体内兇器
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
体内兇器の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「密閉病室」の作者の本です。同じく医学サスペンス物で、読み出したら止まりません。本作でも主人公は使命感に燃える若き美貌の女医さんジーナです。恋人のFBI捜査官ジェリーの手助けを得ながら真実に迫り、クライマックスは不屈の闘志でもって、ピンチを自力で切り抜けます。 敵役は、彼なりのポリシーを持った優秀な天才外科医ラズラムです。彼のとった行動・犯した犯罪は非難されるべきながら、そこに至るまでのプロセスや根拠となる思想自体には、共感すべき点が非常にある。もし自分が彼の立場だったら、もしかしたら同じことをしたかもしれない・・。そんな気になるほどです。選挙民にアピールするためのスケープゴートにされ、言われなき冤罪に名誉も仕事も失いながら、「正義派我にある。」とばかりに反論一つしない潔癖なラズラム。しかし彼の娘にとっては、犯罪者の娘扱いは耐えられるものではなかった。娘の自殺。当の政治家たちは何の謝罪もなく、すっかり忘れて、のうのうと安逸をむさぼっている。憎しみを秘めた彼が選んだ復讐とは? 敵役の人物造形の確かさが、この作品の隠れた魅力かもしれませんね。 いかにも現役の医者らしい、最先端の医学情報を巧に使ったストーリー展開には、極めてリアリティーがあります。これは大当たりの小説でした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|