天使の跳躍
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あらすじ
「神に愛された天才」vs「人に愛された中年の星」知られざる将棋のタイトル戦を舞台に繰り広げられる、感動の人間ドラマ。恋愛小説の金字塔を立てた著者が開いた、新境地。40歳までタイトルを獲れなかった棋士は、引退まで無冠に終わるーー。それが才能と加齢による限界がもたらす、将棋界の残酷な歴史。田中一義は46歳。かつて5度もタイトル挑戦に敗れ、あと一歩で栄冠に届かなかった「悲運の棋士」。それでも諦めずにきた彼に奇跡が微笑み、念願のタイトル挑戦権を手に入れた。だが迎え撃つ相手は「令和の王」ーー源大河八冠。まだ一度もタイトル戦で敗れたことのない、全盛期の若き天才。それは誰もが絶望する、中年棋士のラストチャンスだった。家族と戦友、元天才の弟子との絆、初恋と、青春の残光……これまでの人生のすべてを星のごとく燃焼させる一義は、神の子に届くのか。熾烈な才能の世界と家族愛をみごとに描いた傑作。(「BOOK」データベースより)
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評判
天使の跳躍の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
天使の跳躍の総合評価:
6.80/10点 レビュー 5件。
感想一覧
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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「中年の星」と言われる主人公は実際の将棋界のとある人物をモデルにしたものだと思う。
八冠を独占する27歳の源棋士のモデルや、平成の時代に七冠を独占した上洲棋士も当然すぐに分かる。
本書は、実際の将棋界のことは忘れてフィクションとして読むと楽しめると思う。
我慢流、悲運の棋士、されど不倒、などのあだ名がつく田中一義。
弟子の面倒見もよく、盤解説でも人気はあるが、タイトルには縁がない。
何度負けても挫けず、努力を続ける40代半ばの棋士がタイトルに臨む戦いは手に汗握る内容だった。
無敗の王者に挑むため、自分が研究した形や、過去に仲間と考えた作戦をぶつけて王者をゆさぶるが、あと一歩及ばず崖っぷちに追い込まれる。
そんな田中に、同じ棋士たちが稽古をつけたり、応援したりという展開は田中の人柄や人望からくるものだと思う。
自分が優勢なときほど、手順を間違えたり、踏み外す恐怖があり、勝ちきることが難しい。
そんな中、田中の本当の強さが試される展開は最後まで楽しめた。
ただ、最後の将棋は他の展開と比べてあっさりし過ぎていたのがちょっと物足りなく感じた。