(短編)

5-1=4

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短編
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あらすじ

2002年07月31日 島久平名作選 5-1=4―本格ミステリコレクション〈5〉 (河出文庫)

喫茶店の中で男を射殺して逃げ去った犯人。意外なその行方とは(「街の殺人事件」)。白昼堂々、事務所で弁護士が殺害される。犯人は伝法探偵を含む五人の客の中に…(「5-1=4」)。元刑事で人情に厚い伝法義太郎探偵が、さまざまなトリックに挑む傑作事件簿、ついに刊行!幻の新聞連載中篇二作を加えた全18篇を一挙に収録。(「BOOK」データベースより)

評判

5-1=4の評価:

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No.1
(3pt)

幻の戦後作家 まとまらない魅力

戦後まもなく多数登場した推理作家には単行本にめぐまれなかった人が多いが、この島久平もその一人で、死後十数年を経て初の短編集である。お世辞にも流麗な作とはいいがたく、はっきり拙劣な心象を与えるものすらある。それでもなおかつ不思議な魅力があるのは、生真面目に謎解きの骨格を守る姿勢ではなく、妙にまとまらりきらない部分ゆえではないだろうか。それはシリーズ探偵伝法義太郎に端的だ。大柄ながら外見冴えず、不遜だったり卑屈だったり、腕っ節は強いが紳士的で、元刑事なのに犯人を法的に処罰することに関心がない。わけがわからないけど一読忘れがたい人物なのである。ボリューム的に窮屈でそっけない説明に追われる作品が多い中、オリジナルの歌謡曲が二度も登場しフルコーラスの詞が挿入されるのも何とも面白い。
島久平名作選 5-1=4―本格ミステリコレクション〈5〉 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 島久平名作選 5-1=4―本格ミステリコレクション〈5〉 (河出文庫)より
4309406394
No.0
(3pt)

幻の戦後作家 まとまらない魅力

戦後まもなく多数登場した推理作家には単行本にめぐまれなかった人が多いが、この島久平もその一人で、死後十数年を経て初の短編集である。
お世辞にも流麗な作とはいいがたく、はっきり拙劣な心象を与えるものすらある。それでもなおかつ不思議な魅力があるのは、生真面目に謎解きの骨格を守る姿勢ではなく、妙にまとまらりきらない部分ゆえではないだろうか。それはシリーズ探偵伝法義太郎に端的だ。大柄ながら外見冴えず、不遜だったり卑屈だったり、腕っ節は強いが紳士的で、元刑事なのに犯人を法的に処罰することに関心がない。わけがわからないけど一読忘れがたい人物なのである。ボリューム的に窮屈でそっけない説明に追われる作品が多い中、オリジナルの歌謡曲が二度も登場しフルコーラスの詞が挿入されるのも何とも面白い。
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