大江戸温泉殺人事件
- 東京ドーム (4)
- 温泉殺人事件シリーズ (25)
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 | 2008年10月15日 大江戸温泉殺人事件 (講談社文庫) 志垣警部と和久井刑事が東京ドームで巨人‐阪神戦を楽しんだ夜、球場そばのスパリゾートを訪れた会社員が殺された。死体はユニフォーム姿で下着は着けず、なぜか左腕に二個の腕時計をはめていた。さらに第二の殺人は大阪で。転勤族の男たちが家族を裏切って求めた新しい愛の裏に、驚愕の罠が仕掛けられていた。 (「BOOK」データベースより) |
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大江戸温泉殺人事件の総合評価:
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| 「大江戸温泉殺人事件」ではなくて「ラクーア殺人事件」じゃないでしょうか？ 時計を二個はめていたことと、下着を着けていなかったことがなぞですが、 殺人事件の解決はどちらかというとあまりたいしたことない。 最初の殺人は、トリックもそれなりに組んでいるけど、2つ目の殺人、3つ目の殺人はやっつけ仕事だし。 （殺さなくても話の筋にぜんぜん関係ないような気もします、可哀想） ミステリーの味付けした、サラリーマン小説です。 推理小説好きな方にはおすすめしません。 | ||||
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| ~今回はタイトルがちょっと微妙に内容とずれている感じです。 『「巨人─阪神」殺人事件』と同じような野球ファンの心理と、 そして『［会社を休みましょう］殺人事件』『それは経費で落とそう』から連なる 単身赴任のサラリーマンの心理を描いたサラリーマン小説的な部分が 重要な役割を担っています。 とはいえ、もちろん探偵役（？）は志垣＆和久井刑~~事です。しかも温泉は東京ドームのとなりにある「ラクーア」がメインで、 一応「大江戸温泉」も推理の時には重要な役割をもつのですが、 どうも付け足しっぽい感じです。 こじつけるなら、「“大江戸＝東京”の温泉での殺人事件」ということになるでしょうか。~ | ||||
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| 昨年の阪神優勝を絡めた殺人事件を都内の、大江戸温泉とラクーア を絡めて書いている。 久しぶりの和久井の切れが良かった。 後半、犯人は誰だか推理できると思うが、作者の緻密な描写に改めて 感服。吉村作品初の広島のくだりが、地元ファンには嬉しかった。 | ||||
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