パンドラの火花

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種別
長編
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あらすじ

2008年01月29日 パンドラの火花 (新潮文庫)

死刑制度廃止。そのとき、政府が扱いあぐねたのは、すでに判決が確定していた死刑囚たちだったが…。十六歳で家族六人をみな殺しにした横尾友也も、今や五十代の死刑囚。彼に更生の余地ありとする政府は、刑の執行停止を交換条件に、「ある人物」を説得して、その凶行を未然に防ぐことを命じた。果たして、罪とは償えるものなのか?罪と罰の根源を問うクライム・サスペンス。(「BOOK」データベースより)

評判

パンドラの火花の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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パンドラの火花の総合評価:

6.67/10点 レビュー 9件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.9
(5pt)

面白かったそうです

子供に頼まれ購入。一気に読んだそうでおもしろかったようです。
パンドラの火花 Amazon書評・レビュー: パンドラの火花より
4104431028
No.8
(5pt)

面白かったそうです

子供に頼まれ購入。一気に読んだそうでおもしろかったようです。
パンドラの火花 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パンドラの火花 (新潮文庫)より
4101165629
No.7
(5pt)

この作品は好き

 誰もが思い描く、タイムトラベルの話だが、始まり方が良かった。それは、東京拘置所の中からそして、主人公は死刑囚なのである。松木という男からこう告げられる。「つまり、時空移動によって、今から三十五年前の十六歳のあなた自身に会い、説得し、自分の犯罪の罪の実行を食い止めるか、もしくはその権利を放棄し・・・死刑の執行を受け入れるか、これら二者のうちどちらかを選択せよ、ということです」
 時空監視官十七番の付き添いで、タイムトラベル後早速若い頃の自分と話した。彼は何より、人としての交流を予感させないほどに、眼が死んでいる。心の腐りようは想像以上だ。しかし彼の気持ちはわかっていた、自分自身なのだから。私は、粘り強く説得した。人を殺して後悔していること、もっと広い世界があることを。しかし彼は、上の空だった。左手が耳たぶから離れようとしない。私は、急速に冷めた。・・・無理だ。こいつは裏切る。私は、彼をナイフで刺した。だが、ナイフは、まだ刃の半分を外気に曝していた。刃先が丸いことを抜きにしても、自分ではそれなりの力を込めたつもりだったのだが、知らぬ間に手加減をしたのか。私は、この三十年以上の年月は無駄ではなかったことを漠然と思った。あの時と違い、抑制が働いたのは、少しはまともな人間になったことの証明だ。
 この小説の構成も内容も素晴らしい。死刑囚による短編物語の3話で構成され、最後には大きな線で時空を繋げてきた。アイデア自体は、単純であるがこの構成には驚かされた。最後は、タイムトラベルの矛盾点を感じたが、十九番の生きる目的みたいなものがかっこよくみえた。
パンドラの火花 Amazon書評・レビュー: パンドラの火花より
4104431028
No.6
(5pt)

この作品は好き

 誰もが思い描く、タイムトラベルの話だが、始まり方が良かった。それは、東京拘置所の中からそして、主人公は死刑囚なのである。松木という男からこう告げられる。「つまり、時空移動によって、今から三十五年前の十六歳のあなた自身に会い、説得し、自分の犯罪の罪の実行を食い止めるか、もしくはその権利を放棄し・・・死刑の執行を受け入れるか、これら二者のうちどちらかを選択せよ、ということです」
 時空監視官十七番の付き添いで、タイムトラベル後早速若い頃の自分と話した。彼は何より、人としての交流を予感させないほどに、眼が死んでいる。心の腐りようは想像以上だ。しかし彼の気持ちはわかっていた、自分自身なのだから。私は、粘り強く説得した。人を殺して後悔していること、もっと広い世界があることを。しかし彼は、上の空だった。左手が耳たぶから離れようとしない。私は、急速に冷めた。・・・無理だ。こいつは裏切る。私は、彼をナイフで刺した。だが、ナイフは、まだ刃の半分を外気に曝していた。刃先が丸いことを抜きにしても、自分ではそれなりの力を込めたつもりだったのだが、知らぬ間に手加減をしたのか。私は、この三十年以上の年月は無駄ではなかったことを漠然と思った。あの時と違い、抑制が働いたのは、少しはまともな人間になったことの証明だ。
 この小説の構成も内容も素晴らしい。死刑囚による短編物語の3話で構成され、最後には大きな線で時空を繋げてきた。アイデア自体は、単純であるがこの構成には驚かされた。最後は、タイムトラベルの矛盾点を感じたが、十九番の生きる目的みたいなものがかっこよくみえた。
パンドラの火花 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パンドラの火花 (新潮文庫)より
4101165629
No.5
(4pt)

単独でも読めるが、ぜひ他の作品と一緒に

 この本から黒武作品に入る方は、星は三つぐらいだと思うかもしれない。
 さて、過去に戻ってどこかを変えられたら、というのはいろいろなバージョンで嫌というほど考えたテーマだが、「自分」を説得するというのは、私の場合完璧に考えの外だったので新鮮だった。そういう意味では、認めるのはすごく嫌だが、すべてを周りのせいにするガキと大して差はないのかもしれない。
 それにしても、この著者の「世間にはびこるどうしようもないガキ」に対する筆の容赦のなさは相変わらずで、その痛快さは「粛清の扉」のときと何ら変わらない。
 デビュー作があまりにも鮮烈だったので、1冊の本として物足りないのは事実だが、本作と「メロス・レヴェル」、すべてどこかでつながるようになっている気配があるので、「そして粛清の扉を」がお気に召した方は一応読んでおいた方がいいと思う。
 
パンドラの火花 Amazon書評・レビュー: パンドラの火花より
4104431028

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