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偽証
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偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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淡々とした展開で、ノンフィクションの週刊誌記事を読んでいる感じだった。没入感は全く得られなかった。 | ||||
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メジャーとまではいえないかもしれないけど、注目して少しずつ読んでいっている作家である。今回も面白かった。文庫版はエンディングが違うそうだけれど、小説の方はどう終わっているのかなあ。 | ||||
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壮&美緒というシリーズキャラクターが活躍するトラベル・ミステリーとは別に、年に1作程度のペースで社会派色の強いノン・シリーズの本格ミステリーを発表している深谷忠記だが、本書は後者にあたる’08年の作品『悲劇もしくは喜劇』を文庫化にあたり『偽証』と改題、全面的に改稿したもの。 タイ料理店で働けると思って来日した若いタイ人女性は、騙されて売春を目的としたクラブに借金を負わされて送り込まれたのだった。はじめは彼女ひいきに店に通うフリーライターと彼女に恋をしてしまう若者が登場する。 すわ、本書は、人身売買・売春を問題とする社会派ミステリーかと思っていると、ホステスたちを束ねる元締めのタイの女が殺された事件の裁判が始まる。被告人はくだんの若者で、弁護人は本書の主人公、ミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた母ひとり子ひとりの中年女性弁護士村地佐和子である。そう、本書は法廷ミステリーだったのである。 法廷場面は続く。供述をくつがえした被告人、思惑通りに証言してくれないくだんのタイ人女性、被告人の父親と後ろ暗い過去を背負い、現在も、謎めき、何かを企んでいるようなフリーライター、そして被告人の祖父であり、佐和子の恩人でもある弁護士。弁護人である佐和子は、彼らに翻弄され、裁判は二転三転、“どんでん返し”の連続に次ぐ連続で、落ち着く先が最後までわからない。 さらに本書は、凝りに凝った構成に加え、多彩な登場人物たち、また「ひきこもり」や「振り込め詐欺」といった今日的な社会問題にも触れたり、親子のちょっとした会話をヒントにしたりするなど、読む者を飽きさせない。 おしまいにやっと真相にたどりつくのだが、物語は最後の最後にもうひとひねりがあった。 最後に笑う“したたかな”人物とは・・・。 | ||||
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