縄文の家殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿
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縄文文化と弥生以降の文化がいっしょになるって…なんて思いながら引き込まれていました。これまで殺人事件ばかりでしたが、それはそれでおもしろいのですが、不思議な事件に巻き込まれ、解決する月村弘平がいてもいいかな、とも思いました。これからも月村弘平の事件簿を応援します。 | ||||
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2011年に出た『東海道五十三次殺人事件』の続編。「歴史探偵・月村弘平の事件簿」シリーズの第2弾だ。出版社は実業之日本社から大和書房に変わっている。 『東海道五十三次殺人事件』が明らかな失敗作だっただけに、続編が出たのには驚いた。 時代小説家の風野さんが取り組む現代ミステリである。 密室ものなのだが、真相は最悪なもの。これはやっちゃダメだろう。 文体、キャラクター、台詞回しなどは時代小説の雰囲気そのまま。ファンにとっては嬉しいかも知れない。 ただ、現代を舞台にしてしまうとイマイチ味わいが乏しいように思う。 もう現代物は手がけるべきではないだろう。 | ||||
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第一弾『東海道五十三次殺人事件』はだいぶ前に新書で出たもの。古代史ライターの月村、恋人で女性刑事の夕湖をメインに、わりあい社会性の強い謎を解くものでしたが、文庫に直り、さらにその第二弾です。 殺人自体のグロテスク性がなくなり、著者独特のユーモラスなトーンと、ゆるいようでさわやかなキャラクターの絡みが、全体をおおって、楽しくじっくりと読むことができました。時代小説のときよりも、書き込みの密度が高く、心地よい緊張感があります。 モチーフは、縄文時代と弥生時代を架橋するかのような、埴輪土偶の発見。「キティちゃんのかぶりものみたい」と作中にあるような、土偶が埴輪をかぶったようなふしぎな置物。これが年代測定で、土偶の時代つまり縄文時代のものとされたということで、古代史研究家が著書をものし、その出版記念会の夜に殺されてしまいます。 学説をめぐる論争か? 事件は縄文時代人を標榜する一家の次男が殺され、さらに不思議な迷路に迷いこみいます。 密室殺人ではありますが、それを含めて犯罪トリックを追求する作品ではなく、古代史のロマンと、それを現代に生きるひとたちの、より大きな心情のからくりにせまる謎解きというべきでしょうか。大らかな後味、情味の濃い、そして心地よい物語の風が吹いています。特にこの埴輪土偶の正体・・・。 月村と夕湖のつかず離れずの関係もよく、たまに悋気を見せる夕湖、もうひとりのヒロインに対しても恬淡とした月村、ちょっと「妻はくの一」のふたりを思わせます。 この作品にも、チェットという猫が登場、月村のそばでいい味を出しています。 ひとつだけ残念だったのは柔道の猛者の刑事、大滝の出番がほとんどなかったこと。 次作での活躍を楽しみにしています。 このシリーズ、しっかりと腰が据わった始動態勢に期待大です。 | ||||
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