サリエルの命題
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種別
長編
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あらすじ
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評判
サリエルの命題の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
サリエルの命題の総合評価:
8.08/10点 レビュー 26件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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そして、日本や中国の少子高齢化の問題が語られる。本当に深刻で、このままでは日本の社会保障制度は持続できず、日本の財政は崩壊してしまう。
話は笠井に戻る。彼がCDCを去る準備をしていると、サリエルの研究データが流出したという知らせがあった。サリエルとは、笠井が行っていた研究である。しかも、そのデータは世界中のウイルス研究者が情報交換をするサイトに公開されていたという。
その情報を手に入れたのが、野原という日本のウイルス学者である。東大理学部を卒業した優秀な人物だったが、運やコネに恵まれず、助教のままキャリアを終えた。
そして野原はアメリカのある人物にそのデータを送って実際に会いに行った。その人物は、前立腺がんを患っていた。その結果起きたのは……。
こうなれば、この後の展開はだいたい予想がつく。すごいと思うのは、この小説が発行されたのが2019年6月だということである。まさに、予言の書といえるだろう。
著者の問題意識は、人間が長生きしすぎるようになったというところにある。解決策としては、例えば日本なら、高齢者の年齢が上がるにつれて医療費の自己負担額を上げるという考えがあるようだ。長生きしたければカネを出せ、ということだ。こんな考えが実現するとは思えないが、現状を変えなければならないのは明らかだ。それも、抜本的な改革が必要だろう。いろいろ考えさせられた。