アメリカ空軍USAF―『アナハイム』(四万五千トン)は、原子炉を搭載した米軍極秘の巨大飛行空母だ。

台湾南部の高雄・左営軍港に、ついに自衛隊が上陸した。

人口八千人の町に数千人もの暴徒が殺到した「クインシーの戦い」は、米軍のＢ‐２ステルス爆撃機が投下した誘導爆弾によって決着した。

ついに台中が陥落した。３００万都市を占拠した人民解放軍に対し、次期総統選を睨む台中市市長は驚きの行動に出ようとしていた。

人民解放軍は、驚異的な機動力を誇る空中機動旅団を台湾中部の濁水渓戦線に投入した。

防衛大学校四年生の藍羽祥子は、F14トムキャットに搭乗する将来の海自幹部候補生。

台湾の首都台北を囲むように、日台連合軍と中国人民解放軍が睨み合いを続けている。

闇夜の尖閣諸島上空。舞島茜のF15Jは、星空を塗りつぶすほどの巨大な影に対し、“対領空侵犯措置”に当たっていた。

寺脇京介が目の前で凶弾に倒れた―自責の念から単独で犯人グループを追うも、ドイツで拉致された明石柊真。

カナダ・バンクーバーにほど近いワシントン州中部の町クインシー。

大統領選挙後、共和党過激派が各州で起こした“大陪審”が、アメリカ分断をもたらそうとしていた。

台湾の西方沖を埋め尽くす中国の大艦隊。ついに台湾本土への侵攻が始まった。

かつて、忽然と消息を絶った報和航空四〇二便YS‐11機が突如、羽田空港に帰還した。

浩志率いる傭兵部隊“リベンジャーズ”に参加した明石柊真は、イラクでの活動中、何者かに狙撃され、仲間を目の前で殺されてしまう。

死んだ仲間の“復讐”のため、リベンジャーズはアメリカへと飛んだ。

官邸に送られたメッセージ。猶予は三十時間。

かつて“冷たい狂犬”と世界から恐れられた元公安調査官の影山夏樹。

殺人事件と謎のライダー、その接点は白バイ隊員――!? 箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった本田木乃美。

米海軍沿岸域戦闘艦“ミルウォーキー”は、黄海における韓国軍との掃海訓練演習の最中に、北朝鮮軍のコルヴェット三隻が漢江と仁川沖に機雷を敷設しているとの情報を受信する。

「この国に、真の諜報組織をつくれ!」警視庁公安部長の密命を受けた、国際派の若きキャリア公安マン片野坂彰。

一人の自衛官の自殺と極限のサバイバル訓練中に起きた死亡事故の謎―朝倉は離島駐在勤務から召喚される。

決死の作戦で「紅樹林の地獄の夜」を辛くも凌いだ台湾軍。しかし、圧倒的物量を誇る中国第2梯団が台湾南西部に到着する。

台湾・鐵軍部隊の猛攻を躱した人民解放軍は、台北市に迫ろうとしていた。

台湾西岸に上陸した中国人民解放軍三旅団2万人を殲滅した台湾軍。

戦争阻止にはこれしかない。 中国の尖閣支配、北朝鮮の核配備、形骸化する日米安保――。

対テロ民間極秘組織“ザ・キャンパス”工作員ドミニク・カルーソーは、インドで元イスラエル特殊工作員ヤコビの家に居候し、格闘術を学んでいた。

失敗は許されない。敗北も許されない。

愛知県・小牧基地にある航空機動衛生隊。

廣瀬知剛は、政治家も利用する大病院で働く警視庁公安OB。

“原発ゼロ”を日本政府が表明したことから、パク・ギムル国連事務総長は、高速増殖炉“もんじゅ”貯蔵のプルトニウムの国連管理を提唱し、常任理事会はこれを承認した。

“日本のCIA"と呼ばれる公安調査庁を退職して、カフェを営む影山夏樹。

北朝鮮の暴走を阻止せよ―。朝鮮人民軍偵察総局のナンバー2である金栄直に命を狙われた最強の傭兵・藤堂浩志。

畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。

犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を、全寮制の矯正施設・塚越学園のトップが訪ねてきた。

非合法ドラッグ「ティアドロップ」を巡る一連の事件の真相解明に奔走する絆の周辺に、次々と闇社会の刺客が。

中国には困窮や一人っ子政策により戸籍を持たない、この世には存在しないはずの子供“黒孩子”がいる。

都内でトカレフを使った連続強盗殺傷事件が発生、暴力団関係者三名が死亡した。

音楽教師の身神音々は、即席のオーケストラを結成し、一夜限りの演奏会を催すことを命じられる。