和久井刑事のもとへ、“三島のおばちゃん”野中貞子からお見合い話が舞い込んだ。

志垣警部の知人の息子・戸部修太は、三十歳のエリート社員。三週間後に上司の娘との結婚を控えていた。

豪雨の日、人気女優・白瀬美保の女性マネージャーが、モチを使った異常な手段で惨殺された!そして女優は「私は48時間以内に殺される!」と書き残して姿を消し、つづいてネットに「私は広島にいます。

姪の千代と和久井刑事をどうしても結びつけたい志垣警部は、お見合い計画を強行した。

「太宰は戦後日本に絶望して死にました。ぼくは21世紀の日本に絶望して死にます。

有名ニュースキャスターの娘が、都内アパートの浴槽で「凍死体」となって発見!その恋人である人気モデル小嶋英介の関与が疑われたが、彼もまた雪の八甲田山で無残な姿で見つかった!二人は誰からも好かれる人柄のよさで知られ、怨まれる理由がまったくわからない。

「オリジナル全国湯けむりかるた」の創作コンテストに応募した志垣警部と和久井刑事。なんと結果は見事優勝。

双子の姉妹の家庭教師が殺された。犯人は姉妹のどちらか。

秋深まる京都嵐山。警視庁捜査一課の和久井刑事は、人生初のお見合いに臨んでいた。

日本版ハッブル宇宙望遠鏡を目指す「飛鳥」プロジェクトの若きリーダー、天文学者の刈谷天空は、専門外の領域で「天武天皇は唐の天文学者に操られていた」と発言、物議を醸していた。

洞窟温泉の闇の奥から響いてきた女の笑い声。

志垣警部と和久井刑事が東京ドームで巨人‐阪神戦を楽しんだ夜、球場そばのスパリゾートを訪れた会社員が殺された。

猛吹雪の中、上高地の友人宅へ向かう警視庁捜査一課の夏目大介警部は、深雪に覆われた林道で立ち往生していた若い女を助け出す。

雪まつりと知床流氷観光のバスツアーに参加した志垣警部と和久井刑事は同じバスで回っていた人気テレビ司会者の妻が流氷観光船から氷の海に転落して死亡する事故に遭遇。

人気爆発で有頂天の若手評論家・榛名洋一郎の美人妻にAV出演の過去?ビデオ映像という「動かぬ証拠」ならぬ「動く証拠」を突きつけられ、絶体絶命。

永眠、意外な文字を同窓会名簿に見た主婦の進藤陽子は、大学時代に結婚の約束まで交わした元恋人・竹井哲雄の謎の死を「あいつは地獄で死んだのさ」という情報を頼りに追及し始める。

人気モデルの悲しい過去。忌まわしい事件の真相は!? 32歳の風俗嬢が全身を切り裂かれ、惨殺された。

東京荒川区のマンションで、背広を着て女の能面をかぶった男性の白骨化死体が見つかった。猟奇殺人の容疑者は姿を消した妻。

関西有数の温泉地・有馬で大型旅館を経営する吉崎波満子は、幼なじみの志垣警部を招待する。

金閣寺北方の総合病院・第7病棟に、キツネ憑きの発作を起こす老女が入院してきた。

あなたは私のお父さん―浮気しようとした美女から突然告げられ、人事部長の梨田進は、三十年前に犯した過ちが、幸せな家庭を破壊しにかかってきたことを知る!最愛の妻と一人娘にとってはまさに青天の霹靂。

突然、衝撃の別れ話を妻から切り出され、顔面蒼白の志垣警部。

財界重鎮を襲う連続殺人! ホラーミステリー 瀬戸内海に財界の要人の死体が浮んだ。

男は十和田湖畔で、頭を丸坊主にされ唇には紅を塗られて殺されていた。

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。

心が読める超能力者として売り出し中の蓮台寺翠は、和久井刑事が小学生のときに想いを寄せた転校生。

夏の終わりの土曜日、捜査一課の志垣警部は、部下の和久井とともに富士登山に挑んだ。

黒い喪服の人々で埋めつくされた重役の葬儀の場に、よりによって純白のスーツを着て現れた課長の平松浩。

広告代理店の女子社員が舌を切りとられ、殺された。現場には「enma」の血文字が残されていた。

新社長就任の役員会を間近に控えた大手塗料メーカーの専務・真行寺右京に、一通の脅迫状が届いた。

大晦日、都内ホテルで男性が変死。身体に毒蛇の噛み痕。

二度結婚に失敗したが多額の慰謝料を得た戸山いずみは、再婚を前提に二人の男と交際する。

大脳が異常発達した小学生5人が信仰する最悪の宗教、それが「勉教」。その布教活動を、絶対に止めなければならない。

警視庁捜査一課の烏丸ひろみに届いた一通の招待状。差出人は「トリック卿」。

美人妻と二人の娘。ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎は充実した日々を送っていた…つもりだった。

日光東照宮で発生した洋弓の殺人。目を射抜かれた女子高生の真横には人気女優の姉。

ぼくは消える。決して探さないでくれ。

新橋の路地裏で男性の刺殺体が発見された。所持していた免許証の本籍地には「月影」の文字。

「殺人に殺意なし」「被害者こそが加害者」―親友の平田均が講師を務める女子大の犯罪研究会で、独自の着想を朝比奈耕作は語った。

八時ちょうどの「あずさ2号」で私は私はあなたから旅立ちます―狩人が歌う「あずさ2号」が大ヒットした1977年の4月、当時13歳だった朝比奈耕作少年は話題の特急「あずさ2号」に乗って旅に出た。

富士山麓に広がる青木ヶ原樹海。自殺の名所とよばれるこの場所で、左手のない首吊り死体が発見された。

金閣寺で、顔を金色に塗った女が死んでいる―思い出の古都を訪れた朝比奈耕作を、衝撃の事件が待ち受けていた。

銀色の牙をもった龍が次々と人を食い殺していく。夢とも現実ともつかぬ幼いころの血塗られた記憶。

私が死ねばよいと思っている人間が七人いる―その言葉を残し、老古代史学者の新藤英二郎は殺された。

大富豪の孫娘が、天城山中で射殺体となって発見。死体の右手に握られた『水曜、島に行く、宝島で待て』のメモ。

山頂から滑走してきたソリの上に、人間の首が!開校初日のスノーバード・スキー・スクールは大混乱に陥った。

こちら亀有探偵事務所 厚き人情と冴える推理！ 元警視庁刑事の小仏太郎は勤務中の接触事故の責任をとって退職、 東京下町の亀有に私立探偵事務所を開業した。

森には死を招く魔物が棲んでいるのか―― 東京・葛飾区亀有にある小仏探偵事務所を訪れた男性中学教師は、 教え子の女生徒との関係を知られたことで脅迫されているという。

「先生、大変です。小夜子が行方不明です」切迫した同僚秘書の電話が発端だった。

旅行作家茶屋次郎は仰天した。千曲川沿いの温泉宿に茶屋の名を騙る男が投宿、著書に署名をして配ったという。

小仏太郎探偵事務所に警視庁警部・安間からの電話が鳴った。

『この子をよろしくお願いします』夕闇の石狩川畔で、一枚の紙切れを握った二歳の捨て子の男児に遭遇したとき、旅行作家茶屋次郎の受難は始まった。

旅行作家・茶屋次郎は、歌舞伎町のホステスに人捜しを頼まれる。愛人だった境川大黒なる男が、忽然と失踪したのだという。

世界遺産の里で猟奇殺人。