妖猫族の姫である王蜜の君が、太鼓長屋の弥助のところに居候することになった。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。こっそりあとをつけた久蔵は…「春の巻」。

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。

うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋の代理となった弥助。

「おまえの愛しいその子を奪ってやる」脱獄した女妖がそう告げて姿を消して以来、弥助は養い親である千弥の過保護ぶりに息が詰まりそうだった。

江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋だった。

「おとっつあん！　会いたかった！」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。

妖怪の子預かり屋の弥助(やすけ)は、妖怪に育てられたのだが、わけあって育ての親を失い、かわりにあらわれた赤んぼう千吉(せんきち)を、いっしょうけんめい育てている。

千吉は大好きな兄、弥助を守るために力がほしいと、ともに育った半妖の双子と一緒に妖怪奉行所西の天宮の奉行に弟子入りした。

豪商天鵺家の跡継ぎ、鷹丸の遊び相手として迎え入れられた少女茜。だが、そこは奇妙な屋敷だった。

砂漠に花開いた水の都、 美しき奇跡の都の秘められた真実の物語 〈ふしぎ駄菓子屋 銭天堂〉〈妖怪の子預かります〉 シリーズの著者のアラビアンナイト風ファンタジイ 大砂漠。

京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて、狐の花嫁行列が妨害される事件が起こる。

清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。

長崎屋の主が死んだって!? おとっつぁんの身に何が? 病弱若だんな、跡を継ぐの? 緊急事態続出の「しゃばけ」シリーズ最新作!

丸の内の巨大企業「吉原不動産」。突如、後継者候補に名乗りをあげたのは、幽霊物件再生部署、第六物件管理部部長の長崎次郎。

嫁入りし、縁結びで徳を積むべし ■□■『あやかし双子のお医者さん』『九十九さん家のあやかし事情』に続く、椎名蓮月の新シリーズ、発売決定!!■□■ 一人暮らしをはじめたしっかり者の大学生・結維(ゆい)。

“地獄代行業”の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。

魔女のパートナーは猫!なのに、ナコがえらんだのはコーギーの子犬!? 魔女のパートナーといえば猫……のはずが、ナコがえらんだのは、なんと犬!? まわりのみんなは大反対! しかも、こいぬのボンボンは、いたずらばっかりで――!? ほかの人と

「鯖猫長屋」の家主で饅頭屋を営むお智の様子がおかしいと聞いた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。

笑顔咲くあたたかい場所は、いつも優しい。

嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。

11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなってきた。

東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。

江戸は両国の見世物小屋では、“まことの華姫”が真実を語る―ともっぱらの噂。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

大丈夫。思い出した約束があなたを癒す――。

おけら参りを控え、寒さが身に染みる京都の歳末。お隣に住む陰陽師・晴明さんは骨董鑑定のお仕事に足を運ぶ。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

「死香」を食べ物の匂いとして認識する桜庭潤平。潤平の特殊体質に興味を抱く分析学のエキスパート・風間。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。

新垣澪は、丸の内の巨大企業、吉原不動産の若手社員、でした。今ではギリギリ丸の内にある子会社にて勤務中。

歌人の家に生まれ、和歌のことにしか興味が持てない貴公子・希家は、武士が台頭してきた動乱の世でもお構いなし。

年の瀬が迫り、慌ただしくなる東京駅。新人女性警察官の恵平は、置き引き犯からスーツケースを押収する。

――生者と死者。彼の目はその繋がりを断つためにある。

高価な調度品が割れ、蔵の壁が従業員の上に崩れ落ち―老舗旅館を襲う怪事。

あなたが“必要としている”写真、お撮りします。そのかわり――。

みなさんは、蔵を知っていますか。 もしかしたら観光地で見かけたことがあるかもしれませんね。