疾風ロンド

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初版刊行(参考)
種別
長編
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8,390回
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6
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157
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あらすじ

2013年11月15日 疾風ロンド (実業之日本社文庫)

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。(「BOOK」データベースより)

評判

疾風ロンドの評価:

7.25/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.25pt

疾風ロンドの総合評価:

6.92/10点 レビュー 161件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

単純面白主義万歳!

文庫書き下ろしで刊行された本書はまたもやスキー(スノボ?)シーズンの雪山が舞台となる。そして主人公を務めるのは『白銀ジャック』でも登場した根津昇平と瀬利千晶の2人だ。

しかし彼ら2人が本格的に事件に乗り出すのは物語の中盤185ページごろだ。それまでは今回の物語の核である新種の炭疽菌『K-55』が盗まれた泰鵬大学医科学研究所の栗林とその中学生の息子秀人のコミカルな捜索劇が繰り広げられる。

そう、本書は細菌テロという重いテーマを持ちながらも、雰囲気は軽妙でコミカルな装いで物語は進む。

まず新種の炭疽菌『K-55』の名自体が作者の名前をもじっていることからも深刻さを避けようとしているのが明白だろう。

しかし構成は単純ながらもさすがはベテラン作家東野氏、ストーリーに様々な要素を織り込んでいる。

まず脅迫者が事故死したことで『K-55』の隠し場所が解らなくなるというツイストもなかなかだ―ディーヴァーの『悪魔の涙』に成り行きが似ているという声もあろうが―。
さらに必死になって不祥事を揉み消そうと躍起になる東郷&栗林のコンビとは別に『K-55』を先に手に入れて3億円どころかそれ以上の身代金を請求しようと企む研究員、折口真奈美という第3の影。

そして捜索に同行させた栗林の息子秀人が現地で知り合う地元の中学生山崎育美の同級生高野一家に降りかかったインフルエンザで亡くなった妹の死に絡む母親の昏い情念と、コミカルながらも不穏な要素をきちんと用意している。
いやあ、いい仕事してますわ、東野氏は。

そしてそれらがきちんとクライマックスに向けて二転三転するストーリー展開に寄与していくのだから凄い。単に思わせぶりなエピソードに終わらず、それぞれがそれぞれの事情で正体も知らずに『K-55』の争奪に関わり、利用しようとする。
どうにか被害が広がらないように『K-55』を隠密裏に回収したい栗林。『K-55』を手に入れて脅迫金をせしめて大金を手に入れようと企む折口姉弟。妹の死に悲嘆にくれる母親を改心させようと自分のクラスに再び重病者を出して後悔させようとする高野裕紀。
正体を知っている者たちの思惑と知らない者たちの思惑が交錯して、クライマックスではスキーヤーとスノーボーダーの滑走しながらの一騎討ちといった活劇も織り込んで最後の最後まで息をつかせないノンストップエンタテインメント小説に仕上がっている。

さらには栗林が中学生の息子とのぎくしゃくしていた関係が事件を通じて次第にお互いに理解を深め合っていくといった、思春期を迎えた子供とのコミュニケーションに困っている親子がスキー、スノーボードを通じて親子の絆が深まるといった温まるエピソードまで加味されており全くそつがない。

正直これだけの物語を文庫書き下ろしで出す東野氏のサーヴィス精神に驚くばかりだ。

恐らくおっさんスノーボーダー東野圭吾は経営難で苦しんでいる日本中のスキー場を救わんととにもかくにも爽快で軽快な物語を愉しんでもらいたいという思いで本書を著し、そして多くの人に手に取ってもらうために文庫書き下ろしという形での発刊を選んだに違いない。

従って本書は徹底的に娯楽に徹したエンタテインメント小説である。難しいことは考える必要は全くない。
従来の東野作品の読者ならばこの単純さが、ベストセラー作家の走り書きとか、ストーリーに厚みがなくて物足りないなどとのたまうかもしれないが、単純面白主義の何が悪いと開き直って読むのが吉だ。
逆にこれだけウィンタースポーツとしてのスキー、スノーボードの疾走感やスキー場の臨場感も行間から滲み出てくるような躍動感に満ちていることをきちんと気付いてもらいたい。読みやすいが故にこの辺の技術の高さが軽んじられているのが東野圭吾氏の長所であり短所でもある。

普段読書をしない人たちに「何か面白い本、ない?」と訊かれたら、今はこの本を勧めるだろう。そして『白銀ジャック』に続いてドラマ化されてもおかしくないくらい映像化に向いている。

こうやって東野圭吾氏の読者が増えていくわけだが、それも仕方がないと納得せざるを得ないリーダビリティに満ちた作品だった。

Tetchy
WHOKS60S
No.4
(7pt)

疾風ロンドの感想

早く読める

はあひい
S8NNOKSV
No.3
(7pt)

疾風ロンドの感想

スノボしたくなった。個人的にこの作品もテンポよく読めた

呑んだくれ
P3S7II56
No.2
(7pt)

疾風ロンドの感想

面白いことは面白いが、ウィンタースポーツのゴリ押し感が強い為、興ざめした感じがあった。展開も読みやすい気がした。

ビッケ
K1LY4PU3
No.1
(8pt)

疾風ロンドの感想

かる~い感じでサクサク読めました。前回の白銀ジャックの続編だったのですが、単独で読んでも充分面白いと思います。
ちょっとした2時間サスペンスみたいな内容ですが、雪山が好きな人達にとっては、なかなか楽しめるのではないでしょうか。

マグル
ZH9M7YFR

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.153
(4pt)

どんでん返し

ハラハラ、ドキドキ。見つけられるのか。
最後の息子。最高
疾風ロンド Amazon書評・レビュー: 疾風ロンドより
4408536601
No.152
(4pt)

どんでん返し

ハラハラ、ドキドキ。見つけられるのか。
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疾風ロンド (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 疾風ロンド (実業之日本社文庫)より
4408551481
No.151
(1pt)

疾走感のタイトル詐欺

文章は読みやすいのですが、全体的に嘘っぽく感じてしまい、内容にまるで緊迫感がない事からガッカリしてしまいました。

•炭疽菌漏れたなんてえらい事なのに、オッサン達に緊張感無さすぎる
•一体誰が主人公なのか正直分からないくらいに周りのキャラが立ちすぎている
•敵も妙にだらし無い
•↑総括すると全体的にリアル感に欠ける

と、気になり出したら全部気になってしまって…。こんな感じならある程度ギャグ調にもっと振り切っていたら、普通にゲラゲラ笑って楽しめただろうに、どうも中途半端な感じが惜しく感じました(話の大筋自体は面白かっただけに、非常に勿体無いと思います)。

高評価は多いですが、私には合わなかったです。
疾風ロンド Amazon書評・レビュー: 疾風ロンドより
4408536601
No.150
(1pt)

疾走感のタイトル詐欺

文章は読みやすいのですが、全体的に嘘っぽく感じてしまい、内容にまるで緊迫感がない事からガッカリしてしまいました。

•炭疽菌漏れたなんてえらい事なのに、オッサン達に緊張感無さすぎる
•一体誰が主人公なのか正直分からないくらいに周りのキャラが立ちすぎている
•敵も妙にだらし無い
•↑総括すると全体的にリアル感に欠ける

と、気になり出したら全部気になってしまって…。こんな感じならある程度ギャグ調にもっと振り切っていたら、普通にゲラゲラ笑って楽しめただろうに、どうも中途半端な感じが惜しく感じました(話の大筋自体は面白かっただけに、非常に勿体無いと思います)。

高評価は多いですが、私には合わなかったです。
疾風ロンド (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 疾風ロンド (実業之日本社文庫)より
4408551481
No.149
(3pt)

面白かったです。

前評判通り二転三転する物語展開に目が離せない一方で、あっけない結末には物足りなさが残った。
疾風ロンド Amazon書評・レビュー: 疾風ロンドより
4408536601

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