死体は蝋燭と花で装飾されていた。事件を追う異常犯罪専従の刑事カーソンは、30年前に死んだ大量殺人犯の絵画が鍵だと知る。

世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。

護身術のHPを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。

きわめて知的で魅力的な青年ジェレミー。僕の兄にして連続殺人犯。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくない暗い秘密だ。

“下水道殺人鬼”“吸血殺人鬼”そして“爆殺魔ジャック”。ロンドンはいま複数の殺人鬼に震撼していた。

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。

警官殺しが続発する中、カナダ騎馬警察巡査長クレイヴンの母親が惨殺された。唯一の物証が示す犯人はクレイヴン。

その女性の惨殺死体には首がなかった。またしても犠牲者か。

雪深い山中で次々発見される首なし死体。一方、市内でも被害者を斬首、その首を警察に送りつける事件が発生した。

カナダ、アメリカ両国でスコットランド系の男が拉致され、拷問ののち殺害される事件が発生。

呪われた伝説の島、髑髏島。

人員整理のため二週間後に解雇されることになったLAタイムズの記者マカヴォイは、ロス南部の貧困地区で起こった「ストリッパートランク詰め殺人」で逮捕された少年が冤罪である可能性に気づく。

刑事カーソンが漂流するボートから救い出した赤ん坊は、謎の勢力に狙われていた。

神に憑かれた牧師アーロン。彼は神への生贄として少女を誘拐、朽ちかけた教会に監禁する。

2月18日。アトランティックシティの有力者の息子が忽然と消えた。

成功した夫と美貌に恵まれ、なに不自由ない生活を送っていたクレア。

ヘレンは恐ろしくなって、台から電話を払い落とした。友人だというその女の声は、はじめ静かで、ほほえんでいた。

夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。

匿名の手紙による告発をきっかけに、ある一軒家の浴室から死体を溶かして流した痕跡が発見される。

惨殺された女性記者。酒場で殺された医師。

ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された。卿は数日前に届いた手紙に、異常なほどおびえていたという。