推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人

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長編
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あらすじ

2020年05月09日 推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

大学の室内楽サークルに所属するピアノ担当の三澤利佳と、バイオリン担当の葛原卯月は、名古屋港での記念式典に演奏ボランティアとして参加するため、横浜港から船に乗り込んだ。航行をともにするのは市の職員と、ボランティア市民たち。無事に演奏を成功させたその帰路、船上の密室でボランティアの一人が殺害されてしまう。いったい誰が、なぜ殺人を行なったのか……。ミステリー小説好きの卯月は、自分たちで犯人を突き止めようと推理をめぐらせて――。海上の“密室"で起きた殺人に、女子大生コンビが挑む!(「BOOK」データベースより)

評判

推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人の評価:

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推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人の総合評価:

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感想一覧

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No.1
(3pt)

悪くないけど、一歩足りない感じ。

まずミステリーとしてはフェアなほうだと思います。
船内でおきた殺人と船の外でおきていた事件が絡んでいてという設定は面白かったです。ただそれが偶然によるもので、あまり必然でなかったのが少し魅力にかけた気が。
ある意味現実的だとは思うのですが、日常の謎ではない殺人事件だから派手さをいれてもよかったかもしれません。
 基本は、ワトソン役の梨佳(表紙の黒髪の子)の視点で話が進みますが、時々刑事視点や犯人視点も入るコロンボ型というかコナンくん型なので、読者は謎をおいかけ、推理しやすい作りです。わかりにくい部分も、「調べていない」ことが明確なため、そこに推理の穴となる何かが隠されてているのだろうとも予測できます。
 トリックとしてはそこそこ面白かったです。海の上ということで、警察がすぐにこれない状況での誤魔化しとしてのものと考えられたもので、面白かったです(ただしミステリーファン読者としては予想はできる範囲)。

 単純なミステリーとしてだけでなく、二人組主人公の梨佳と卯月(表紙のピンクに染めた髪の子)の関係も描きたかったように思えましたが、今回は二人の関係を青春小説のようにそこまで掘り下げられず、あまり魅力的に描けなかったように思えます。
キャラものとしてはそこまで魅力があったとは言えないのですが、せっかくの音楽に特技をもつ大学生という設定ですし、ミステリーの探偵役として起用し続け、シリーズとして積み重ねれば、魅力をあげていける気がしないでもないかもしれません。
殺人事件中だとそこまで余裕があるシーンを出せないでしょうが、日常のなぞ系統だとキャラ重視の話もできるでしょうし。
 期待したほどではなかったですが、そこそこ楽しめたので、次回もっと面白くなっていることを期待したいくらいには、次回作を読んでみたい作家さんでした。
推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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