアリティ抜群の内容で、少しですが介護支援専門員や社会福祉士も登場してきます。

ぜひ当事者の方、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・介護福祉士・社会福祉士などの有資格者、介護の現場に携わっている方々にお薦めしたい一冊になっています。

廃用身の切断という医学的見地からの現実性もしくは可能性に加えて小説ならではのエンターテイメント性が上手く調和されているように感じます。

それぞれの登場人物の判断や行為について是か否かというよりもそれに至る過程と葛藤に焦点をあてつつ、超高齢社会への警鐘という社会性を帯びていることが本書をより身近に感じる要因になっているのだと思います。

本書の一文を引用すれば“何をどこまで望むかは、人それぞれまったくちがう。”ということにすべてが集約されているような気がしました。

科学的な裏付けがあり、倫理的な問題をクリアできるとすればいろんな選択肢があっても良いのではないかとも思えます。

ただし、尊厳死が法制化されることによって「Aさんは尊厳死で亡くなったけど、Bさんあなたはまだ生きるの?」といった無言の圧力により死が強制がされる雰囲気ができるのと同じように廃用身の切断も安易に論じるものではないかもしれません。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.91
(5pt)

何をどこまで望むかは、人それぞれまったくちがう

とにかく読み応えのある一冊でした。

“QOLの向上と介護の軽減を目指して行われる廃用身の切断”という発想が実践にうつされ、次々と波紋を及ぼしていく展開に引き込まれていきました。

リアリティ抜群の内容で、少しですが介護支援専門員や社会福祉士も登場してきます。

ぜひ当事者の方、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・介護福祉士・社会福祉士などの有資格者、介護の現場に携わっている方々にお薦めしたい一冊になっています。

廃用身の切断という医学的見地からの現実性もしくは可能性に加えて小説ならではのエンターテイメント性が上手く調和されているように感じます。

それぞれの登場人物の判断や行為について是か否かというよりもそれに至る過程と葛藤に焦点をあてつつ、超高齢社会への警鐘という社会性を帯びていることが本書をより身近に感じる要因になっているのだと思います。

本書の一文を引用すれば“何をどこまで望むかは、人それぞれまったくちがう。”ということにすべてが集約されているような気がしました。

科学的な裏付けがあり、倫理的な問題をクリアできるとすればいろんな選択肢があっても良いのではないかとも思えます。

ただし、尊厳死が法制化されることによって「Aさんは尊厳死で亡くなったけど、Bさんあなたはまだ生きるの?」といった無言の圧力により死が強制がされる雰囲気ができるのと同じように廃用身の切断も安易に論じるものではないかもしれません。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.90
(4pt)

親には読ませられない

最初はノンフィクションなのかと思って読んでました。
全体的に読みやすくわかりやすく、、、そして身に痛い話。
老人介護と虐待、それを巡る解決方法と倫理観。
何だかこれといったオチがなかったのが残念だが、総じて興味深く読み終えられた。
親には読ませられない一冊。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.89
(4pt)

親には読ませられない

最初はノンフィクションなのかと思って読んでました。
全体的に読みやすくわかりやすく、、、そして身に痛い話。
老人介護と虐待、それを巡る解決方法と倫理観。
何だかこれといったオチがなかったのが残念だが、総じて興味深く読み終えられた。
親には読ませられない一冊。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.88
(4pt)

現実の方が恐かった

単なるフィクション小説とは思えなかった。構成のせいではなく、家族が寝たきりになったとき医師に四肢の一部を「切断しなければ命にかかわる」と断言され、親戚一同で話し合ったことがあるからです。当人は痛くもなんともないという。そのまま静かに亡くなったら「大往生」と呼べる高齢。延命問題云々より「今痛くないのに切断によって痛くなるかも。どうあれ苦しい思いをする最期はあんまりだ」という意味で、私は反対しましたが、「医者が切れというなら切った方がいいのでは?」という意見もあり、どちらも寝たきりの本人を慮ってのことでした。悩んでいるうち、担当医師が「切らなくていい」と唐突に意見を変え、ほっとしましたが、もし私たちがあっさり許可していれば、切っていたかもしれない、医師の人間性を薄気味悪く感じた一件でした。
そんな現実に一つの答えをくれるような小説、なので読後感は悪くなかったです。
私が体験した恐怖は現実ですが、作者はこれをあくまでもフィクションとして書いていますから。

(内容・オチに触れています)
老人介護問題とアンピューティ(四肢切断)マニアをミックスする作者の発想には感嘆しました。切断により脳への血流量が増えて痴呆の治療に、というのは基本はフィクションにしろ、アンピューティやピアスのマニアがどんどんエスカレートしていくことを思えば、自主的な切断と精神の高揚の関連、あながち間違いでもないのでは? と考えさせられるリアリティ。淡々とした語り口、ありありと浮かぶ現場の空気。漆原の選択は途中からはっきりとにおわされているものの、タイトルを使ったオチのつけ方は見事。一気読み必至の一冊。ただしテーマがあまりにグロテスク。
しかも作者は、グロ・猟奇的表現を、リアリティ追求や作者自身の猟奇趣味のためではなく、単にエンターテイメントとしての付加サービスとして扱っているように感じられます。だからこそ淡々として悪趣味すぎないのだが、その代わりサイコホラー・猟奇小説の「面白さ」がない。

本作は、ノンフィクション仕立てではなく、SFが向いたテーマではないでしょうか? あるいは、あとがきの春日武彦氏の辛口の一言「本来は純文学こそが表現すべきもの」「腑抜けで自己愛的な自称・純文学が」云々に賛成、純文学として読んでみたかったテーマでした。
精神科医である春日氏の読書傾向がわかる『無意味なものと不気味なもの』、面白かったです。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.87
(4pt)

現実の方が恐かった

単なるフィクション小説とは思えなかった。構成のせいではなく、家族が寝たきりになったとき医師に四肢の一部を「切断しなければ命にかかわる」と断言され、親戚一同で話し合ったことがあるからです。当人は痛くもなんともないという。そのまま静かに亡くなったら「大往生」と呼べる高齢。延命問題云々より「今痛くないのに切断によって痛くなるかも。どうあれ苦しい思いをする最期はあんまりだ」という意味で、私は反対しましたが、「医者が切れというなら切った方がいいのでは?」という意見もあり、どちらも寝たきりの本人を慮ってのことでした。悩んでいるうち、担当医師が「切らなくていい」と唐突に意見を変え、ほっとしましたが、もし私たちがあっさり許可していれば、切っていたかもしれない、医師の人間性を薄気味悪く感じた一件でした。
そんな現実に一つの答えをくれるような小説、なので読後感は悪くなかったです。
私が体験した恐怖は現実ですが、作者はこれをあくまでもフィクションとして書いていますから。

(内容・オチに触れています)
老人介護問題とアンピューティ(四肢切断)マニアをミックスする作者の発想には感嘆しました。切断により脳への血流量が増えて痴呆の治療に、というのは基本はフィクションにしろ、アンピューティやピアスのマニアがどんどんエスカレートしていくことを思えば、自主的な切断と精神の高揚の関連、あながち間違いでもないのでは? と考えさせられるリアリティ。淡々とした語り口、ありありと浮かぶ現場の空気。漆原の選択は途中からはっきりとにおわされているものの、タイトルを使ったオチのつけ方は見事。一気読み必至の一冊。ただしテーマがあまりにグロテスク。
しかも作者は、グロ・猟奇的表現を、リアリティ追求や作者自身の猟奇趣味のためではなく、単にエンターテイメントとしての付加サービスとして扱っているように感じられます。だからこそ淡々として悪趣味すぎないのだが、その代わりサイコホラー・猟奇小説の「面白さ」がない。

本作は、ノンフィクション仕立てではなく、SFが向いたテーマではないでしょうか? あるいは、あとがきの春日武彦氏の辛口の一言「本来は純文学こそが表現すべきもの」「腑抜けで自己愛的な自称・純文学が」云々に賛成、純文学として読んでみたかったテーマでした。
精神科医である春日氏の読書傾向がわかる『無意味なものと不気味なもの』、面白かったです。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.86
(4pt)

現実になる日が来るかも

うちにも、80歳を超える老人を二人抱えています。今、私は心身ともに元気ですが、30歳先40歳先にはこのように、老いていくと思うとゾッとします。そのくらい、老いるということは、目の当たりにして悲しくあり、醜いものだと痛感しております。
 この廃用身は、老いをどのように受け入れるかを考えさせる一冊でした。斬新なアイデアで、近い将来あるかもしれない老人の治療法...あなたもゾッとしてみませんか?
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.85
(4pt)

現実になる日が来るかも

うちにも、80歳を超える老人を二人抱えています。今、私は心身ともに元気ですが、30歳先40歳先にはこのように、老いていくと思うとゾッとします。そのくらい、老いるということは、目の当たりにして悲しくあり、醜いものだと痛感しております。
 この廃用身は、老いをどのように受け入れるかを考えさせる一冊でした。斬新なアイデアで、近い将来あるかもしれない老人の治療法...あなたもゾッとしてみませんか?
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403
No.84
(5pt)

誰もが考えさせられるテーマ

とにかく何かしらの衝撃を受けることは間違いないと思います。
この世に存在している以上、"親"という存在がある訳です。その親も、また自分自身も「老い」という宿命からは逃げられない。
いつかその事を考えなければならない時が来るけれど、やはりどこかで考えたくない、そこから眼を背けているのが人間ではないでしょうか。
その事に必然的に眼を向けさせられる作品だと思います。
いつ、自分がその問題に直面する立場になるのか分からない、と考えさせられる作品でした。

読んでるうちにフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなり、何度も最初や最後の解説などを確認してしまいました。
そしてすっかり騙されました。

問題作ではあるけれど、読んでいて引き込まれる作品でした。
廃用身 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 廃用身 (幻冬舎文庫)より
4344406397
No.83
(5pt)

誰もが考えさせられるテーマ

とにかく何かしらの衝撃を受けることは間違いないと思います。
この世に存在している以上、"親"という存在がある訳です。その親も、また自分自身も「老い」という宿命からは逃げられない。
いつかその事を考えなければならない時が来るけれど、やはりどこかで考えたくない、そこから眼を背けているのが人間ではないでしょうか。
その事に必然的に眼を向けさせられる作品だと思います。
いつ、自分がその問題に直面する立場になるのか分からない、と考えさせられる作品でした。

読んでるうちにフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなり、何度も最初や最後の解説などを確認してしまいました。
そしてすっかり騙されました。

問題作ではあるけれど、読んでいて引き込まれる作品でした。
廃用身 Amazon書評・レビュー: 廃用身より
4344003403