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悪徳の都
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悪徳の都の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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戦争の英雄の元にある街の”浄化”をしてもらいたいという依頼がきて・・・というお話。 ボブ・リー・スワガーの父親が主人公で、街を刷新する為、悪の集団と戦うという実際に会ったらしい構想を元にしたアクション・スリラーでした。 これを私が読んだのが、2023年末なのですが、年末のベストテンで上位にランクした、ロス・トーマスの作品「愚者の町」が、ある町を立て直す為に、その町を徹底的に腐敗させるという本書とは真逆の話で、なんとなく親和性のある作品だなぁ、とか思いました。 ドンパチ好戦小説を書かせたら、この人の右にでる人はいない、というハンター氏の作品だけあって、戦争中の硫黄島のシーンから、作品内の現在にあたる部分の戦闘場面も銃弾が乱れ飛ぶという作品でありました。 今(2023年末くらい)実際に戦争をしていたり、過激な内戦もあったりして、こういう小説を楽しむのは不謹慎かもしれませんが、単純に面白かったので、興奮しました。すいません。 好戦小説を書かせたら、一級の作家の娯楽大作。是非ご一読を。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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本作品自体も楽しかったのですが、続編を期待させる構成になっています。刊行年順に読んでいるのですが、シリーズものならではの楽しみ方ができます。 | ||||
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アールスワガーの生い立ち?がわかります。 ラスベガスができる過程などが読み取れるので面白いです。 サスペンスものとしては評価がわかれると思います。 | ||||
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ちょっとかったるい進行度合いもあったけど、腰据えて読んでると結構楽しめた | ||||
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なんか親父さんも若い頃はボブ・リー・スワガーと同じ感じだったのかー。それはそれとして、コルトガバメントの取り扱い方は参考になりますなぁ。この当時に既にアイソサリーズスタンスがあったのかー、と感心しちゃいました。 | ||||
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これまで本書を入れて4冊+番外編1冊、スワガーシリーズを読んだけど これが一番面白かった!武器を持たないときはすごく心細い、とか 人間味あるヒーロー像に引き込まれていきます。 主人公が、戦争の記憶で日本人のことをジャップと蔑称で呼びながらも その捨て身の戦いぶりに敬意を払っているのが、日本人として嬉しいです。 | ||||
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ボブ・リーとアールどちらも良いですね。最高ですね。 「狩りのとき」で終わったと思っていたのに、こんな展開があったとは。まいりました。 得した気分です。しばらく、アールの物語を追いかける楽しみができました。 ところで、アマゾンでは、文庫上巻は新刊で買えますが、下巻は買えないみたいですね。IQの低い誤植が多いですからね。 解説の井家上さん。 「ボブ」じゃあなくて、「ボブ・リー」ですって。(ちゃんと読んでんのかいな?) そらあ、「毫」だから揺らぐんで、「豪」は揺らがんでしょう。 と笑わせてもらいました。 まあ、校閲の不手際だと思いますが。 (出版社さんは、もろもろ、しっかりせえよ。頼みますよ。) | ||||
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「黒人がこの病院にはいることは許されません。それがルールなんです」 「そういう意味のないルールのせいで、わたしの妻と子を死なせるわけにはいかないし、そんなルールは、いずれだれかがやってきて、たった一日で打ち壊される運命でしかなかったんだ。これがその日で、そのだれかはわたしというわけだ」 本書は大河小説スワガーシリーズの一編であるが、各々は独立しているので、本書だけを読んでも何等差し支えない。 ボブ・スワガーが最初活躍する話しであるが、本書はアール・スワガーが活躍する。ボブの父親がアールで、時代は1946年に遡る。歓楽の街ホットスプリングス浄化の為、名誉勲章を授与された元海兵隊曹長アールが赴く事になるのだが・・・・。 | ||||
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『狩りのとき』で幕を閉じたはずの“ボブ・リー・スワガー・サーガ”だったが、今度は父親のアールを主人公にした3部作の“サーガ”が続いて書かれていた。本書はその第1作に当たり、’01年、「このミステリーがすごい!」海外編第14位にランクインしている。 太平洋戦争で硫黄島の英雄だったアール・スワガーは、1946年、その戦功によりトゥルーマン大統領から名誉勲章を授与された。彼は、海兵隊を引退して製材所で働いていたが、その腕を見込まれ、ギャングと腐敗の町ホットスプリングスを浄化するために、違法な賭博の摘発(手入れ)をおこなう部隊の隊員たちを鍛え上げて欲しいと、教官としてリクルートされる。彼は指導者としてのみならず、自らも命がけで武力による摘発行動に参加するのだ。一方、町を牛耳る陰の統括者マドックスは、アールと摘発部隊のおかげで散々な目にあわされ、武装強盗団を呼び寄せて復讐へと転じる。双方あとに引かない闘いはアールを窮地に立たせる。そして、永年彼の心の奥底に秘めてあった父チャールズの死の驚くべき真相が部下の調査から明らかに・・・。 とにかく、ハードアクションてんこ盛りの展開のストーリーだが、その根底には銃器との関係が切っても切れないアメリカのありようが濃密に描かれているような気がする。本書は、まさに“骨太”な男のドラマなのだ。 余談だが、本書には往年のエンターテイナーや銀幕スターが実名で登場したり、のちにラスヴェガスをつくる‘バグジー’が出てきたり、なんとなく歴史が感じられて、そういう意味でも興味深い。 | ||||
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悪徳の都、ホットスプリングスを牛耳るオウニーとそれを摘発しようとする部隊の話。私の嫌いな訓練シーンの描写は少なめで、上巻から激しい銃撃戦が巻き起こる。山岳民族ギャングチームとの激闘、後半では一敗地にまみれたスワガーが武装強盗団と激しい戦いを繰り広げる。時代背景はちょっと古めだが、息も吐かせぬ展開に脱帽。お勧めの1冊。 | ||||
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伝説の狙撃手ボビー・リー・スワガーシリーズの一端に属する外伝的作品。ボビー・リーの父親アール・スワガーを主人公に、復員直後、警察官になる前の事件を扱う。 太平洋戦争後、海兵隊を負傷除隊した彼の元に、アーカンソー州ホットスプリングス市を裏で牛耳るマフィア殲滅への協力を依頼するFBI捜査官が現れる。 前半はさながらエリオット・ネスの元に編成されたアンタッチャブルのような活動が描かれる。が、この破竹の活躍も意外なところから綻びはじめ・・・。 後半はボビー・リーシリーズと雰囲気は似る。自分の尊厳と誇りのためにたった一人でも戦い続ける男・・・。ボビー・リーの本編シリーズでも再三描かれてきたテーマだ。 ストイックでタフといった人物像はボビー・リーと同じ。また同じく家族への思いを抱える、悩めるヒーローであることも似ている。第一次大戦の英雄だったというアール・スワガーの実父に対するアールの複雑な思いはボビー・リーの父への思いと比べてみるのもよいだろう。例によって銃器に関する豊富な知識が開陳され、たくみにストーリーに混じる(「ブラックライト」でもキーになった銃器装置が本作でも、重要なツールとして登場する)。 アール・スワガーの造形が息子のボビー・リーと瓜二つなのは笑えるが後半の展開もボビー・リーを主人公にした作品と同じような展開を取るなど、やや同工異曲の感がないではない。が、ボビー・リー作品が好きであれば十分楽しめる。 アール・スワガーの親友の弁護士やラストシーンでは、「ダーティホワイトボーイズ」で登場するパイ従兄弟が少年として登場するなどシリーズ作品ならではのゲスト出演が楽しい。 また実在のマフィアでラスベガスを開発したと言われるバグジーとその愛人バージニアが登場するのもご愛嬌。 | ||||
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ボブの父、アール・スワガーの記念すべき最初の物語です。原代の「HOT SPRINGS」って、実際にアメリカにある場所の 地名です。 私がこの本を読んだ限りでは、日本の温泉場の事みたいです。 温泉場なんで、観光客がワンサカと来ます。そうなれば、 歓楽街も出来るんで、利権も絡みます。 後は、読んでのお楽しみ~。私は、戦争へ行った事が無いので何とも言えませんが、第二次 世界大戦で活躍した伝説の男アールが主人公なので、チンピラは 言うに及ばず、暗黒街の黒幕も・・・ッフって感じです。 殺した人の数が違う。修羅場の数や濃さが違う。肝っ玉が違います。しかし、戦場では戦友からの尊敬を集める英雄も、国に帰れば タダの人。そこいら辺もうまく書いてしまうんですよねぇ。ハンターさんは。アールのシリーズは、銃撃戦はもちろん最高なのですが、 !悪人どもを凹ますアールの啖呵に、個人的に痺れています。 特にお気に入りの啖呵があるんですけど、言ったら悪いもんね。 ああ、言いたい・・・。 | ||||
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『悪徳の都』……ううむなんたるタイトル……これじゃまるでパゾリーニやフェリーニの映画ではないか。原題が固有名詞なんだから、そのまま『ホット・スプリングス』 でいいじゃないか、というのが最初の感想。とっても不思議な邦題だ。 ホット・スプリングスは実在の街である。そこで実際に起こった元軍人たちの蜂起という事件も、歴史的に記録された事実なのだそうである。スワガー・サーガそのものも アメリカの現代戦史に深く関わるものだとは思うけれども、この作品ほどに実名固有名詞が飛び交う作品というのは、今までにはなかったことだ。ボブ・リーの誕生直前、父・アール・スワガーの物語であるだけに、時代設定にきちんと念を入れた努力が窺われる作品。 ハンターは、元々、スペイン現代史に材をとった『さらばカタロニア戦線』でデビューした作家である。本書でも、アメリカの矛盾、とりわけ戦争の意味・無意味を鋭く追求しながら、ランボ-のように帰還兵が彷徨わねばならない「報わぬ祖国」の土壌を描き、その上に逼迫してゆく男たちの軋轢と闘いのドラマを築いている。 相変わらず銃撃戦の描写がとりわけ活劇ファンの心をくすぐってやまない。もはや、それが売りと言っていい作家であるだけに、この作品でも銃弾は雨霰と飛び交う。 しかし、そうした血腥さの中にあって、二つのサブ・ストーリーが作品に奥行きを与えているのは、サーガ読者としては興味深い。一つは父チャールズ・スワガーの謎の死 とアールの魂の遍歴に纏わる部分。もう一つはアールと妻ジュニィとの家族愛の問題。未来に繋がる母と子のドラマである。 この辺をきちんと描き切るところが、ハンター作品をここのところ毎作成功させている最大最強の理由なのじゃないだろうか? あくまで人間主体のドラマがあって、そこ に展開されるのが苛烈なアクションであるというバランスの妙。このあたりが、やはりハンター作品の徹底した強みなのだと思う。 | ||||
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正直な話、上巻のあまりの常道路線的な内容に、これはダメかも、なんて危惧していたのですが、もう下巻は文句なし。絶大な人気と評価を誇ったボブ・リー・スワガー4部作にも決して見劣りしないと思います。 さしずめ『スターウォーズ』でいうところの『エピソード1』。ボブ・リーのお父さんの物語。件の4部作にも登場していた意外な人物2人がお父さんの部下として登場、この2人の登用と物語がスワガー・サーガの奥行きをさらに深めてこれまた見事でした。 | ||||
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