おかしな二人: 岡嶋二人盛衰記
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作品のネタバレがあるので、少しずつ作品を読み返しつつ、この本も読んでいった。 とても楽しい読書体験だった。 作者の大変さもわかる。 しかし、メールの文章のくどさとか執拗な責め方とかを読むにつけ、 これは相方の方も大変だっただろうな、と思わされる。 ある意味フェアな描き方かもしれない。 岡嶋二人という作者が好きだった。 でも終わるのが当然だったと、後期の作品とこの本を読んで納得できた。 読者が知り得なかった舞台裏を見せてくれたことに感謝しかない。 | ||||
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Very nice | ||||
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二十八回乱歩賞受賞者の岡嶋二人のひとりである井上夢人著作の、岡嶋二人の自伝(半分)。 そこにあるのは、井上夢人側から一方的に描かれた岡嶋二人の盛衰記。 徳山と井上のやりとりは書かれているが、徳山がメールの本文を転載することを拒否している部分がある。 そこにフェアさがあるとは言えないだろう。しかし、作家として表現をしたいという井上の動機は生臭くもあるが、面白い。 このような二人で一人としてやっていくからには、仕事の配分や分け前などがアンフェアになることもあるだろう。 解説の大沢在昌の恋愛小説風であるという指摘は言い得て妙だと思う。距離感が一方的故に、読者は井上の立ち位置に立ち、 徳山を井上の視界で捉えることとなる。それは井上が他者の目を意識しながら文章を紡ぐにあたり、徳山本人の言葉を引用できないので、 必要以上に徳山を持ち上げる必要があったからだろう。只でさえ生臭い題材を井上の恨み節だけで進んでしまってはその後の作家生命も危うい。 そんな計算も透けて見える作品ではあるが、推理小説を作り上げる際にアイディアをどのように出して、それをどう料理するかが、実際の作品をベースに行われているところがこの作品のハイライトだろう。 正直なところ、解散後に徳山が出てこない時点で、作家としてのパッケージ能力は井上に寄っていたのだろうし、井上のその後を見ると徳山のアイデアはかなりの部分を占めていたのだろうという通り一遍の結果が出てしまっている。 作品中でしっかりとそこも客観視されているところは、冷徹な目で自分人身を描くことができていて、良かったと思う。 タッグで書いている作家の自伝としては、それほど毒のあるものではないが、推理小説を書くための方法論のひとつとしては面白い。 | ||||
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推理小説の希代のヒットメーカーだった共作ユニット「岡嶋二人」の結成から解散までのてんまつを 片割れの井上夢人が綴ったもの。岡嶋二人の作品はどれでも抜群に面白かった。 バンドの物語のように「幸福な出会い」があって「つかの間の蜜月期」があって 最後はやはり、「ボロボロの別れ」がある。 それでも読後感が暗いものでないのは、 筆者が過去をいい方向に消化して書いているからだろう。 誰かと何かを共にすること、共に何かを作り出すこと。 その幸せと困難は、きっと誰でも経験のある事だと思います。 でも、追い求めてしまうんですよね(笑) | ||||
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タイトルの付け方もちょっと変わっているけれど。こういうセンスは好きかもしれない。映画のメイクアップみたいです。 | ||||
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