虚ろな十字架

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種別
長編
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あらすじ

2017年05月11日 虚ろな十字架 (光文社文庫)

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。(「BOOK」データベースより)

評判

虚ろな十字架の評価:

7.09/10点 レビュー 11件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.09pt

虚ろな十字架の総合評価:

7.82/10点 レビュー 190件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

虚ろな十字架の感想

「贖罪」と「寛怒」…東野氏の作品によく著されるテーマですね。今作も感慨深く読ませていただきました。人が人の命を奪うことの重みに向き合う時間をすごしました。
ちょうどこの週末、池袋暴走事故への有罪実刑判決が下されましたが、判決前に被害者遺族がSNS上でその心中を綴った文章で「誰かを憎む人生を終わりにさせて欲しい。妻子が愛していた私でいさせて欲しい。」といった内容が記されていたことを知りました。罪の十字架は加害者だけでなく被害者にも重くのし掛かって来るのです。
罪を背負わず生きる人間などいないと思います。誰もがただ生きるだけで、何がしらの十字架を背負っています。その中身は人により異なり、その重さは背負う人間にしか感じることはできません。「命を奪う」とい罪の重さを軽んじる人に、その罪の重みを知覚し、苦しみ贖罪へと導く方法があるとしたら、罪が罪であることを感じる心を人として生れたてそのときから育むことしかないのではというのが、私の結論なのですが、今の社会に、今の大人にそれが出来得るのか、疑問符を拭うことが出来ず、また混沌の思考のなかに堕ちて行ってしまいました…。
取りとめのない感想になってしまいましたが、ぜひオススメしたい作品でした。

はつえ
L7BVQMDY
No.1
(9pt)

虚ろな十字架の感想

殺人事件の加害者及び被害者家族の立場から、その罪と罰、そして死刑制度にまで、真摯に向き合ったかなり重めの作品です。
作者にも正解は出せなかったのか、意図的に出さなかったのか・・・実際回答は出されていないように思うのですが、そんな訳で、読了後、結構じわじわくる作品です。

娘を殺害された被害者側の夫婦である道正と小夜子。
中学生でありながら妊娠、出産、そして産まれてきた子供を出産後直ぐに殺害した加害者側である史也と沙織。
この2つの別の殺人事件を起点とした、被害者側、加害者側の関係者のその後の人生の対比がズシッときます。
被害者の側は女性(小夜子)、加害者の側は男性(史也)の方が、強くそして正しく生きているように描かれています。
そして、被害者側の男性(道正)は「静」、加害者側は女性(沙織)は「堕」
こう見てみると女性って両極端ですよね。壊れるか凶暴になるか(笑) 二人共壊れたという解釈もできそうですが。

私は小夜子の言動が理解できず不快でした。作者は意図的にそういう人間として描いていたようにも思えました。
そして史也には同情が向くようにも。
作者の回答はこれなのかな、とも少し思ってるんですけどね。
史也が罰せられる事は果たして正しいのでしょうかね。私にも分かりません。


梁山泊
MTNH2G0O

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.179
(4pt)

良い

良い
虚ろな十字架 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚ろな十字架 (光文社文庫)より
4334774660
No.178
(3pt)

うーん

こんなに上手く行く?って思う展開。
懲役とか死刑制度については考えさせられました。
町村のお父さんのキャラについてはもう少し書きようがあったようなと言いたい。
虚ろな十字架 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚ろな十字架 (光文社文庫)より
4334774660
No.177
(5pt)

商品付着

希望通りの商品。
虚ろな十字架 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚ろな十字架 (光文社文庫)より
4334774660
No.176
(3pt)

少し期待はずれ

盛り上がりに欠けました
虚ろな十字架 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚ろな十字架 (光文社文庫)より
4334774660
No.175
(4pt)

死刑については色々な意見があるんでしょうが

守られるべきは被害者遺族の気持ちであってほしいと思います
なので、死刑制度は賛成です
大切な人をなくしているのに、犯人が生きている、そんな現実は許せないし
死刑で犯人がいなくなることにより、次の被害者が生まれないということも大事な事実
犯人や加害者家族にも言い分や思いはあるのだろうが、身勝手な言い訳と不快な気分になる
また量刑の決まり方、裁判で争われている内容も遺族には腹立たしく納得できないだろうなと思う
加害者も、ほんとに反省・更生している人は少なそうだし、社会復帰も難しく悪循環もある
人を殺めてから償い、反省され、その後何人もの人を救っても、遺族の無念は消えない
厳罰に処して良いと思う、というのが自分の意見だなと思った
少し短絡的だなという設定もあるけれど、テーマは重く読みごたえはありました
虚ろな十字架 Amazon書評・レビュー: 虚ろな十字架より
4334929443

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