二十年前に発生した殺人事件の真犯人と名乗る男が現れた。だが、当時捕まった男は十五年の刑期を終えて出所している。

交通事故死した父の跡をうけ、京都の葬儀社社長として奮闘する石原明子に葬儀の依頼がきた。

OL三人組の麻知子、みどり、ユミと同宿だった新妻が鴨川で溺死、夫に疑惑が。

「大文字」で賑う京の夜、鴨川東岸で石田千草が毒殺された。―千草は、夫和也の不倫の相手。

ガンで入院中の老女を見舞う息子と嫁、可愛い孫。

生後三ヵ月で誘拐された娘の舞子が、一年ぶりに戻ってきた!高尾陽一郎と加代子夫妻には思いもかけない朗報だった。

遺言状に残された見知らぬ三人の男女の名前。しかも父はそのうちの一人を結婚相手に指名していた。

秋の気配がひときわ深まった、酒呑童子ゆかりの丹後・大江山で、明子の友人の妹が岩場から転落死した。

平家ゆかりの四国・徳島で惨劇は始まった。男女5人のグループ旅行で出掛けた祖谷渓で吊橋から転落して男が死んだのだ。

新年早々、京都二年坂で、首と手首のない男の死体が発見された。

鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見した。男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた…(「桜の寺殺人事件」)。

鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見した。男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた…(「桜の寺殺人事件」)。

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された!京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。

小川麻子は京都の私立大学法学部の学生。家庭の事情から、ホステスのアルバイトをすることになった。

父の跡を継ぎ、石原葬儀社の社長を務める明子は、久々の休日を恋人の黒沢と過ごしていた。そこへ一本の電話が。

夫がひき殺された！目撃者探しに妻が出した新聞広告。

京都市の北西にある美しい竹林の里、嵯峨野。ここに、男女6人の大学同窓生が民宿経営をする山荘がある。

華やかなファッション・モデルばかりなぜ殺される?水路で発見された絞殺死体に、ステージ上で毒殺された金髪女性。

空港税関の検査官今井陽子は、グアムから帰国した若い女性の隠し持った貴金属を発見した。

二五〇年の伝統と華やかな美しさを誇る西陣織り。その織元である小林家の当主・総左衛門の妾、祇園の舞妓・市花が殺された。

’95年1月17日、未曾有の関西大震災発生。

京都の不動産会社社長の溺死体が、琵琶湖畔にある別荘の浴室で発見された。

大阪のテレビ局の美人レポーター杉山かおるが何者かに誘拐された後、浜名湖畔で死体で発見された。

連休の朝、自宅近くの道路脇で少女の轢死体が発見された。遺体は可愛がっていた猫の死体を抱いていた。

都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。

朝吹和彦は、33歳、独身。四条にある宝石店の店長である。

野田朝子は復讐を誓った。妹の夕子が3人の男にレイプされたのを苦に、自殺したのだ。

秋野夕雨子は推理作家だが、TV「ナイト9」のニュースキャスターとしても活躍している。

愛知県伊良湖岬を訪れたキャサリンと大学助教授の浜口は、恋路が浜でTVレポーター大浦なぎさの水死体を発見した。

美貌を誇り、かつては小野小町になぞらえられた女優がホテルで毒死した。部屋からは恋人だった歌舞伎役者の指紋が検出される。

日本画家の沢木と京都の舞妓たち一行は、伊豆修善寺温泉で正月をすごしていたが、そこで顔見知りの芸妓が他殺死体で発見され愕然とする。

京友禅絵師・浅川万葉が自宅で自殺した。偶然、彼の反物を展示会で見たキャサリンは、そこに文字のような不思議な模様を発見。

昭和2年、「稚児の剣法」で銀幕にデビューした林長二郎―以後、「永遠の二枚目」として大衆芸能の世界に君臨し、死後、国民栄誉賞に輝いた長谷川一夫はただ観客のためだけに二枚目を演じ続けた。

蘭の原種を探し求めるオーキッド・ハンターは、世界にただ一つの蘭づくりを最高の名誉とするが、その行動はあくまで隠密、敏捷である。

ニューヒロイン・不倫調査員片山由美27歳、登場!!不倫に疲れて会社を辞め、興信所に勤めた由美の初仕事は主婦の浮気調査だった。

テレビ局のプロデューサーが京都のホテルで殺された。

老舗の京菓子店当主が轢き逃げ事故で死亡した。遺産は二十億円以上。