(短編集)
姫の竹、月の草 吉井堂謎解き暦
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浮穴みみの処女作だそうだ。それにしては、達者なものである。偉丈夫で豪快、それでいて繊細な心を持つ市井の学者の数馬と淑やかな手習い師匠の奈緒の兄妹。二人の兄妹愛を軸に幾つかの事件を描く連作短編。温かさを感じさせる物語だが、背後には幕末近くの不穏な空気も暗示されている。物語に和歌が散りばめられていて優雅なものだ。 | ||||
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謎解き暦にひかれ、購入したのですが、ちょっと違ったかな、と思います。 | ||||
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ストーリーを思い出すと。 幕末の動乱の時期、暦の改訂をめぐり、幕府と京が対立する。京のお公家の子供が、ゆえあって江戸で育てられ、その子供を京の親が狙う、といった、なかなかに波乱万丈の展開です。 しかし、読み終わっての印象からいうと、とても物静かなのです。 これが作者の持ち味なのでしょう。 物静かだからといってつまらないというわけではなく、むしろ、おもしろい。 まだまだ続くような雰囲気で第1巻が終わっているので、続編が出ているなら読みたかったのですが、単行本が2009年に出ているにもかかわらず、その後はないようです。 もしかすると、営業成績がいまひとつだったのかもしれません。 残念です。 はでなチャンバラものではありませんが、時代劇ファンのかたは、読んで損のない本です。 | ||||
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なかなか面白いと思います。 拝領屋敷から火事を出したためにお取潰しになってしまった旗本の兄妹が主人公。 父母も相次いで亡くし市井で私塾(寺子屋)を営みながら兄と妹がしっかりと生きています。 兄「数馬」は体格良く算術、天文学等の学問はもちろんのこと剣術にも長けており、妹「奈緒」は花の様に美しく塾に通う子供や長屋の人気者。 物語は奈緒の出自と生まれた時は男の特徴も備えていたらしい彼女の体を背景にしながら、幕府と朝廷の暦に纏わる主導権争い等を題材にしています。 ただ、奈緒の体についての表現やそれを彼女が気にかけながら生きている説明や行が果たして必要であったかは大いに疑問です。 その辺の行が無くとも十分物語は成立する筋立てではないかと個人的には思っております。 作品中に万葉集の和歌とその解説などがあり、女性作家らしい柔らかさがあります。 | ||||
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