マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽物―クローンのマーク。

マイルズは途方に暮れていた。

特命作戦の遂行中、マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。

敵星セタガンダ帝国の皇太后が急逝し、マイルズがバラヤー代表として派遣された。

地の民の娘フォーンと湖の民の警邏隊員ダグ。悪鬼との戦いがきっかけで出会い固く結ばれたふたり。

皇帝の結婚式を前にバラヤーに戻ったマイルズは、コマールで出会ったエカテリンに求婚しようとしていた。

【ネビュラ賞受賞】 人類のバイオテクノロジーの発達は新たな人間を創造するに至った。

惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突、七個の衛星のうち三つを破壊してしまった。

ある時は辺境惑星の一介の中尉、ある時は極秘任務に就いた傭兵艦隊の提督――二重生活を送るマイルズは、隠密作戦を成功させたが敵に追われ、艦隊を引き連れて地球まで逃げてきた。

結婚一年の記念日を前に、銀河宇宙へ遅い新婚旅行に出かけたマイルズとエカテリン。ところがそこへ故国からの急使が入る。

苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。配属希望は、言わずもがな宇宙艦隊だ。

コマールで軍務についていたマイルズの従兄弟イワン・ヴォルパトリル大尉のもとを、機密保安庁職員が訪れた。

ベータ星の女性艦長コーデリアは新発見の星を上陸探査中、見知らぬ敵に襲われる。彼女を捕えた男はヴォルコシガンと名乗った。

貴族に生まれながら、生来の身体的ハンデのため士官学校への道を閉ざされた17歳のマイルズ。

【ヒューゴー賞・ローカス賞受賞】 幼年皇帝の摂政として惑星統治を委ねられた退役提督アラール。

傭兵艦隊提督マイルズが回想する冒険の数々。機知と勇気だけを頼りに戦いを挑むマイルズの本領が発揮される。

ペンリック１９歳、婚約者を迎えに行く途中、病で倒れている老女の最後を看取ったのが、すべての始まりだった。

戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国に戻ってきたカザリル。

チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機"は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。

聖王の第三王子が死んだ。手篭めにしようとした侍女に殺されたらしい。

出自の違いを超えて結ばれたフォーンとダグ。